第75話 ディナーの後
ブルーノたちはレストランで食事をする。彼のおごりになるが、これまで忙しく報酬を使う機会が無かったため、財布は傷まない。
彼は3人に気前よく振る舞う。リリアーヌがブルーノに言う。
「おじさん、気前がいいのね。」「そろそろおじさんはやめてくれないか、まだ20歳になったばかりだ。」
「ルイーズより若いのね。」「俺はブリュノやクルトより年下だ。」
「それじゃあ、お兄さんと呼ぶわね。」「勝手にしてくれ。」
4人は食事を終えるとレストランを出て、基地に向かって歩く。すでに日は暮れて、夜のとばりが下りている。
通りは車の通行は少なく、他に歩いている人もいない。
しばらく歩くと通りの影から若者が3人出てくる。ブルーノたちは無視して通り過ぎようとするが、3人は前に立ちふさがる。
ブルーノたちの後ろにもいつの間にか若者が3人立ちふさがっている。一番背の高い若者がリリアーヌとクリスタを値踏みしながらブルーノに言う。
「おにいさん、いい子連れているじゃないか、俺たちに貸してくれよ。」「俺はこの子達の保護者なんでね。よそを当たってくれ。」
「いい気になるなよ。」
若者が右手でブルーノに殴り掛かる。ブルーノはかわすと若者の右腕を取りねじ上げると「ゴキッ」と音を立てる。
若者は痛みに悶絶する。他の若者が激高して拳銃を抜く。
「てめえ。死ね。」
若者の拳銃を持った手がはじける。
「いてええ~」
若者は右手から血を流しながら転げまわる。アウレールが魔弾を撃ったのだ。ブルーノとクリスタは拳銃を抜くと残った若者の足を撃つ。
リリアーヌは戦い慣れている3人を興味深そうに見ている。
若者たちは冷や汗を流し足を引きずりながら逃げていく。ブルーノは、殴りかかってきた若者と拳銃を抜いた若者を捕まえ警察に突き出す。
警察によると彼らはストリートギャングで住民は夜、通りを歩かないと教えられる。
ブルーノたちは、警察の車両でパリ軍基地へ送られる。
ブルーノたちがストリートギャングに襲われたことは、すぐにクルトとブリュノの耳に入る。ブルーノは2人に突き上げを食らう。
「何を考えているんですか。団長自ら危険なところに行ってどうするんです。」「子供だって知っていることですよ。」
「いや、無事だったんだから。」「レストランからなんでタクシーに乗らないんですか。」「済まない。」
ブルーノは外出する時、クルトとブリュノの許可をることになる。




