表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人気者の幼馴染は私を離してくれない〜なんでわたし以外を見るの? わたしのものなのに〜  作者: ねねねねこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/10

第2話 私の幼馴染はすごく人気者。なんで私の幼馴染してくれてるんだろ。


私、綾瀬ゆきには、人気者の幼馴染、白石ひなたがいる。


ひなたの周りには、いつも人が集まってる。笑い声の真ん中には、必ずひなたがいる。ひなたを中心にクラス、学校が回ってるって感じですごいな〜って思っていつも眺めてる。


私は、クラスの隅っこで仲のいいミサトちゃんと話している。私とひなたは、正反対。もし幼馴染じゃなかったら、きっと一生話すこともなかったと思う。


でも――幼稚園の頃から、ずっと一緒だ。だから、ひなたのことはなんでも知ってる。……ひなたも、私のことなら、なんでも知ってる。


♢♢♢


「おっはよ〜!」

「おはよ、ひなた!」

「おは!」


教室のドアが開いた瞬間、空気が変わる。みんながひなたの方を向いて、声をかける。ひなたが笑えば、教室全体が明るくなる。


「ねえ、昨日のドラマ見た?」

「見た見た〜! あのシーンやばくなかった!?」

「わかる〜! ひなたも泣いたよ!」


……ひなたは、ほんと、どこにいても中心。


私はミサトちゃんとノートを見比べながら、いつもの会話をしていた。


「ゆきちゃん、数学の小テスト、どう?」

「ちょっとしか勉強してないよ〜。捨てるかも」

「私も〜でも、がんばろう」


「うん……そうだね」

そう言って笑うけど、心の奥が少しくすぐったい。


ふと、視線を感じて顔を上げると――ひなたと目が合った。


……まただ。さっきから何回か見られてる気がしてた。


ひなたは、誰かの話を聞きながら、こちらを見て、ほんの一瞬、唇の端を上げた。笑ってるけど――なんか、冷たい気がする。


でも次の瞬間、いつもの優しい笑顔になって手を振ってきた。


私は慌てて、小さく振り返す。それでおしまい。ひなたはまた友達と笑い合ってる。


……なんだったんだろう。


ま、いいか。あとで話そう。


クラスのみんなは私とひなたが幼馴染だって言うことは、知らないんだ。だって言うと色々面倒なことになる気がするんだもん。人気者のひなたのことだもん。みんな聞きたがるにきまってる。


「ひなたと幼馴染なの?」とか、「ひなたって小さいころどんな子だったの?」とか、きっと聞かれると思うし。ひなたも、嫌だと思う。だから、言わないでおいてるんだよね。


ひなた、この学校の中では有名人だから。まだ高校1年生なのに生徒会に入ったり、勉強が学年1位だったり。そんなひなたの幼馴染がこんな地味な私だったら、なんかダメだと思うの。


でも、家が近いからいつも一緒に帰ってるし、薄々みんなも気がついてるのかもしれないよね。


一緒に帰るっていっても2人でじゃないよ? ひなたの友達2人と、私の友達のミサトちゃんとの計5人で帰ってるんだよね。それに、3人、2人で分かれて話してるから、実質一緒に帰ってないようなもののように見えるんだけど、一応、一緒に帰ってるよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ