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再生の星のアウレール  作者: ぽとりひょん
144/256

第144話 開戦直前

 空中戦闘艦オシリス、レオポルド、ユニオンがカルフォルニア基地から発進する。3隻が行動を共にすることは初めてである。また、フィクサーのナンバーズが全員同じ任務に就くことも初めてことだ。

 ナンバー1のアウグストは、それだけハンティング・ウルブズを高く評価している。彼はハンティング・ウルブズのこれまでの戦闘経歴から彼らは何らかの方法で船を見えなくする手段を持っていると判断している。

 アウグストは、彼らが待ち伏せをして先手を取るか、逃走を図ると予想している。そのため今回は空中戦闘艦3隻を3方向からエリア29へ向かわせることにしている。

 そして、空中戦闘艦はエリア29に接近させずに離れたところに待機させ、マグニとガントで包囲することにしている。

 ハンティング・ウルブズにはクリスとワルカが8機あるが、こちらはマグニとガントが32機の4倍の戦力である。さらにフィクサーのパイロットは皆腕利きである。

 彼はハンティング・ウルブズの空中戦闘艦に隠れられてもフィクサーの優位は揺るがないと考えている。


 ハンティング・ウルブズは、フィクサーが到着する前に配置についていた。ブリュノはフィクサーは3方向から接近してくると予測していた。

 そのため、装甲車とレーザー砲搭載車はエリア29から離れた位置に配置している。そして、セレーネとラングドックは、ハンティング・ウルブズの拠点の上空にステルススクリーンを展開して待機している。

 ブルーノたちは静かにフィクサーが現れる時を待つ。そして、オシリス、レオポルド、ユニオンが現れる。フィクサーの船はエリア29に近づくことなく停船する。

 船からはマグニとガントが発進する。アウグストは無線で呼びかける。

 「ハンティング・ウルブズの諸君がいることは分かっている。降伏を勧告する。10分したら攻撃を始める。良い判断を期待する。」

ブルーノは無線に答えなかった。地上ではステルススクリーンを展開した装甲車がフィクサーの船に気づかれないように近づく。

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