第134話 台北市長の依頼
台北の軍は基地にこもり動こうとはしない。台北の市長はコリンナに連絡する。
「ハンティング・ウルブズを使って台北の軍を一掃してくれ。」「まだ台北の軍は動いていません。」
「君はいつから私に意見できるようになったのかね。」「申し訳ございません。」
コリンナは市長の依頼をブルーノたちに伝えることになる。
「ブルーノ、ある方々から依頼が来たわ。」「どんな依頼だい。」
「言いにくいけど・・・台北の軍を一掃してほしいそうよ。」「台北の軍は動いているのか。」
「いいえ、基地に引きこもっているわ。台北の市長が司令官の解任を伝えているけど。無視している状況よ。」「戦いは起こっていないんだね。」
「そうよ。」
一緒にいたクルトが言う。
「それで軍を一掃しろとは乱暴ですね。」「断るか。コリンナ、どう思う。」
「断れば、他の傭兵団を使うと思うけど、かなり心象を悪くするわ。これは軍を排除しようとしているのよ。」「これからもこういう依頼が増えるということだな。」
「ブルーノ、断り続けると仕事が無くなりますね。」「ハンティング・ウルブズを維持できなくなるな。」
「やはり、受けるべきかと思います。」「やり方を工夫するしかないな。」
「ブルーノ、この依頼受けるのね。」「ああ、そう伝えてくれ。コリンナ。」
コリンナは台北の市長へ連絡する。
「ハンティング・ウルブズは依頼を受けるそうです。」「そうか、彼らなら軍に圧勝するだろう。」
「戦闘をお望みですか。」「戦闘じゃない、一方的な蹂躙だよ。」
「彼らには向いていないと思いますが。」「その力があるんだ。決めるのは我々だよ。」
コリンナはレーガは傭兵団を私兵としようとしていると思う。