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ありがとうございました そして だいすきです

作者: 馬刺し

「春 桜の蕾も…」

春かな冬かなそんな卒業式

君のこと

君との思い出を

ふっとおもいだすんだ


私は話しかけるんだ

キラキラの君に

「おはよう!」


退屈な時間が流れてゆく

何も変わらない日常

でも君は

見る度に輝く笑顔で

話しかけてくれる

「いつもありがとう」


悲しくて

辛くて

苦しくて

悔しくて

どこへともなく 放ったため息

君はすぅっと吸い込んで

『とんっ』

って背中を押してくれたよね


君はいっつもそしらぬ顔して

皆をやさしく引っ張ってくれたよね

でも君はもうここから

旅立つんだね

私は君が涙を流すのを初めて見たんだ

「がんばれ!」


今度は私達が引っ張っていくんだね

「今度は君たちのばんだよ」

涙を流してても優しく君は微笑んで

言ってくれたよね


がんばれるかは分からない

でも

君とまた会ったとき

恥じる事のないような場所にしてみせるから

君がいた場所よりずっともっといい場所にしたいから

私は

大好きな君からの

『バトン』

を受けとったんだ


季節は巡り巡って


そしてまた春が来る



『今度は君たちの番だよ』

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