第188話 ブルーノの結婚
ハンティング・ウルブズでは、アウレール、クリスタ、デニスの代わりのパイロット、アロイス・ジーベル、ヨルン・アーベル、エーリック・ギレスがエレクに搭乗することになった。
アロイスたち3人はトニーの口利きで入ってきている。ブルーノはリーダーのエリクに3人について聞く。
「彼らの腕前はどうだ。」「3人ともどこかで実戦を経験しているかもそれません。すぐにでも実戦に使えますよ。」
「そうか、アウレールの穴を埋めれそうか。」「彼は特別ですよ。3人合わせてもアウレールの穴は埋めれません。」
ブルーノはアウレールに頼ってきたことを実感する。エリクがブルーノに言う。
「それより、結婚の準備は進んでいるのですか。」「エリク、君に言われたくないな。ルイーズにプロポーズはしたのか。」
「それがその・・・恥ずかしくて。」「俺だって勇気を振り絞ったんだぞ。」
「あんたたちはラブラブだったでしょ。」「そうか、隠していたんだが。」
「たくさんの団員が泣いたんですよ。」「コリンナはきれいだからなー」
エリクはのろける時間があったら、今のうちに結婚しろと思う。ブルーノとコリンナはそれから2週間後、結婚する。団員とエリア29のみんなが祝福する。
しかし、ブルーノを慕ってくれたアウレールとクリスタはいない。ブルーノは彼らにもいて欲しかったと思う。
「ブルーノ、アウレールとクリスタのこと考えているの。」「分かるのか。」
「あの子たちが帰って来た時には子供が出来ているといいね。」「俺たちの子供か。いいな。」
2人はこれから厳しい時代になることを予感している。それでもできるだけ幸せでいたいと願う。エリクがルイーズに言う。
「俺たちはパイロットだからいつ死ぬかわからない。でも幸せになりたい。いや、君を幸せにしたい。」「私も幸せを願っているわ」
「俺と一緒に幸せになって欲しい。」「はい、一緒ですよ。」
エリクのプロポーズは成功する。