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初雪

作者: 馬刺し

初雪よ

舞うの

星一つない夜空に

小さなちいさな輝く星になって

私のまわりを

舞ってまたたいてゆくの



初雪のころ

誓ったよね

君と二人

白いどこまでも続く

真っ白な草原で

君と私

小さい小さいしろの妖精に囲まれて

誓ったの

永遠を



初雪よ

冷たいの

悲しいの

君に

君が

愛する君が

私の前から去ってしまって

私たった一人

さすような雪に囲まれて

頬を涙が伝うの



初雪よ

私を包んで

あなたと一緒にいれなかった私を

悲しみにくれている私を

私なぞるの

あのとき書いた

君との愛の証

中を巡るの

君との思いで

お願い白い妖精よ

私を包んでちょうだい

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― 新着の感想 ―
[一言] 素敵な作品ですね! 雪の美しさと作品の美しさが良い感じにマッチしていて、とても素敵だと思いました(^^♪ 輝かしい中での失った恋……という感じでしょうか? 作品の情景が頭の中に浮かんでく…
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