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再生の星のアウレール  作者: ぽとりひょん
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第49話 シミュレーションモードの対戦

 ブルーノたちが見守る中、空中戦闘艦セレーネと空中輸送艦の乗員が降りてくる。彼らはコリンナと話すとブルーノに挨拶する。

 そして、彼らは最初にセレーネの格納庫へ案内する。そこにはワルカに似たグレーの人型ロボットが3機ある。彼らは説明する。

 「これはクリスと言うフレイムランドで作られたロボットです。皆さんのワルカに似ていると思いますが、同じフレームシリーズになります。」

 「パイロットを希望の方は適性を見ますので、こちらへ来てください。」

クリスタが手を上げて前に出る。

 「私がやります。」

すると大半の団員が希望して前に出る。クリスの起動テストをするとクリスタが一番優れた数値を出す。

 パイロット候補に6人選出される。クリスタも選出されている。

 選ばれなかった団員は他へ移動するが、アウレールとカイ、ロアは格納庫に残る。

 カイとロアは新しいおもちゃを与えられた子供のように機嫌がいい。

 6人は、クリスのシミュレーションモードで立ってみることにする。クリスタは初めてですでに歩くどころか走ったり飛んだりしている。

 乗員はクリスタの適正に驚く。クリスタはワルカのシミュレーションモードで訓練しており、一通りのことはできるようになっていた。

 乗員は、アウレールにワルカを格納庫へ持ってくるように頼む。彼は、クリスタをアウレールのワルカとシミュレーションの対戦を試そうとする。

 アウレールがワルカを格納庫に運び込むとクリスタの乗るクリスとワルカはリンクしてシミュレーションモードになる。

 クリスタのクリスにはスクリーンには都市の中が表示される。そしてワルカは敵機として表示される。武装はライフルと盾である。

 彼女は素早く動こうとするがクリスの動きが重い。ワルカがライフルをロックオンしようとして、クリスはビルを盾に隠れる。ワルカはビル越しにビームバルカン砲を撃つ。

 クリスは危うく避けて、ビル越しにライフルを撃つがそこにはワルカはいない。クリスタはすぐに移動しようとするがクリスの反応が悪い。ワルカはビルの屋上からクリスをロックオンする。

 判定は大破でクリスタの負けである。クリスタは文句を言う。

 「この子、動きが鈍いよ。アウレール、ワルカと変わって。」「分かった。」

今度は、アウレールがクリスにクリスタがワルカに乗る。そして、シミュレーションモードの対戦が始まる。ステージは先と同じ都市の中である。クリスは突然、左へ走る。

 クリスのいたところをライフルのエネルギーが貫く。アウレールは、クリスの動きが鈍いと感じる。クリスは、地面すれすれに飛び、ワルカの後ろに回り込む。そして、盾に内蔵されているビームバルカン砲を掃射する。

 ワルカは気づき飛び上がるとライフルを撃つ。クリスは盾で斜めに受けてショックを和らげる。判定は軽微の損傷である。クリスは左に走りながら盾に内蔵されたビームバルカン砲を掃射する。

 ワルカは左に飛びかわしながらライフルで狙いをつける。ロックオンする寸前、クリスが飛び上がり、ライフルでワルカをロックオンする。判定はワルカの大破である。

 乗員は2人の腕前に舌を巻く。クリスタはふくれてワルカから出てくる。

 「また、負けた。」「仕方ないよ、俺は実戦をこなしているんだから。」

 「クリス、反応悪いでしょ。」「確かに動きが鈍いな。」

ロアが説明する。

 「クリスはーセカンドフレームと言ってーシンクロ率が60パーセントまでに制限されーてます。制限を取り省けば動きが良くなりまーす。」「ロア博士やめてください。他の人が乗れなくなります。」

 「このクリスをークリスタ専用とすればーよいです。」「そうですが・・・」

 「さっそーく、取り掛かりまーすね。」「ちょっと待ってください。」

ロアは乗員を無視して作業に取り掛かる。


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