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再生の星のアウレール  作者: ぽとりひょん
153/256

第153話 フィクサー戦の終わり

 アウレールは、アウグストを倒した後、砲撃を続けるレオポルドをライフルに魔力を乗せて撃つ。魔力によって増幅されたライフルのエネルギーはレオポルドの前部から後部へ突き抜ける。

 レオポルドは内部から膨れ上がるように爆発して落ちていく。

 彼はその時、レオンの無線を傍受する。

 「デニスさんが死んだのか。」

彼は怒りが心の奥底から膨れ上がる。そして、戦場から逃げ出すガントを発見する。彼はガントにライフルを向ける。しかし、彼は撃たなかった。

 「戦争なんだ。俺もたくさん殺しているじゃないか。」

彼の目に涙があふれてくる。彼は仲間の死に慣れていなかった。


 ブルーノはセレーネの艦橋で戦局を見ているが、フィクサーの空中戦闘艦3隻は沈み、クリスがマグニとガントを掃討しつつある。彼はクルトに聞く。

 「そろそろ、フィクサーに呼びかけるつもりだがどうかな。」「そうですね追いつめすぎると何をするかわかりませんし、殲滅する必要はないでしょう。」

ブルーノはうなずくと無線機を手に取る。

 「フィクサーの諸君に告げる。我々はこれ以上の戦闘は望まない。引いてくれれば追わないと約束しよう。」

フィクサーからの返答はなかった。ブルーノは指示を出す。

 「地上の部隊は待機、フィクサーの兵と遭遇しても攻撃してこない限り、攻撃を自粛してくれ。ワルカとクリスは戦線を後退、セレーネとラングドックの護衛についてくれ。」

この時、ナンバーズで生き残っていたのはアレクシスとケヴィンの2人だけだった。アレクシスは無線で集合をかける。

 「生きているものは、私の所に集まってくれ。」

呼びかけに答えてきたのはガントが2機だけである。彼らは、カルフォルニア基地へ戻る力はない。マグニとガントではカルフォルニア基地まで飛んでいくことは無理であった。

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