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再生の星のアウレール  作者: ぽとりひょん
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第179話 フレイムランドからの来訪者

 ほむらは空間を操作してほむらたちのいる星、ランド2と地球をつなげる。そこをドニィーシャの操るワルカが地球に渡る。

 ワルカはタウンズビルのエリア29に向かってレーダーに捕まらないために低空を飛ぶ。エリア29に近づくと少し離れた岩場にワルカを隠す。

 そして、アタッシュケースをもって徒歩でエリア29へ入る。彼女の赤毛はエリア29では目立っていた。

 気づいたハンティング・ウルブズの団員が声をかける。

 「あんた、見ない顔だな。どこから来たんだ。」「私はフレイムランドから来ました。ハンティング・ウルブズのブルーノ団長に会いに来ました。」

 「分かった。事務所に案内する。」

団員はドニィーシャを事務所へ案内する。行く途中で団員たちが集まってくる。彼女が美しいので彼らの気を引いたのだ。

 事務所に着くと団員はブルーノに声をかける。

 「ブルーノ、フレイムランドからのお客さんだ。」「フレイムランドだって、浮島か。」「聞いていません。美人です。」

団員はドニィーシャが美しいので舞い上がっていた。ドニィーシャがブルーノに言う。

 「私はドニィーシャ・メルルです。ほむら王の使いできました。」「団長のブルーノ・ハルトマンです。アウレールたちは無事ですか。」

 「アウレールもクリスタも元気ですよ。」「彼らを返してもらえませんか。」

 「今は活躍のお礼に剣術と魔術を教えているところです。いずれ、戻ってきますわ。」「早く返してもらえないのですか。」

 「彼らは大事な時を過ごしています。待ってあげてください。」「分かりました。」

 「これは今回の活躍の報酬です。」

ドニィーシャはアタッシュケースを差し出す。ブルーノが団員に合図する。団員はアタッシュケースを受け取るが重くて手を滑らせる。

 アタッシュケースは床に落ち、ドゴッと音をたて床をへこませる。ブルーノは驚いて言う

 「何ですかこれは?」「金です。インゴットでケースいっぱいに入っています。」

団員がアタッシュケースを開けると金のインゴットが敷き詰められている。

 「こんなに・・・、私たちはスクルドから宇宙強行偵察艦を2隻受け取っています。」「それでは報酬は少ないと思います。受け取ってください。」

 「分かりました。」「ほむら王はデニス司令官の計画を傍観することにしました。」

 「対処しないのですか。」「はい。戦いになったら、なるべく後ろに下がっていてください。ハンティング・ウルブズの船は攻撃しないと約束します。」

 「他の傭兵団はどうなります。」「戦いに赴けば手加減はしません。」

 「私たちに要請はありますか。」「生き残ってください。アウレールとクリスタの帰る場所を守ってください。」「分かりました。」

ドニィーシャは帰って行く。ブルーノはアウレールとクリスタが元気なことに安心する。



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