表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
再生の星のアウレール  作者: ぽとりひょん
2/256

第2話 港湾都市タウンズビル

 オーストラリア大陸のタウンズビルは、人類が復活していく中で復活した都市の1つである。

 タウンズビルは32のエリアを持つ港湾都市で、畜産を主にした農業と養殖の水産加工がおこなわれている。

 軍は元軍人のダーグ・ヘーグバリが指揮しており、軍用車が主な戦力であるが軍用ヘリと2機のガントを所有している。

 ダーグは、各エリアから野盗からエリアを守っているという理由で独自に徴税を行っている。

 各エリアは反発するが相手は武力を持っているので逆らえずにいる。この件は市長もやりすぎだとダーグに申し入れをするが逆に脅される結果となる。

 28エリアから32エリアでは都市から離れた僻地にあり軍の力も及びづらい状況にあり、自衛のため合同で自警団を持っている。

 自警団は都市からは認められていなかったが、黙認する状態にあった。自警団は、ブルーノ・ハルトマンという若者が立ち上げ指揮をしている。

 ブルーノは29エリアの出身で自警団の本部も29エリアにある。

 29エリアは荒れた丘を牧草地に変えたエリアで牧畜を仕事にしている。

 13歳のアウレール・へリングが午前中の授業が終わると教室を飛び出そうとする。

 それを幼馴染のクリスタ・ランセルが呼び止める。

 「アウレール、午後はお父さんの仕事の手伝いでしょ。」「俺は自警団に入るからブルーノ兄貴の所に行くよ。」

 「ブルーノ兄さんの邪魔をするだけよ。」「クリスタも来るんだろ。」

 「怒られるわよ。」「いつものことさ。」

授業が終わったアウレールとクリスタは自警団の事務所に向かって走って行く。アウレールは事務所に入るとブルーノに声をかける。

 「兄貴、警戒に連れて行ってよ。」「自警団は子供の遊び場ではないぞ。手伝いはどうしたんだ。」

 「知らないよ。」「どやされるのは俺なんだぞ。」

ブルーノは学校へ行っていたころは、子供たちの兄役だった。今でも子供たちから兄貴と呼ばれている。

 自警団員のコンラートがブルーノに言う。

 「そろそろ警戒に行く時間だぞ。」「俺も連れて行って。」

 「子供は留守番だ。」「コンラートのケチ。」

オペレータのヨハンがアウレールに言う。

 「君たちはここで留守番だ。」「・・・早く自警団に入りたいのに」

ブルーノたちは装甲車に乗って警戒に出る。彼らは28エリアから32エリアを警戒して廻っている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ