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再生の星のアウレール  作者: ぽとりひょん
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第43話 ジャックラビット殲滅作戦前夜

 ハンティング・ウルブズの装甲車がすべてタウンズビル軍基地に戻るとブルーノとクルトは情報を集めて相談する。クルトが声を震わせて言う。

 「第1方面軍が野盗とつるんでいるとは・・・」「証拠の会話の音声もあるんだから逃れようはないよ。」

 「それもジャックラビットが出てくるとは思いませんでした。」「大物だよな。懸賞金がかかっていたと思うぞ。」

 「かかってますよ。被害はいくつかの都市に及んでいます。」「根城は攻めづらいな。見通しのいい丘の上では気づかれずに近づけないぞ。」

 「もう、2両装甲車の改造が終わったら7両の装甲車で攻められます。」「ガントはどうする。」

 「なるべくパイロットに乗られないようにけん制しましょう。ワルカにも攻撃と同時に飛んで来てもらいましょう。」「アウレールは空中戦をやったことが無いぞ。」

 「彼の才能に期待しましょう。」「仕方ない。装甲車のステルススクリーンで奇襲して、同時にワルカにガントとウオーカーに対処してもらうことでいいな。」

ブルーノは、アルミン司令官に得た情報を持っていく。アルミンは第1方面軍と野盗の関係を知り驚く。ブルーノは言う。

 「俺たちは、用意が出来次第、ジャックラビットの根城を攻撃します。」「どうやって、あの根城を攻略するのですか。」

 「装甲車7両で奇襲をして、ワルカでガントとウオーカーを仕留めます。」「レーザー砲搭載車両は使わないのか。」

 「今回は使いません。」「なら、レーザー砲搭載車両3両と人員を貸してくれ。」

 「どうするんですか。」「第1方面軍へ行って、エッケハルト大尉を拘束する。」

 「分かりましたが、応援に駆け付けられるように俺たちがジャックラビットを壊滅させてからにしてください。」

一方クルトはアウレールと話す。

 「次の仕事で野盗を討伐することになるが、ワルカで飛ぶことはできるか。」「シミュレーションでは何度も飛んでいますが実際に飛んだのは本隊と戦った時、岩山を飛び越えただけです。」

 「先ほどブルーノとの話で奇襲をかけることになったが野盗にガントとウオーカーがいるから、作戦開始と同時に飛んで来てもらいたい。」「分かりました。今から飛んでみます。」

アウレールはワルカに乗ると空中に飛び上がる。一瞬のことである。ワルカは上空50メートル位の所を浮いている。そして基地の周りを飛び始める。

 クルトはそれを見て、これはいけると感じる。

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