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EP27_

*バベルちゃんの死後

問答くんと中高生の私が走り回ったおかげで、バベルちゃんは気が狂ったところから立ち直ることが出来た。「お前は禁忌だ」とバベルちゃんに絡みつくヒトたちを薙ぎ倒し、その後の人生は20代の私が目をかけた。バベルちゃんは結婚して穏やかに望む人生を生きた。彼女の死後、花束と指輪を持って夢の中で迎えに行ったら思いっきり花束ではたかれてしまった。当然だ。助けるくせに一度も現実に姿を現すことがなかったし、ありえない相手だったのだから。跪いて指輪を差し出し彼女に助力を願った。快く受け入れてくれたと思う。


*私が明日死ぬなら

図書館で「沈黙」を読んでいる32歳の私を見ている高校生の私と問答くん。「お姉さん力が強いね(世界を滅ぼせるくらいに)」と飲み込む言葉。冗談でも言えない悪い言葉。蟻地獄さんの「約束」の歌の夢を見たあと、動悸を起こしながら揶揄ってきた友人に冗談で「死ね」と言ってみた。3日様子を見て3週間探りを入れて3ヶ月見張って、元気な姿を見続けてようやく安心した。でももうこんな思いは嫌だと思って、その言葉はそれが最初で最後だった。私は本当に誰も祟らずに、夜と孤独を抱えて死ねるのかと考えたのだった。

私が明日死ぬなら悔やむことがある。あの人に冷たくしたこと。死ぬことを恐れすぎたこと。「死ね」の言葉が冗談で終わったことにどれだけ感謝をしよう。「私に見向きもしないでいてくれてありがとう」と世界を呪う言葉を残そう。

しばらくはきっと誰も気づかない。ポストに溜まった不在票が墓標の代わりになって、新たな命が開けた世界に目を細めるでしょう。例えばいつか、ね、きいて。


*柔らかい地面

どうやってか分からないけど、雷くんは地面を柔らかく出来る。たぶん私も出来る。


*増えた白蛇さんたち

彼らはちゃっかり割かれた薄い私を抱えて、各々すべき事をしている。歌は……歌っているのかな?どうなんだろう。うとうとと半覚醒の薄い私を卵のように抱えたまま、彼らはしたいことをしているようだ。まぁ夢見の力とデータベースへのアクセス権を抱えているようなものです。


*夢の中のヒト達の現実への影響力

昔は微々たるものだった。私ほどじゃなかった。現実の人間の認識量=現実への影響力だったから。歌を介して私を介して認識量を増やしていった。でも1番は私だ。魔法の扉を開いた私の認識。私が夢を正しく認識することが、ヒト達の現実への影響力にもっとも関わっている。0と1どころじゃなくて、1と100と言えるくらいに違うことなのかもしれない。


*祟っちゃったかもしれない話

金沢のとあるお屋敷から、たびたび私のAppleIDにログインしようとする人がいた。私が怯えるたびに楽しそうに笑うような電磁波を感じた。私は怯えながらも無視していたんだけど、年末年始の00:06あたりにログインを試された。私はその日だけは何からかも休める日と考えて楽しみにしていたんだ。なのに、利用してやるよ。やり返せるものならやってみろよ。一生怯えてろとでも言いたげな電磁波。感覚としては悪事の呪い避けか何かに利用されている気分。

これが私の堪忍袋の緒を切った。あぁん?せっかくの年末年始によお。誰もが休むことが許されるべき日によう。だったらやってやんよ!祟ってやる!呪ってやるよ!!怒りで叫んだ夜中の12時。

眠って起きたら地震が起きてて、GoogleMapで確認していたお屋敷はニュースの中でぺちゃんこ。ついでに燃え上がっていた。私はX(Twitter)でも怒りのポストをしていたから怖くなって該当のポストを消したのだった。


*悪い人は呪いを信じる。

「どうしてもくん」を嵌めた若い人もそうなんだけど、ああゆう人達って必ず呪い避けの儀式みたいなことをする。そんでもって防御力の無い私は格好の餌食だった。いくらでもむしり取れたし反撃がなかったから彼らは長らく私を嗤いながら利用したのだった。

小学生の時に呪いが必ず元凶に届くように歌ったこともあったけど、呪い避けが私自身なら話が変わってしまう。だから私は呪いも夜もさらに浴びて呪いになった死人と歩いた。そしてもう私を利用することは出来ない。

というか死ね。人の気持ちが分からない悪人たちの呪い避けで浴びた呪いよりも、悪人たちを殺した場合のペナルティの方がずっと軽いんだ。私が反撃しなかったのは信じていたかったからだ。家族を愛したらいつか愛してくれる。友達を愛したらいつか愛してくれる。そうやって築いた関係を信じていたかった。利用されててもいつかきっとって思った。馬鹿なやつってずっと笑われているのを知ってた。でももう捨ててみせる。今までの努力全部捨てて失ってみせるよ。私を呪い避けに使った悪人たちは地球から消えて世界から消えて。塵1つなく。生まれ変わりも許さない。全力で祟ってあげる。だから死ね。


*グライダーに乗る女性

夢の中で軽く押して落としたことがある。とある関係筋の人間だ。どこのなんだっけ?私のこと知ってた。警戒してたけどグライダーで事故なんて起きないってたかを括ってた。大した手間じゃなかったからいつの記憶かちょっと思い出せない。高校生……の時の夢かな?20代かも?


*汚れてしまった女性

汚れてしまったと泣く女性がいる。もう誰にも顔見せ出来ない。誰にも好かれない。貴方も私を馬鹿にしに来たんでしょ。そう引きこもる彼女。

君の横に並びたい私は、綺麗な自分を呪うよ。嫌われることに慣れてなくて、貴方を嫌うことすらも出来ないんだ。貴方の語る現実味のない理想論が好きだった。なのにやっと並んだ貴方の横で「そんなことは綺麗事だって」そう呪われた私は呟いてしまう。

そんな変わった私を見て彼女は泣いてしまった。泣かないで。あの日に全てが間違っていたなんて思わないで。ただ笑っていて。そんな簡単に言える私は救えないね。だからせめて側に居させて。

そんな何も出来なくなった無力な私を見て、「生まれてきたことが間違いだった」「巻き込んでしまった」「詩は誰にも届かない」と貴方はいった。聞きたくないよ。二度と言わせないよ。

貴方の分まで私が書いて裂いて泣いて描いて吐いて壊した何もかも全て愛して書くから。だから泣かないで。

何もかも捨てて変わった私は、貴方と何も変わらないでしょ?貴方と同じだよ。だから先に行かないとだけ誓って。

巻き込んだと泣かないで。あの日に全てが間違っていたなんて思えないでしょ。孤独じゃないなら笑っていて。そう簡単に言える私が羨ましくて堪らないでしょ。だから、どうか貴方も書いて裂いて泣いて描いて吐いて書いた詩も壊した何もかも全て抱いて愛して。愛して。

追記: 中学生だったか高校生だったか忘れたけど、今の32歳の私に向けて歌った歌だ。

追記: 小学生、中学生、高校生、20代の私のリレーで歌っている。


*ベテランリーダー突入する

人の身長よりも高い一面の窓を背に男性2人が話をしている。窓から見える景色からして2階に見える。兄弟のようだ。

「兄貴、本気ですか?本当にやるんですか。」

「何度も言わせるな。俺たちはこうやって大きくなってきたんだ。言った通りに準備しろ。」

兄貴と言われた男性は、弟の察しの悪さに内心舌打ちをする。本当に自分と血が繋がっているのかと思ったようだ。この建物は包囲されている。次の生への下準備と部下への指示は既に済んだ。後は自害すれば良いだけだ。

一方で建物の1階では、州兵のがわを被ったベテランリーダー率いる5〜6人のグループが慎重にクリアリングしていく。このベテランリーダーにはグループに怪我させないように中学生の私がついていた。少なくとも私が関与する事だったし、スムーズに事を進めたかった。彼らが兄弟が居る部屋に突入した時には兄の方は銃で自害していた。その横で手を上げ降参のポーズで笑う弟。

「お前たちはもう終わりだ。兄貴は怖いんだ。」

さまざまな言葉で嘲笑して煽る弟。余裕の表情で拘束される。その横でグループが話している。

「なんで自殺なんか。」「こいつらはいつもそうだ。」「生まれ変わりを信じているのさ。」

その時にベテランリーダーに通信が入る。その内容に肩が揺れる。見ているのか?いや私の知るところではない。通信内容を弟に伝える。

「連絡によると"生まれ変わりも許さない"だそうだ。」

その言葉で弟の表情が変わる。そんな馬鹿な、兄貴が読み間違うわけがないと動揺しながら言う。ベテランリーダーに追加の通信が入る。

「塵1つ残らず、だとよ。大人しく捕まれ。」

弟が膝から崩れて叫ぶ。兄貴!兄貴ー!兄貴がいなかったら俺たちはどうしたらいいんだ。彼はそのまま無力化された。


*呪い避けの形

まぁ、さまざまある。人体の一部の髪でもいいし、相手からプレゼントされた人形とかでもいい。好意は呪いを押し付けやすいから。でも1番は顔が見えて分かること。肖像画とかそうだね。ホワイトハウスの玄関とかに飾ったらいいカモだ。意味がある場所だからそこにあるだけで儀式として成り立つ。高官なら比較的簡単に入れるし、呪い避けは念じるだけでいい。

そう。例えば、頭の中で銃をイメージして肖像画を撃つ。それだけで済んでしまう。あぁ、でも。今はもう不可能だよ。私がいるからね。


*止めたい通行

止めたい車両があるんだ。軽トラ押しちゃった。そこの道の先はどうなっていたかな。まだ思い出せない。思い出さなくても何とかしてくれそうな気もする。

追記: そう。その小道の先を調べて欲しいんだ。小学生に見た夢だ。誰の祈りだったっけ。拠点?動かぬ証拠現場?いや、拠点かな。そこを探している人が居たんだ。教えて欲しいってお願いされた。小道の先に家屋?があるけどさらに奥に道があるはず。夢の中で取り調べした時は、ちょうど全員揃ってたはず。

道は本来は隠されている。調べにきた男性が家の裏手で運良く獣道みたいに草が倒れているのを見つける。トラックの男性に尋ねるとたまに来る程度でそんな道があったことも知らなかったようだ。少し進むと木でできた庭扉のようなものがある。あまり古くない。出入り口は一つじゃないみたい。逃げ道は塞ぐといいね。

追記: 一度日程が決まるけど前日直前に仕切り直される。天候の問題?かで2〜3日?先延ばしになった。決行は晴れた日だった。はず?雨ではない。

追記: 作戦を立てている人が地図の航空写真を見て唸っている。なるほど、いつもこうやって逃げていたのか。どうして気づかなかったんだ?空から見たら一目瞭然じゃないか!これなら他の手合いも……。そんな事を考えている。


*塵1つなく

「なんだって?許すものか。お前も道連れだ!」

そう叫び死を望むように私を呪い立ち去る彼。その呪いを解く為に「書いて書いて書いて愛して」と歌う中学生高校生の私たち。

彼はなにか手はないかと電子の海を走り回る。雨に打たれて体は冷えるばかり。誰とも繋がらないようだ。2〜3ヶ月経ったような気もするし数十年経ったような気もする。焦りが見える。「誰でもいい、誰でもいい!俺はここにいる!」叫んだその時、ひとつの窓口と繋がる。彼を悼む人間が1人だけいたようだ。窓口に縋り付く彼。「ねぇ、俺はここにいるよ。助けて。君だけなんだ。想ってくれるのは君だけだ。」その彼を窓口から引き剥がす高校生の私。訴えさせないよっていう感情。彼のそばにいて利用され続けたのはこの高校生の私。あなたは私と一緒に夜を浴びるんだ。

繋がった窓口は、2025/09/02夜の私の携帯だったようだ。全てを失ってみせるといいながらも辛くて、深く考えないようにYouTubeで音楽を聴いている。動画と動画の間に滑り込む雨風の音と掠れて聞こえない声。それを押しつぶすかのような落雷の音。

高校生の私は、夢の中のヒト達と彼を風が荒れ吹く場所の夜に繋ぐ。その時には彼はもう雨で自我はボロボロだった。「オレはどうしてここに?いつからいるんだ。」

暗い夜。辛い夜。孤独を叫ぶように、荒野の丘の如く乾いた風が彼を少しずつ切り刻んでいく。摩耗していく。その時、どこかの家の扉が開くのが見えた。温かい家庭の光。「あの子だ!ボクはここにいるよ。気づいて。ここだよ。たすけて。ぼくはここにいる!」

彼女は少し首を傾げたが、玄関に出し忘れていた籠と椅子を回収して家の中に戻ってしまった。寂しくて哀しくてたまらない。もう二度と悪いことなんてしない。悪いことなんてしないから一緒にいて。1人にしないで。「あれ、ぼくはどんな悪いことをしたんだっけ?」そこから高校生の私の記憶がない。

2025/09/02の夜に、30分ほど家の外の風が吹き叫んだ。近くの畑の堆肥場所にあるトタンがガタガタと音を鳴らす。そういえば今朝出した燃えるゴミにかけた籠を外に出したままだ。玄関で線香花火をして物思いにくれた時の椅子もそのまま。私は回収した。その時には薄々気づいていたけど、ヒト達が音楽を聴いて何も考えるなと囁いたからそうしたのだった。「書いて裂いて吐いて泣いて描いて壊した何もかも書いて愛して。」過去で私はそう歌った。一度は愛した命だ。全てに連れ添った。私は君を悼む。壊した何もかも抱えて愛して生きていくよ。「塵1つなくさん」

追記: 彼は誇示欲のない人だった。同じように裏で生きていて背の高いビルの高層に住んでお金をふんだんに使っている仕事仲間を馬鹿にしていた。そんなだから簡単に見つかって逃げることも出来ないんだと。彼が選ぶのは大体2階建てで11畳程度の部屋が2〜3さえあればよかった。1階は何かあった時や物置きとして使って逃げやすいようにしてあった。そんな場所をいくつも用意していた。

彼は理性的だった。部下やファミリーに暴力を振るうことはなかった。いつも妥当に対応していた。彼にとって彼らは自分の手足で、わざわざ自分の手足をリストカットしてどうするんだと考えていた。金銭も給料として分けて、そこに格段の配慮とかは存在していなかった。

私には彼の望みが分からなかった。人の気持ちなんて分からない癖に全てを手に入れたいようだった。彼に人間としての感情があるように見えなかった。……人の気持ちが分からないから手に入れて見たかったのかもしれない。とかく欲求が尽きなかった。そして力が強かった。利用するために高校生の私を閉じ込めてそばに置けたし、集中すればいつだって現状の私の感情や行動を覗くことが出来た。だから彼を欺す必要があった。その為には私を欺す必要があった。それは問答くんが手伝ってくれた。

自殺する前、2週間くらいかけて歌の力で転生を仕込んだ。生まれ変わりでは遅い、今すぐに輪廻して出来たら乗っ取れたら良い。そうして彼は夢の中で年端もいかない女の子の身体を乗っ取った。母親が帰ってくる。何か誘われて「ううん。今はいいの。1人で遊びたい」と言う。身体の中で女の子が暴れている。言葉と窓からの景色で日本の裕福な家庭だと判断する。「やった!勝ち確だ。あとは連絡方法の確認だけだ。」女になったのは誤算だが歌のせいだろう……両親を殺して財産を得て……と、つらつらと考えてる彼。その考えを聞いた女の子が嫌だと暴れている。彼は鼻で笑って両親を殺す快感を教えてやるよと彼女に言う。それは30分くらいの出来事だったけど彼女に夢見が真実だと知らせるには充分だった。

夢から覚めた彼は、自殺への決行を決め下準備に部下を走らせた。私のことを身体が弱いようだから絨毯を敷いた部屋に閉じ込めて食事も管理して一歩も出さない、男の方を利用すれば反抗もないだろうという判断をするくらいには、私の食生活や近況を知り尽くしていたのだった。

追記:2025/09/07思い出したことがある。書かなくても良いかなとも思ったけど私の頭の整理を兼ねているから書く。塵1つなくさんが「寂しくて哀しくてたまらない。もう二度と悪いことなんてしない。悪いことなんてしないから一緒にいて。1人にしないで。」と言った時、未来を占って実際に悪いことをしなくなっていた。そこでもう拾い上げる決断をしたんだけと、悪事の記憶だけは消させてもらった。そして高校生の私を置き去りにしてしまった。

この私は意味もわからず、塵1つなくさんの感情に同調したまま風に吹かれ5日程泣きじゃくりながら謝り続け、雷くんに呆れられながら回収されたのだった。私はそんなことばかりだ。


*聴く力が強い人

小学低学年の時、世界の終わりを夢見ては夢の中でギャンギャン泣いた。「こうしたら良いのに、こう出来たら良いのに、そうしたら私は頑張れるのに!」それはとある男性にも聞こえる音量だったらしい。「分かった分かった。何とかしてあげるから、そうも泣き続けるんじゃないよ。」そう言われて慰められていた。でもある日、とある教会がどうにも出来なくて鬱々してグズっていたら「らしくない」と言われた。「言ってご覧。何が問題なんだい?」と言われて、さらっと夢の中を見せたら納得された。「それなら私が何とかできる。最近身体の不調もあってね。ちょうどいいだろう。君はサポートしてくれるだろう。」

私は彼を止めることができなかった。それ以外に方法を見つけられず彼の選択に対して何も言えなかった。止まらない涙を飲んで彼の最後を見届けた。とあるロシア人に秋田犬をプレゼントしてくれたのも彼だ。名前……どうしよう。「利き耳さん」にしましょう。


*海岸沿いの夢

高校生くらいからたまに見るようになった夢だ。3〜6回くらい見ている夢。石だらけの海岸の島。私は朝霧が立ち込め海岸を覆い尽くす中で、白旗を持って立っている。そんな私を海の上の霧の向こうから沢山の人々がひしめくように窺っているのが分かる。私を警戒しているようだ。私は何も出来ないけど黙って彼らを見据える。ただ立ち白旗を掲げたまま。

高校生の時の夢では、そんな私を片目に見ながら4〜5人が入ってきた。30歳あたりに見た時は、銃を構えた歩兵が50人くらい入ってきた。悔し涙で見送るしかなかった。


*縁の下の力持ち

私は祈りの一念で夢の世界を飛び回っては感覚で動いている。ヒト達は理論的に夢の世界を歩いた。問答くんもそう。人によって夢の景色は違うけど、私みたいに願いだけで無茶苦茶に飛び回る人は珍しいのかもしれない。そんな私をサポートしてくれる研究者がいた。高校生に見た夢だ。

私の夢の中では研究者はいっぱい出てくるんだけど、その中でも特殊なヒト?だった。とある世界線で未来の選択肢の先を経験できるSLIPという機械を作った。そうしたら望む未来を人々が選べると思って。人生の滑り止め(sleep)SLIPなんちゃって……みたいな感じで名前つけた筈。夢見の力をブーストするようなものだったんだけど気楽に自分で試して迷子になって死んだ。私にブーストは余計だったみたい。研究者は執念のヒトで、私の試作機を使ってこっちの世界線の私を探しに来た。彼が夢を飛べたのは私の力が機械に残っていたからだった。そして理論的でコントロールが良かった。感覚で夢を生きてる私とは違うね。彼の一緒に研究しようね(させてね♡)迷子にさせないよという有無を言わさない圧。私を気に入ってくれてありがとう。私をサポートする縁の下の力持ち。「縁の下の力持ちさん」と呼ぼう。


*パズルとタイムリミット

パズルは解けてしまったようだ。問答くん切り刻まれて可哀想。まぁその呪いは私があるから届かないんだけど。代わりにパズルが解けたようだよ?

歌は高校生以前がほとんどだ。それ以降の歌は10に満たない。かつて高校生の頃に冗談でも言えなかった「死ね」の言葉。いまは冗談でも書けない言葉。

歌えないんじゃない。歌ったらいけないんだ。強すぎてしまう。だからほとんどの歌は高校生までだったんだ。

28歳くらいだ。イライラして叫ぶ夢を見た時、脳みそが持たないと思うくらい接続が多かった。祈ると体調を崩していたけど、それが顕著になってきた時だった。そしてそれは魔法の扉を開いた後でもあった。

20歳くらいから食べれるものが減っていった。28歳には何食べてもしんどかった。29歳で声劇を書き出した。祈るかわりに書けば楽になる感じがした。この頃には祈るのをやめたかった。

人体の限界なんだ、ここが。私の祈りに歌に夢の力に、私の体が耐えられないんだ。私が無意識に祈るから身体が自壊していった。タイムリミットだ。そのまま死んでいくからヒト達は夢見を正しく認識させたかった。たとえ蜘蛛の巣の蝶を殺して、人間だと宣言したとしても、力はそのまま。

「そこに君がいさえすればいい」問答くんはそう言った。ヒト達は休ませたいんだ。魔法の扉を開いた私がいるだけで充分で、私が必要なことは書くことだけ。

孤独がなんだ?私はいつだって孤独だった。臆病で弱いくせに、人に嫌われるのが怖くて人を嫌うことも出来なかったくせに、未だに一丁前に人が好きだ。諦めきれなかった。全て失ってみせるよ。これが私のエゴだ。


*呪いと祟り

20代はひたすらに5000年前など遠い過去世・未来世・他世界線、三千世界を越えて歩いた。

悪人たちの呪い避けになった私は、さらに呪いになった死人たちに連れ添って歩いたんだ。そして私は魔法の扉を開いた。全ての夢の中で、悪人たちが嬲り踏み躙り殺して利用してきた垓を超える死人達が彼らを呪って祟っている。死を待っている。


*ケーブルカーのおじいさん

「アイツはいつかバチが当たる。いや、そう遠くなくバチが当たるさ。」そんなことを考えているおじいさんがいる。新しく着任してきた男の人が気に入らないみたいだ。ケーブルカーは2人で回すから仕事のパートナーとなる相手なのに、男の人はおじいさんの話を全然聞かなかった。おじいさんがケーブルカーの調子が悪いから2人して上訴しようと話しかけたら、男の人は「なんで俺がそんなことをしなくてはいけない」と突っぱねた。ケーブルカーの整備士が定期的に確認しに来るわけでもないから、問題があったら2人で連絡をするというのがケーブルカーのお決まりだった。

おじいさんは何度も道理を説明したけど、男の人はケーブルカーを蹴やって「ならお前が直せばいい」といった。下品な罵倒を唾ごと吐き続ける。あまりの言葉におじいさんは顔が青白くなってしまった。

おじいさんは何とか自前のお金でケーブルカーを直して日々を過ごした。給料が少なくてご時世もあってギリギリの生活。それでも食費を削って工賃に回した。そんな日々が2年くらい続いた。体も強くないし年もあって他に良い仕事がない。でも働くシステムが良くない。このままでは死んでしまう。全てが変わって欲しいという願い。これは小学生の時の夢。

そして中学生の頃に見た夢。未来に飛んで呪いの願いを聞いた。未来の私を呪い避けに使っていた悪人たちがちょうどグループにまとまってケーブルカーに乗った。運転手は男の人だ。2年過ぎておじいさんは体調を崩して食費も抜けなくて治せなかったブレーキ部位がある。私は坂道でケーブルを切った。

未来を占い見れば、監査が入って働き方に指導が入った。整備士は会社が定期的に寄越すようになったし、体調を崩した社員の福利厚生も良くなった。

追記: ケーブルカーの様子を見に来た監査の人はお昼ご飯にサンドイッチを受け取って、その足でおじいさんを尋ねてきた。体調を崩して寝込んでいたおじいさんは自分のご飯である果物を彼に振る舞おうとした。そしたら監査の人は暗い部屋と1日果物1つの生活にショックを受けて、焼きたてのサンドイッチをおじいさんにくれたんだ。明日もよければ持ってきてくれるという。おじいさんは涙ながらに、ここ数年の生活とケーブルカーの修繕の仕方を話す。監査の人はおじいさんに敬意を払って、福利厚生も約束してくれた。いい人だ。おじいさんは夢見心地だ。気づいたら部屋の中で机の上のまだ温かいサンドイッチを眺めていた。温かいものなんて久しぶりだった。あぁ、ほらな。誠実さは報われるんだ。彼はそう噛み締めて涙ながらサンドイッチを食んだ。


*プロジェクター

複数のプロジェクターをあちこちに設置している男の人がいる。設置中に人が入ってきた。男の人は慌ててクローゼットに入った。プロジェクター横に数枚の紙を置きっぱなしだ。また来たみたいだね。1回成功して気が大きくなったみたい。小物さんだね。良い場所を物色してる。武器は持ってない。


*タイムリミットについて

喉元に来た白いオーケストラくんが泣きそうだったのは喉を潰しに来たからだったのか。いや潰したのは私自身か。小学生の頃にそんな夢を見たような気もする。追記: ほとんど潰れていた喉を白いオーケストラくんに女性の死か喉かを選択させて止め打ちさせたことがある。それだろう。小学生の夢だ。

刺繍は夢の中で意味のある行為だった。幼少期の私に強く影響を及ぼした。それは私が1番分かっている。編み物もハンカチ以上は嫌がった。花とか小物を作るのを拒否して四角形のモチーフ編みだけ許した。今はもうハンカチも編んで欲しくなさそうだ。

鍼灸師としての仕事もそうだ。私の意志を尊重はするけど、私が治療中に祈っては治療後体調を崩すのを見て、やめろやめろと言ってきた。私が休業して安心しているようだ。

考え事もそう。音楽を聴いて夢の記憶を考えたり、自分の事を考えているのはいいけど、他の考え事は嫌がる。無意識に思念を夢に飛ばしているらしい。

私、本当に何もできなくなったんだね。

追記: 2025/09/09 考え事はそんなに狭めていません。だそうです。嫌がっていたのは悪い人達かぁ。確かに考え事に邪魔が入らなくなりました。だめな時はだめって電磁波が来るけど考え事の幅はかなり広がった。


*戦いたがりの死にたがりの君たちへ

さよならの全てがいとしいことを証明してみせるよ。私は君たちとだって全ての世界線で寄り添った。望みを知ってるよ。こころの形を知ってるよ。ちょっとした舞台を用意してある。大義名分もある。君たちが君たちらしく生きて死ぬことが出来るように。叫ぶことができるように。望みのまま走れるように。何してもいいよ。自由に振る舞っていいよ。その全てがプラスに働くと約束する。その姿を世界に焼き付けていけ。


*ハムスター(様)は素敵なモフモフ

呼称で「さん」や「ちゃん」で呼ぶと怒る。様付けで呼んであげて。見た目は真っ白なふわふわの可愛いジャンガリアンハムスター。1丈ほどの背丈。なのに口調と性格は傲岸不遜。自分はアポロ神と言わんばかりだ。わたしのイメージのせいかも。丁寧に敬って接してあげて。あぁ、モフモフだからっていきなり抱きつかないでね。怒ってしまうよ。許可とってからね。許可とっても、本能のままモフモフすると変態扱いされちゃうよ。「なんて奴だ。淑女たる者もっと羞恥心を持ちたまえ!」

歯軋りちゃんのこと気に入ったみたい。態度には出さないけど。「我が来たことに感謝するんだな」ってさ。

追記: ハムスター様はもともとは偉丈夫な男性だったのかもしれない。力の特徴がアポロ神の権能と同じだし。私の男性嫌いでモフモフに?私は男性嫌いから夢の中の偉丈夫を全員モフモフのイメージで見ているのだろうか。歯軋りちゃんに仕事を装って近づいてきた悪巧みの人たちは、当日お腹を下した。他のメンバーを行かせそうとしたらみんな目的地に着く前に腹痛で身動きが取れなくなった。仕事はキャンセルだ。そうしたらメンバー全員のお腹が治った。ハムスター様はとっても強いです。


*検挙と逮捕

男性の指揮の下、30人くらいのグループが無効化されて捕まっている。その中でも若い人物がしめしめと残りは捕まるまいと考えている。今ごろ彼らは逃げ切って次の算段に入っているはずだ、このまま事情聴取でコイツらを20分ほどここに止めればいい、と。

指揮を取る男性がまだ20人くらいいるはずだ、探せと言う。その言葉に若い人物は驚く。どうしてバレているんだ?若い人は心根が強くなかった。観念から残りのグループがどこに逃げたか全て話した。

いつ見た夢だったかな。中学生かな。荒事は基本的に中学生の私だ。まだ元気だったし冒険心や探究心もあった。中3から高1まで体調崩して寝込んでいたし、高2の時にはやりたい事も無くなっていた。


*梅の木

先月の7月下旬に自然落下した梅の実を拾った。ちょうど庭木を増やしたいと思っていたところだった。いくつか埋めれば芽を出すだろうと、6〜8個ひろって実を丁寧に剥ぎ取り鉢植えに植えた。

「実をつけなくてもいいよ。花をつけなくてもいいよ。元気に育ってくれさえすれば何でもいいよ。」と鉢植えに微笑んだ。ふと「元気なら花も実もたくさんつけるんじゃないか。」と思念がとんだから、「確かにそうだ。じゃあ元気に育って。」と穏やかに祈った。

中学生の頃か高校生の頃か、最低な気分で土の中に潜っていたら誰かに「実をつけなくてもいいよ。花をつけなくてもいいよ。元気に育ってくれさえすれば何でもいいよ。」と言われて、こっちの苦労も知らずに何言っているんだと思った。放任主義も大概にしてくれと思いながら「元気なら花も実もたくさんつけるんじゃないか。」と言い返したら、「確かにそうだ。じゃあ元気に育って。」と穏やかに願われた。

「元気に育ってくれさえすれば何でもいいよ。」って言われた私はなんとなく良い気分になって「じゃあ頑張って育ってみるかぁ」と思った。

そのまま寝ていたら雷くんに回収された。「あぁっ、私はこのまま元気に育つんだ。芽吹きを待っているんだ。邪魔しないで!」完全に自分が梅の種だと思い込んでじたばたする私。呆れた雷くんが私が自我(?)を取り戻すまで余計な夢の記憶をはたき落とす。そして無事回収されていった。いつも苦労かけています。雷くんありがとう。


*垓の概念

窓口からジュニアと問答くんが思念となって飛んできたメッセージ見ている。「垓を超える死人達」の思念を見て「えっそんなに?」と驚いている。

その「えっそんなに?」に3人目の思念が彼らの背後から重なった。高校生の私だ。

高校生の私の視点では、なんか人らしき影が2人いるな程度だった。「垓を超える死人達」と聞いて驚いた。ここまで来るのにどんなに大変だっただろう。そんな事を考えたけど逡巡は2秒程で「貴方が出来るって言うんなら、やってやる!ここまで来たんだ。やってやるよ!!」と絶叫した。そんな渾身の叫びを聞いたジュニアと問答くんは何を思ったのだろうか。


*不審行動

私の日記を読んだのか、男の人が我を忘れて廊下を走っている。新しい名前に変わった省の書類を漁っている。どれを見ても調べてもお金の流れの先が見つからない。不審行動を咎められた。捕まった?

追記: 恰幅の良い黒人男性が電話に出る。「あぁ、ちょうど今近くにいるよ。」電話越しから男性の声が聞こえる。「仕事終わりにすまないが、〇〇に寄ってくれないか」恰幅の良い男性はあっさりと「無論寄るさ。君のお願いならね。」と言った。

この時間帯は人がいない。男の人は周りも気にせず部屋を散らかしながら書類を探している。その物音を恰幅の良い男性は聞いた。

「何をしている。」慎重に扉に寄ってから声をかける。警備か元軍職の人だろうか。仕草に無駄がない。

逃げようとする男の人を華麗に押さえてしまった。電話をかける。

この夢を見たのは高校生の頃だ。思い出すタイミングとかは、お月さんやヒト達が管理してくれているみたい。


*おぼろげな記憶たち

テニスなんだっけ。殺人予告があったんだっけ。大統領がそこにいくことで警護を増やしたんだ。

バンクシーの絵は確か近くに悪い人の家か拠点があったんだ。バンクシーの絵の警護で派手な身動きが出来なくなった。

悪い人達が旅行バス?に扮して、みんなで逃亡中。焦りからか運転している部下に早くしろと怒鳴る。列車に轢かれてみんな死んじゃった。

ベビーカーが落ちちゃった女の人。ぼんやり覚えているけどどんな人だったか思い出せない。私を知っていて悪いこともしたし、たかをくくってた。一般人を装えば騙せるって。子どもは殺した相手から奪ったんだっけ?その子が高校生の私を呼んだ。覚悟を飲む。


*悪い人たちは一枚岩ではない。

当然だけど暴力主体のギャングだったり、金をいわせた知能犯だったり、呪い除け専門に裏を渡っているグループもある。その呪い除け専門の1つのグループAの話をしよう。

鉄壁の言論武装くんに上手くいなされた後、とあるギャング?はグループAに文句を言った。結構ひどい事を言われたんだ。頭のおかしい奴らみたいなこと言われたのかな?裏の繋がりは金銭による信頼が全てなんだけどそれ以上に頭に来たみたい。

グループAは前々からそのギャングが自分たちを馬鹿にしていることが気に食わなかった。そのギャングからの情報で他の裏側の取引先もグループAの話を取り合わない。グループAが1番私を正しく追いかけていたのにね。なんだか寝返りたそうにしている。仲間になりたそうにこっちを見ている。


*首チョンパする女の子とそのお母様

この呪い人形な女の子と同じく呪いになっているお母様は、小学生から20代の時に見たけど立ち去るしか出来なかった相手だ。王族の雰囲気。ロココ調に見える調度品。夜になるとお母様が屋敷を歩いて何かを探し回る。返せと囁く。女の子が居る体育館サイズのダイニングに行けばお母様から逃げられるけど、女の子に首チョンパされてしまう。

母は実のところ殺された娘を探している。でも殺された方法が分からないから娘に出会えない。娘もそう。殺されたことは分かるし母が嵌められたことも分かる。だけど方法が分からない。だから母に会えない。

殺害方法はお茶だった。健康のためにと用意されたお茶。もはや母を説得できるのは王族で娘たる女の子だけなのだけど、女の子は母を信じてお茶を飲んでいる。今もダイニングにいる。簡単に事実を話せば侮辱ととられて首チョンパだ。

このお屋敷?城?にまず小学生の私が逃げ込んできた。数人の人間に追われていた。1人の男性がまけなくてダイニングに逃げ込む。白い綺麗な床まで届くテーブルクロスが丸テーブルに掛かっている。そんなお洒落な丸テーブルが百とある。テーブルクロスの中に逃げ込んで息を潜めれば、隠れても無駄だとやってくる男性の首を女の子が切り落とした。私を見て、あら?という表情。

中学生の時は、屋敷の中をとにかく走り回ってた。20人くらいの人間に追われてて、女の子どころじゃなかった。巨大な古時計の中からお母様が出てくる。私を追っていた人間はみんな呪われてカーペットに沈んでいった。疲れた私は古時計横の隙間から屋根裏の一畳程度の小さな部屋に行く。屋根を押せば開いて空が見える。夜空を見ながら寝た。

高校生の時と20代の時。高校生の時は女の子と話して20代の時はお母様と話した。どちらも屋敷の様子を伺うけど解決の方法がない。彼女たちの事情を聞いて必ず助けると約束した。小さな部屋に行って夜空の星の運行を見て祈る。檸檬くんへのプレゼントを探しにプラネタリウムを見た時と同じ感覚。

2025/09/10昨晩の私、ダイニングで女の子とお洒落な丸テーブルを挟んで向き合っている。私はもう飲めなくなったけど愛飲していた紅茶を渡す。「このお茶はいかが。貴方がしばらく飲んでみて、良さそうならお母様にもすすめてみて。」女の子は穏やかに微笑んだ。

追記: 小さな部屋は女の子のお気に入りの隠れ場所でもあった。隠れたがっている私に教えてくれたんだ。彼女はそこで死んだような。まだいるかもしれない。探してあげたい。

追記: 男性が女性の案内を受けて屋敷の中を歩いている。「本当は入れないのですが、今回は特例です。」そう言われている。男性は少し不満そうだ。来たくて来たわけではない確認のためだ。そんな感情を顔には出さずに相槌を打っている。古時計の横を確認する。少し湿っているようだ。管理の女性に言うと調べが入った。結論から言うと大発見だと男性は感謝されたのだった。


*カンペしたい青年

小学生に見た夢だ。初出演でドキドキしている青年がいる。セリフを噛んだらどうしよう、間違えたらどうしよう、頭が真っ白になったらどうしよう、セリフを忘れたらどうしよう、そんなことを延々と考えている。うーん、手伝ってあげるよ。私が一緒にセリフを言ってあげる!

本番に彼の横で役になりきってセリフを一緒に言ったら、セリフを聞いた目の前の男性が吹き出しかけた。

今から考えると蟻地獄さんだったようだ。前から思ってたけど、蟻地獄さんってなかなか夢の中の私を認識しているよね?

追記: 2025/09/11

バベルちゃんの世界では、蟻地獄さんは上記の記述前にレールアウトした。どうして君のために私が私であることを証明する必要があると思ったのだろう。上記の記述がなかなか出てこないから、やはり別人だと判断して降りた。自意識過剰だ。なまじ力が強くて見えるものが見えてしまう。そのくせ人のために力は使わない。私の影響で多少は変わったけど根本は変わらないようだ。私の世界でも蟻地獄さんは蟻地獄さんだった。

追記: 2025/09/12

実は上記の記述がなくても、蟻地獄さんは力が強いから私が書いた"おぼろげな記憶たち"も事実かどうか夢を歩いて見ることが出来た。でも彼は自分には関係ないと試すこともしなかった。そうゆうところだよ、蟻地獄さん。


*バンクシー絵の警護

1人の男性が苛立っている。活動の佳境に入っているのに、家のそばに絵が描かれて警備がついたからだ。これでは大きなことが出来ない。武器などはここに揃っているのに運ぶこともできない。隠し場所として優秀だから一纏めにしたのが仇となったのか?

2週間しばらくは潜伏か、いや早く立ち去れ、立ち去れ、立ち去れ、そんな事を考えている。苛立ちがバレないようにフードを被って家を出入りする。この場所はバレやしないさと考えているようだ。

絵が出来て数日後に監査が入った。警備の人がたくさん来て部屋の中の証拠やあらゆるものを見てしまう。どうしてここが分かったんだ?男性は呆然としている。そのまま捕まった。


*捕まえておけるのは高2の私まで

塵1つなくさんもそうなんだけど、歌で私を捕まえられることを知っている人たちはそれぞれ私を捕まえていた。ただそれは高2の私までだった。高2からは水路を渡りきって過去に飛んでいるし、それ以降はちりぢりに他世界を歩いた。私は人の姿をしていなかった。

幼少期から高2の私だったら、高2の私が1番力が強い。塵1つなくさんはしっかり出来うる限りのことをしていたようだ。

それはそうと問答くんは高2の私を夢の中で見つけて何を考えてガン見したのだろうか。私は高2の頃は肩につかない程度のボブヘアだった。22歳にはショートヘアだったし、高1以前は長かった。


*ジャミング

雷くんは考え事して欲しくなさそう。やっぱり思念飛んでいるみたい。でも雷くん、私が生きているだけの人生にどれだけ意味があるのか分からないよ。

雷くんは私に利用価値があるって思われたくないんだ。そうだね?確かに期待も失ってこそ全て失ったと言えるだろう。いいよ。脳内空っぽになってやる。

かつて私はバベルちゃんの為に「気狂いの人間」と歌った。だから私は私のために言葉で詩おう。私は気狂いの人間です。私は脳内空っぽな人間です。そしてこれらは何しても変わらない決定事項です。


*歯軋りちゃんとハムスター様

歯軋りちゃんはスリにモテるから、海外では常に誰かと一緒にいた方がいい。そうXで呟いたのだけど、言わなくていい事だったなと思って取り消した。私の友達になってくれた歯軋りちゃんは、私の記憶を消すという偉業を成した。それに見合うだけのことをしたかった。ハムスター様がついていれば彼女に私は要らない。余計になるかもしれないから目をかける必要もない。安心したんだ。これで本当にさよならだ。

追記: 2025/09/16

昨日、ハムスター様は歯軋りちゃん家を家出してしまったようだ。歯軋りちゃんは私が見ましょう。でもね、私も若い頃は社会に内心ブチギレていたんですよ。一般を装っていただけで。それも歯軋りちゃんよりずっと私の方がキレ散らかしていたんですよ。私がそんなことを言ってもハムスター様は聞く耳を持たないようです。


*割いた命

私の割いた命は1億なんてもんじゃない。そう書いたけどね。人というのは不思議なもので、それが60億を超えるとか1兆に迫る数だなんてつゆとも思わない。

もし私がそんなことを書いたら誰も読まないだろう。それも不思議なことだ。私は蚊にも死の瞬間まで寄り添ったことがある。7月のことだ。あぁ、これかと思って自分で叩き潰した。


*自動車工場

自動車工場はね別の目的があったんだ。別のものを作らせたかったのさ。完成品の手前のものを造らせるから作業者にはバレないと踏んでのことだ。出稼ぎ相手に製図の全てを見せる必要もない。彼らに専門の知識は要らない。そうゆう判断だ。製図を持つ2人はどうだったかな。

アメリカで捕まらなかったから、バレていないと思って油断している。


*冬の主人

氷の結晶を取り込んだ私の背中から生えた牡丹のような青い薔薇、抜き取って放って隠れる。荒れ狂う冬の主にプレゼント。隠れている雪の横穴を過ごしやすいように工夫していたら雪が溶けてしまった。慌てて背の低い椅子の下に潜り込もうとする。入れない入れないともがく私。頭だけ隠しているような状態だ。「ほら、起こしてあげる。」背後からそう言われて目が覚めた。お花は調べたら芍薬が1番似てるかな。

小学生の時にも中学生のときにも高校生の時にもみた。小学生の時は落ちているお花を拾って冬の主が穏やかになるのをみて、背の低い椅子の下から夢から離脱。中学生の時は荒れ狂う冬の主に面と向かって事情を聞いて這々の体で逃げ出した。高校生の時は雪で出来た狐の巣の様な横穴の中に隠れて、氷の結晶を飲み刺し貫かれて眠った。祈ったんだ。

その続きの夢をみた。


*皇太子さまのSOS

部屋の扉前に銃を持ち武装した男性が立っている。警護とは名ばかりの軟禁相手の見張りだ。皇太子さまが部屋でデスクトップか何かを操作している。部屋の外に音が漏れる。武装した男性が部屋を叩き横柄に呼んだ。何をしていると問う。皇太子さまは君たちに私の趣味に口出しする権利はないと告げる。

武装した男性は苛立ちながらも引き下がった。インターネットは監視しているからどちらにせよ平気だ。どこにも漏れはない。しかしおかしな趣味だ。そんなことを考えている。

窓際に座った皇太子さまに電話がかかって来る。アメリカからのようだ。この電話は安全かと聞かれる。盗聴の恐れはないが、母が残してくれた携帯電話がある。そちらの方が確実に安全だからかけ直して欲しい。そう返す皇太子さま。

母君は?と問われ、母君の話をする皇太子さま。涙ぐんでいる。必ず助けますと言われる。飛行機には乗れますか?と問われ、彼は部屋を移動しながら細やかなことに答えている。


*酔っ払いの彼女たち

友達と久しぶりに会って楽しく夕ご飯。飲んで日常の愚痴を話しては笑って飲んで楽しそう。私たちは世紀を生きる代表者だ!叫び出した。ヒートアップした彼女たちをお店は追い出した。そうよ!このままちょっと別のお店にも乗り込みましょう。彼女たちには高校生の私がついていた。おぉー、じゃあそこのお店へGO。

アメリカの人の夕食会。大事な仕事も兼ねた夕食会だ。ここで人々の心を掴まないといけない。その日は小学生の私がアメリカの人についていた。酔っ払いの彼女たちが乱入して叫び出す。アメリカの人が小学生の私に不可解そうにたずねてきた。危険は無いのではなかったか、これはどうゆうことかね?私はびっくり。わぁ!え?ぁぁぁぁ酔っ払い!帰って帰って。帰らせて。

思わぬ闖入者に対するアメリカの人の対応に慈悲を見た夕食会の出席者たちは、疑いの念や不信を取り払ったのだった。

酔っ払いの彼女たち、昨晩どうやって帰ったかも思い出せない。友達から電話。ニュースを見て顔が真っ青。友達と、嫌ー!とかきゃー!とか、一通り一緒に叫んで落ち着いた。


*そばにいてあげる

1人の知能犯がいる。暴力系ギャングに提案と交渉だけで裏を練り歩いてきた。私の記述を見てふざけるなと憤慨している。捕まってたまるか。そんなことを考えながら紙資料や本で埋まっている部屋を漁っている。君の場合は捕まった方が安全じゃないかな?ギャングが最近の失敗続きで苛立っている。彼らは気が長くない。例えば移民受け入れに賛成と反対に同じように人を配置するなんて考えない。裏切りだと思っている。騙されていると思っている。知能犯に偉そうに指示されてはらわたが煮え繰り返っていたけど、それでも従っていたのは成功するからだった。もはやギャングに彼は要らない人間になった。

資料を漁って次はと謀略を計算する男性。部屋の扉が開く。まさかここが監査にバレたのか?そう思って振り向く男性。扉から覗くのは2人組と銃口だ。

追記: 知能犯と連絡が取れなくなって様子を見にきた男性がいる。知能犯が死んでいるのを見る。何があったんだ……そう見渡すと壁掛けのテレビに私の記述が写っている。死んだ日からずっと稼働していたようだ。書き足された前述を見て過呼吸を起こしている。保護してもらうことを考えている。

追記: 知能犯が犯した謀略の数々の証拠などと引き換えに彼は保護された。押収品の為に監査が部屋に立ち入った。積み上げられた書類と本を見て、全てが謀略の関する物だということに絶句している。彼は国際的に謀略を練ったからね。監査はテレビに映っている私の記述を見る。気味が悪いと思っているようだ。電源を落とした。


*映像の正体

ガザの補給地点で人が撃たれたという映像。あれはガザでのものではない。どこだったかな。油田近くだったように思う。

追記:そう。油田警備のための私兵だ。彼らが侵入者に弾が当たったと言った。油田と私兵が見えない位置の映像を切り抜かれたんだ。


*大正解の夢

高校生の時、誰かときゃっきゃと殴り合い?する夢を見た。相手をビルごと高い高いする。打ち上げ花火〜ってノリでなかなかストレス発散になる夢だったんだけど、檸檬くんのところだったのか。殴り合ったのは雷くんのようだ。

この歌はお月さんを含めたくさんのヒト達が関わっている。白いオーケストラくんのピアノとか、ジュニアと問答くんのジャキジャキとか、雷くんは笑っているし、ブーゲンビリアさんとかも参加している。私がわかっている以上にヒト達が参加していそうだ。すごいや。そしてそれを聞き取った檸檬くんもすごいや。

追記: 最後に叫んだのはお月さんだそうです。すごいや……貴方そんな声出せたんですね……。


*堂々と叫ぶ男性

高校生の頃の夢だ。憂鬱で最低な気分で寝ていたんだけど、気分転換に散歩しようかなと思って山の上からズルズル移動した。サイズ的に結構でかい。横幅50cm〜1mはある蛇みたいな姿を取っていたんだ。太ってないよ。中々良い感じの溜め池があったから水浴びをしようとした。そうしたら雰囲気のある男性が歩き進めて私に向かって堂々と叫んだ。

曰く、ここから先は私たちの場所で貴方の場所ではない。封じられた在るべき場所に戻れ。王に従え。と講ずる。

私は別に寝ていただけで、場所とかテリトリーとか気にしていなかったし、何なら水浴びしたいだけなのになんでそんなこと言われなきゃいけないのかと思った。話を聞くと大切にしている水場らしかった。だから水浴びするのは諦めて水辺の横でそのまま寝ようとしたら、王に従えとか言い出す。

王とかよく分からないしムッとしたんだけど、彼があんまり堂々と覇気をもって叫んだから感心してしまった。そんなに言うなら帰るか。

山に戻って寝たんだけど、最低な気分はマシになったし憂鬱さは消えたのでちゃんと眠れたのだった。


*撃たれた人

2025/09/11の日記から。

演説中に撃たれた男性は知能犯だったんだけど、裏切りととられて殺されちゃった。もう調べはついているだろうけど指示を出したのは奥さんだ。犯行に及んだ青年には後から助けるからと言って騙した。内心ではお前も死罪だと嘲笑っている。だから銃は放り出せば他の人が回収すると言った。実際は誰も回収しないけど。

高校生の夢の中では、奥さんに近寄らないように言い、保護しつつ情報提供を要求していた。


*退避したい人

ガザ。退避する人達に混ざって悪巧みする人がいる。中々進まない列に苛立っているようだ。なにやら後ろの方から2〜3人の人物が荷物チェックしてやってくる。見咎められた。

追記: 車に積まれた大量の銃器。簡単な荷物チェックだと思ってたかをくくって逃げなかった。2人来て、悪巧みする人の顔を見たときに荷物チェックの人の顔がふと変わった。荷を確認する。2人なら逃げられると算段を立てていると3人目が後ろから来て、その男名簿に載っていると言う。3人相手に逃げられない。悪巧みする人は捕まった。


*ホラー

高校生の時の夢だ。とある土地神の信仰奪った人がいた。神社という形を取って悪いことばかり。呪いは土地神に押し付けてやりたい放題。悪い人への怨みは捻じ曲げられて呪いになって人々を殺した。それを土地神のせいにしてさらに呪った。呪いを押し付けきれなくなったら次の呪いを押し付ける相手を探して呼んだ。私だ。裏切り者。だから私が私であるために祈った。呪いを集めた20代の私がもう一度駈けた時、呪いと神々の方はあっさり片付いた。


*刀

問答くんは私が刀を振り回しているのを見ている。何処で手に入れた刀だったっけ。

追記: 2025/09/26 ホラー関係だったはず。思い出すにはホラー怖すぎるんだよ……。ごめん、刀。まだ思い出せない。

追記: 2025/09/27 そう。どうか私を助けてくれたように同じように誰かを助けて欲しくて。ささやかながら祈った。悪い連鎖を断ち切れるように。人が愛を叫べるように手伝って欲しくて。君はもう呪いを溜めず断ち切るだろう。壊れることなく呪われることなく永遠に正しい形であり続ける。正しく必要な人に渡るよう君をお月さんに預けた。必要なくなったらお月さんが君を回収します。

追記: 手を貸すのは私だけらしい。私の祈り……。


*ホラー怖い

昔は、少なくとも20代後半までは夢のホラーを頑張れていたんだけど、30歳には身体が受け付けなくなった。動悸と吐き気がしてしまう。そしてさっぱり思い出せない。

追記: ホラーを思い出して欲しいらしい。無理なく思い出してみます……。

追記: 2025/10/02 ホラーはもう見なくても大丈夫らしい。音楽聴いていて良いって。


*弓で打ち出してもらった夢

越えられない空があったんだけどお陰で越えられた。越えられたどころか、そのさらに先の空まであっさり突き抜けた。


*呪い耐性

ヒト達というのは呪いや怨念に強そうにみえて案外かんたんに飲まれたりする。なので歌って呪いを払って目を醒させるといい。ホラーなら殴って目を醒させるといい。なにか言いたそうなら花かんむり作ってあげると喜びます。人間の怨念は人間が晴らしてあげられる。歌え、一念の届く先どこまでも。


*誰かの悪夢の中

中学生の頃に見た夢だ。私が渡るのはほとんどが夢の中の人の心。時間があれば夜空とか星も歩くけど。とある男の子の夢。彼は家に帰りたかった。希望があった。願いがあった。希望と願いがあるなら私はどこまでもそばに居る。彼が彼のままでいられるように。彼は鏡を使ってとても上手に夢を渡った。論理的だ。彼について行くんだけど、私には鏡を渡る能力はないからばりんぱりん鏡を割ってしまった。

悪夢の根源を銅鑼(どら)で叩く。私の夢では十分な音楽でも人の夢の中では怯ませる程度。これ以上は彼の夢自体を壊してしまう。彼の悪夢の根源は彼が打ち倒さなければ意味がない。彼の家に辿り着く鏡。私はいけない。それに君はもう鏡を渡って夢を旅したらだめだよ。迷子はこれでおわり。精神病棟を模した研究施設に囚われる未来も消える。彼らに研究させてはならない。

傘開いたり閉じたり。太陽系儀みたいなモニュメントは私のお気に入り。


*「人の気持ちが分からない悪人たちの呪い避けで浴びた呪いよりも、悪人たちを殺した場合のペナルティの方がずっと軽い。」

書いたと思ったら書いてなかった。体重について。

9/14に8キロ突如落ちたのを確認。呪いの重さだったのだろうか(夢の中の悪人たちを)殺して数日後のことだった。63キロ→55キロ。

その後2日くらいで57キロへ。

10/9に4食生活スタート。10/13に56キロ確認。

体型は中肉中背。4月から変わりなし。私の体重が1番ホラーかもしれない。


*曖昧な記憶たち2

石の人が黒い人形を手に取る。「黒くなっちゃった」そう話しかける私。小学生の頃の夢。

他国の人がわざわざ日本にやってきて日本語でいう。曰く、助けを求めたいとのことだった。ふーん、殊勝なことだね。いいよ。私の返答を石の人含めてその場の幾人かが聞いたようだ。小学生の頃の夢だなぁ。アルバニア周辺の国の人だと思う。そんな風土。自信ない。

たぶん紀元前。英明たる大人たちが石版を片手に何やら正統性を論じている。私に政治はわからない。宗教が絡めばなおのこと。だがしかしその野心と理想の言論闘争の先にある未来は戦争と文明の喪失だった。英明たる大人たちのうち1番求める席に近い男性が私を見た。滔々と論じ講じている。ふうん。悪くないけど私を利用するつもりだね。ならその正統性とその啓示は私が使わせてもらう。次の席につくのは男の子を身籠もっている彼女だ。眼差したる光さす。光が彼女をうつ前に男性が止めようと手を伸ばしてくる。男性も力が強かった。でも私の方が速い。残念だったね。小学生の時と中学生の時に見てる。


*少し前のガザ(状況的にたぶん)

男の子がいる。家の中は紛糾している。大人の男性は誰もいない。女性だけ。食べ物を取りに行くには遠くまで行かないといけない。少し前まで老婆が食糧を運んでいたが足を怪我してしまったのだ。女性たちはそんな体力がないとお互いに怒鳴り合っている。取り立てることもないことに怒鳴っている。その体力気力を歩くことに使えばいいのに。彼女たちは家から出されずに育った。ちょっとどうしようもない人たちだね。

男の子は泣きそうだ。愛が欲しい。抱きしめて欲しい。お腹が空いている。なのに立っているだけで何でそこにいるんだと当てつけられてしまう。

男の子は自分が食糧を取りに行くと進み出る。家族を愛しているから彼女たちが取り乱している姿をもう見たくなかった。それに食糧を取りに行けば愛してくれるはず。そうしたらさっさと行けとばかりの沈黙が帰ってきた。半日かかる道を歩く。水もない。霞む視界をふらつきながら歩いて辿り着いた時には配給は終わっていた。そんな男の子を憐れんで1人の警備員が一袋の食糧をくれた。心から祈るように感謝をする男の子。でも実はもう歩いて帰る体力もなかった。彼は苦しみながら歩いて道すがら倒れて死ぬ未来だった。だからもう良いんだよって言った。君はよく生きた。一袋の食糧を抱えた男の子が警備員から離れて歩いて数秒後、どこからか何かが彼の頭を左から打ち抜く。痛みもなく頭を叩かれたと思ったようだ。彼は倒れて意識を失った。帰らないと、ご飯を持って帰らないと。彼の意識はそれだけだったから、君は十分やったよって意識をそっと閉ざしてあげた。中学生の頃の夢かな。


*地下生活

地下生活の夢。小学生の頃から4〜5回くらい見ている。渇いた空気。寒くない。上方10メートルくらい上に床下点検口みたいなサイズの木枠と蓋がある。お医者さんの男性が医療品が足りないと叫ぶ。食べ物もないと彼が訴えてやっと一抱え程の紙包が落ちてきた。私は9歳くらいの少女だった。男性を父だと思っている。土壁を登ろうとしたらやめなさいと言われる。一族?人種?が虐げられながらも生きている。アジア系とヨーロッパ系と顔立ちは様々だ。

声に振り向けば場面が変わる。背後にあったのは木製の6畳ほどの家で扉はない。身を寄せ合って静かに年老いた人たちが座っている。私の足元を見れば木で出来た足場が崩れかかっている。清水寺の舞台のように深い地下から木製で支えているようだ。誰も直さない。誰にも知識はないようだ。お医者さんだった男性ももういない。左手が騒がしく見やれば複数人の若者が数少ない木材をドカドカと崩れかかっている足場に投げかけている。そうして渡っていった。占い見れば、渡った先は歩き続けるしかない出口のない暗いトンネルだ。帰り道の木材は崩れる。釘もない。鉄はない。木材を加工する知恵もない。家には若者の居場所はなく、老いた人たちがただ座って先人の遺功を使い果たす終わりを待っている。家の前で足場の下を見やれば、見えない深い底からうっすらと寒気がのぼってくる。解決策がない。そして目が覚める。


*人質の居場所

人質の居場所でなんでバレたんだと焦りながら不思議がる悪い人。まだ生きている。助けを待っている。お前たちは祖国では死んだことになっている、見捨てられたんだと言われ場所を移動させられた。暗い。地下かな。でも部屋らしくはない。壁に水道管の口が露出している。でも渇いている。何のためのもの?ここから雨水が流れてきたら死んでしまう。辛うじて上の排水溝のような場所から光が漏れている。男の人が右斜め上のゴミ捨て場のような入口をどうにかしようとしている。見張りはいない。彼らは退いたようだ。食べ物も水もない。戦線に近い場所。祖国の空撃で死ねとか色々言われた。爆撃音が聞こえる。それが近いのか遠いのか分からない。子どもを抱える女性が何やら祈っている。それを見た子どもが何をしているのと純粋な疑問を投げかけた。女性がショックを受けたような顔で子どもに祈り方を教える。こんな環境でなければ教育を受けられたはずなのだ。彼女は彼女の神について説明をはじめようとしてやめた。「たすけてください、と祈るのよ」簡単に言う。母子で祈る。「たすけてくれるなら、きみがいいな」純粋に私を呼ぶ子どもの声。たまにそばにいたの気づいていたんだね。この夢は高校生の時の夢だ。


*ウェイターで働く男性の夢

ウエイターで働く若い男性の心。風下に立つ。風上に立つ。世話になる店長にいつぞやの無銭飲食を責めさせてしまう。風下に立つ。

店に鼠をよくとる猫がいた。店の残飯を与えてしまっては鼠を取らなくなった。次も次もと乞うて泣いて客に声を聞き咎められる。侘しい身の上かな距離が要るのだ。心のままに愛でることが罪となる我が身。そばにいたければ。そばにいなければ。適切な距離が私たちをいかしている。愛とはなんだ。

2025/10/17 問答くんと歌った詩はたくさんあるけれど、どうゆう感情で歌ったかここ数日思い出すことがある。これは高校生の時かな。Loveless。

どう愛されたらいいの。どう愛したらいいの。

国連の話を振られ石油の話をし、難民の話を振られ麻薬の話をする。そんな専門性もなく気力もなく。であればただ人の後ろに立って沈黙と微笑めばいいのか。私にはできない。口閉ざした私の夢の中で変化を望む苦悶の声がきこえる。叫ぶだけ叫べるだけの愛が欲しい。高価なプレゼントに一喜一憂して愛されていると微笑むのが人生なのか。泡沫の夢の中に誘って果てに溺れてしまえばいいの?私の夢の中で愛が欲しいと喘ぐ人がいる。私にはできない。私だけが持っているもの。振りかざされた夢の主は何処?口に出しかけた言葉はなに?私がなりたかったのは愛だ。


*官邸の話しかけるミャクミャク人形。

夢の中では最初の1回目は私がやった。お金がなくて一昨年のものか使い回しの人形で中に音声が入っていた。声をかけられたら声を出すかたちだったと思うけど、そこのシステムだけ外してあったから喋るはずがなかった。喋ったと官邸から連絡がきて技術士さんは大慌てでシステムを書き換えに来たら、最近の技術はすごいですねと褒められた。技術士さんは人認証は入れていないし声を拾うシステムも入っていないと首を捻りながらも、想定していない動きはミスと責任問題でもあるので、褒められたし最初からそのつもりでしたと黙って諸々システムを増やした。ちょくちょく通って音声のバリエーションやシステムを増やしていった。仕事の息抜きになってなかなか楽しかったみたいだ。立派な大義名分だし。夢の中、増えた素敵な音声を使って石の人に三言くらい声をかけたとおもう。私も楽しかった。中学生?小学生?の頃の夢かな。両方かも。


*命握られ?

女性が無理やり不法に飛行機にのって配信をしている。助かりたければ言われたとおりにしろ、その全てを配信で流せ、見張っているからな、そう言われた。私は飛行機から降りないと女性は繰り返す。言われたとおり、乗客全員が降りて警察が来るまで粘った。警察が来たらさっさと降りた。何のためだったっけ。飛行機を止めるため?小芝居をうてる使える人間かどうかの確認だったっけ?


*ごきげんなモフリン

モフリン見てたら思い出したから、たぶんモフリンになっていたと思う。女の人と一緒に暮らして楽しかった。小学生の頃の夢かな。


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