第196話 エリク対ガント隊長
エリクたちクリス隊は東京軍基地の生き残ったガントを相手にする。最初、ガントは逃げる一方で戦いにならなかった。
ガントたちは応援が駆け付けることを待っていた。しかし、到着したのはガントが3機と軍用ヘリ5機だけでとても挟撃をできる数ではなかった。
肝心の応援の部隊もエレク3機に易々と落とされてしまう。ガントの隊長は反撃に出ることにする。
「各員、これより反撃に転じる。1機でも多く落としてくれ。」「了解。」
10機のガントが5機のクリスに立ち向かう。10機のガントは散開して機銃を掃射する。クリスは余裕でかわす。エリクは指示を出しているガントを探す。
リリアーヌがガントの中で動きの遅いものを見つけてライフルで撃つ。ライフルのエネルギーはガントのコックピットに穴を開ける。
ルイーズがライフルに魔力を乗せてガントを狙い撃つ。ガントは素早く射線から移動して避けた。しかし、魔力によって増幅されたライフルのエネルギーは避けたはずのガントを捕えて高熱でガントを爆発させる。
ガントの隊長は新たに指示を出す。
「2機で組んで後ろをとれ。」「了解。」
この時エリクは隊長機を見分ける。エリクはライフルで隊長機を狙撃する。ライフルのエネルギーは隊長機の機銃をかすめて機銃を破壊する。隊長は、相方のガントに指示する。
「俺がおとりになるから、お前が落とせ。推進器を狙え。」「それでは隊長が・・・」「始めるぞ。」
隊長機は得物を剣に持ち代えるとエリクのクリスに突っ込んで行く。エリクは胸部の機銃に魔力を乗せて掃射する。
ガントの装甲は機銃の弾丸をはじくはずだったが、魔力で強化された弾丸はガントの装甲を紙のように貫き、隊長機をハチの巣にする。
エリクはさらに振りむきながらライフルを三連射する。1発が後ろに回り込もうとしていたガントに命中する。ガントは胸部を撃ち抜かれて落ちていく。




