第33話 初依頼
エリア29のハンティング・ウルブズにタウンズビル軍のアルミン司令官から手紙が来る。手紙はハンティング・ウルブズの団長への招待状である。
ブルーノは、クルトに聞く。
「なんで俺に司令官から招待状が来るんだ。」「司令官はあなたの人となりを見定めたいのでしょう。」
「そんな必要があるのか。」「おそらく司令官には自分が動かせる軍が無いため、ハンティング・ウルブズを代わりに動かしたいはずです。」
「ならば仕事の依頼をすればいい。」「問題はハンティング・ウルブズがどんな組織かわからないことです。住民に危害や略奪があってはなりません。」
「俺たちがそんなことするわけないだろ。」「司令官はそれを知りたいのです。」
「クルト、最初の仕事は新司令官からの依頼になると言っていたよな。」「はい。その通りです。」
「なら依頼の内容もわかるな。」「おそらく、どこかの方面軍の討伐になると思います。」
「なぜだ。」「第4以外の方面軍は徴税の時、上前を撥ねていました。司令官は徴税を禁止する。方面軍は反発するということです。」
「それなら住民のために戦えるな。」「ハンティング・ウルブズの初仕事にふさわしいでしょう。」
「分かった。司令官に会おう。」
ブルーノは装甲車でタウンズビル軍基地に向かう。今回は司令官の招待状があるので堂々と基地に入れる。
ブルーノと部下は、司令官の部屋へ案内される。途中、携帯武器を取り上げられることはなかった。
彼は意外に思うとともに不用心か信用されているのかと思う。彼らは司令官の部屋に通される。
「新しく司令官に任命されたアルミン・キュッテルです。自警団の活躍の話は伺っています。」「ハンティング・ウルブズ団長のブルーノ・ハルトマンです。お会いできて光栄です。」
「傭兵団ハンティング・ウルブズを設立されたそうですがどうしてですか。」「司令官が代わって自警団が不要となると判断したからです。」
「では、食い詰めて傭兵団の鞍替えしたのではないのですね。」「はい。」
「私は、あなた方に仕事を依頼するか考えているところです。」「方面軍の討伐ですか。」
「その通りです。住民に危害や略奪が無く。内戦にならないようにしたいのです。」「分かりました。エリア内での戦闘は避けることにします。短期に制圧できると思います。」
「・・・いわれる通りに行くのですか。」「主戦力をおびき出して叩きます。戦闘をエリアの外で行います。」
「もし立てこもった時はどうしますか。」「ワルカで本拠地を急襲して指揮官を拘束します。」
「分かりました。あなた方にお願いしましょう。依頼は第2方面軍の討伐です。」「お受けします。第2方面軍の所在と本拠地の図面をお願いします。」
ブルーノは、ハンティング・ウルブズの初仕事を受ける。




