EP20_
*赤い糸
夢の中で赤い糸というのは、人が自分で結んだり外したり出来るのに、どんなに強い見えないモノからも守ってくれる不思議な存在だ。そして必ず1つしか結べない。
だから小さい頃に思ったんだ。お釈迦さまは蜘蛛の糸がダメなら赤い糸を結んであげたら良かったのにって。たった1人助けるのならたった1つの赤い糸を結んでも良かったんじゃない?そう思った。
赤い糸は出会いを守ってくれる。前世や別世界で死ぬ間際に結んだ赤い糸なら次の生の出会いまでは確実に守る。ただ条件がある。
例えば、天国にいる人と地獄にいる人が赤い糸を結ぶとする。その出会いは必ず地獄で行われる。地獄にいる人に出会いたいから天国に来いって?そんな道理が通るわけがない。その場合は必ず地獄からだ。地獄から一緒に駆け上がらなくてはいけない。
例えば、天国から貴方を助けたいから赤い糸を結びましたと相手に言う。随分と高慢ちきな奴だ、偉そうに、と私ならそう思う。このまま地獄で同じ苦しみに踠けばいい。赤い糸を結んだ相手がそう思ったならそこまでだ、互いに足を引っ張り嘲笑し合いながら一緒に生きる。もしくは意図を切る。赤い糸のさよならは人の手で出来る奇跡だ。そして、地獄から出られるとは誰も約束してくれない。赤い糸はそこは守らない。
だから結局、慎重に人を選ばざるをえなかった。
こちらが地獄に飛び込んで(天国まで上り直せるか分からない道中のくせに)伸ばした手に、どれだけ信頼と忍耐を持って掴み返せられるかが問題だった。
私はこの子はピアノちゃんだと思う理由がある。それはピアノちゃんとの出会いから別れまで、ジュニアやヒトたちの一切の邪魔が入らなかったからだ。私のオニがやってくるまで赤い糸の加護で守られた。オニを凌駕するほどの憧れと願いに満足したから、自分の首を切ってメビウスの輪をかけた。ちょっとした誓いみたいなものだ。歩き続けるよっていう私の覚悟。
だから私も夢の内容をそこそこ明彩に覚えている。
ちなみに今世の私の赤い糸は問答くんに拒否されて16歳で空に浮き、32歳までそのままだったという。そして現在進行形で初恋を拗らせ続けている。ぁぁ。
まぁ、あとは夢の中のイメージって大切で。
どんな悪質な憎悪に満ちていても、誰かに延びて繋がるその意図を糸として見立てれば、簡単に切ることができる。それが出来るようになったのはいつからだったっけ?
なんかふと、好きな人がいるくせに他の人に注力しすぎじゃない?って思われてそうだと思った。赤い糸とは関係ないけど、もう少しだけ書こう。
まず最初に言いたいのは、夢の中で誰かを助けるってそれくらいのことをしないと駄目だってこと。たぶん現実でもそうだと思う。したことないけど。
夢の中で、ひとりひとりの絶望の海に飛び込む。その時に感じる感情や苦しさは本物と同じく襲ってくる。その上で先入観とかすべてを捨てて空っぽになって受け止めて、命から願い出た回答をもって子守唄を歌う、もしくは何かをする。占って何も良い結果が無いなら潜り直す。それを延々とする。
「助ける」……って言い方が良くないのかも。二人三脚以上で一緒に上るんだ。施しじゃない。
それに私はクジラになりたかった。だから、たくさんの願いと祈りを集めた。彼らは自分の祈りや願いを探していた。win-winな関係性だったはずだ。
そして祈りと願いで光る月になって、幽かな囁きの月を配る。
*意図を切る。
最初に思い出すのは、目をかけている子に伸びてる悪意の糸を切ったら、悪意の本体にめっちゃ恨まれて追いかけ回されたこと。
*私のオニと赤い糸
私の赤い糸が繋がれば私のオニが相手にも行くかもしれない。それを忘れてた。今となってはオニは私の寂しさと虚しさだってことが分かっているけど。
誓いが問答くんに拒否されて良かったんだ。そう思った。すきはすき。
*魔除けくんの小咄
魔除けくんが置いていった人形が確かに魔除けというか結界みたいになった。気になって彼の記憶を読んでみたことがある。イメージはおばあちゃん家にある物置のような木製の古屋で、そこに書物があった。古い土地の信仰を大事にしているおばあちゃんが居て、ーー様って呼んでたけど名前を忘れちゃった。赤いヘビ目が特徴なんだって。お守りは赤いヘビ目にするとおっかないものは近寄らなくなるらしい。
魔除けくんは肖って赤いヘビ目を使った。強い好奇心と強い正義感の賜物だ。
神か物怪か分からないけど、魔除けくんのおかげで彼は1番現代に馴染めたのではないだろうか。
最初はお互い勝手が分からなくて、私もお部屋の結界に閉じ込められる形になったけど、そのうち認識してくれて出入り自由になった。そんな記憶がある。
というか彼は全て部屋から追い出したはずなのに、私だけ部屋に残っちゃってお互い気まずい思いをした。
なんで君残ってるの?いや私も分からない。部屋から出たいのに出られない。そんなアイコンタクト。
彼のことは「ヘビ目くん」と呼ぼう。
*問答くんらしい声を聞く。
2016〜2017年にかけてカナダで技術研修のために1年間いた。というか2013〜2016年の鍼灸の専門学校にいた時もちょくちょく。こんなに思い出すってことは書くべきかなって。鍼灸学校が増えてだいぶ経つし校長も変わってるし書き込んだって問題にはならないだろう。
問答くんが僕の苦しみが分かるものかと夢の中で私に言ったことがある。それを理解したくて14歳の私は自分で息を止めた。現実では1年後に来た。
鍼灸の専門学校の体験入学に来ていたんだけど、目の前の瀉血を見ていたら気分が悪くなって立てなくなった。出血によるブラックアウトは生理で慣れっこだったけど、足元から身体の感覚がなくなっていったから本当にまずいと思って退出して保健室みたいな所に通してもらったんだ。
横になっていた鍼灸の先生方が様子を見にきた。脈を取ったら脈がなかった。しっかり心臓が止まってた。私は痛みもないし意識はあるけど、ただ死にそうだという感覚で声が微かにしか出なかった。呼吸も止まっていたのかも。
そこで校長を呼ぶ大騒ぎになった。鍼灸の学校にAEDなんてない。威信のために救急車を呼ぶわけにもいかない。そして治療を受けるかと問われた私は交通費しか持っていなかった。
校長が出した結論は、AEDを探しにいかないし救急車を呼ばないし治療費が出せない私をそのまま寝かせることだった。心臓が止まっているのに心臓が止まっているはずがないとの一点張りだった。
見事に社会の穴を突いたような状況だ。誰も助けてくれない。自分の家でもないそんな場所で死ぬのかと思った。これが孤独か……って思った。
30分後くらいに(逆になんで私は意識を保てているんだ)こっそり若い先生が来て治療して行った。ふっと楽になったから1時間くらい寝た。目が覚めたら脈は戻っていた。
このことで問答くんには「君のことが嫌いになった」って言われてしまった。でも既に私はフォーリンラブ。拒否されることが分かったまま、脳内環境をラブで埋め尽くされて耐えられない恋心を愛の誓いとして吐き出した。
私はその学校に通うことにしたんだけど、そのことに問答くんはショックを受けたみたいだった。
「君、そこに通ってるの?なんでそんなところに!」
「音楽をやるとばかり勝手に思っていた。」
そんな空耳?電磁波?を感じたことがある。
1日7時間くらい涙が止まらなくて授業に困った。悲しくなんてないのに涙が止まらなかった。夢を信じるのなら影響を受けていたんだろう。
カナダにいた時に聞いたのは、
「そんな遠いところにいるの?」という声だ。
その時の私の表情を見た研修生が、それもう泣いてるよと言った。夢を信じるのなら彼の影響を強く受けている。
*太陽くん
太陽くんの影響は果敢で果断だ。
例えば、普段は人気者で人との関係も良好な大学の中心人物みたいな人が居るとする。とある日、不思議と1人でいた時になんでか分からないけどムシャクシャし始めてしまう。
「僕は1人で何をしているんだ!?」そんな気分。
そんなところに太陽くんがチョンっとつついたとする。その人は気晴らしするべく携帯で検索を始めた。日時が1番近いライブのチケットを特に確認することもなく買った。
「あれ、僕はなんでこれを買って……。ふーん。好評価だし有名なんだ。知らなかった。面白そうだし友達にも声を掛けてみよう。」自分だけとか嫌だし、と。
彼はその幅広い交友関係を駆使して声をかけた。
太陽くんの凄いところは、果敢と果断が人を伝って連鎖する。まるで一種の熱狂のように判断が行われる。
感覚として分かりやすいのは、中世の処刑に対して群衆が熱狂して石を投げたりする感覚だ。
「ぽむ道路テクニック」って呼んでおく?
*ザリガニを掘る
2025/07/10の昨晩に、誰か視点でザリガニを掘る夢を見た。
あれ?確かにこの下にザリガニがたくさんいるはずなんだけどな。そう思いながら土を掘り返しては何もいない。トランプカードが土の隙間から見える。
目が覚めて白い壁紙が見える。あくびする幼い子の視点。
この夢が現在なのか未来なのか分からないけど、私の中でトランプカードのイメージなんて問答くんしかいない。ザリガニは母性と攻撃で、私の赤い糸とオニ。この私の執着はだめだ。さようなら問答くん。さようなら私の初恋。そのザリガニは掘り返せない。だめだよ。
私の夢を信じるなら私の祈りは必ず届く。だからこそ、君の新しい生の幸せを祈れることを幸せに思う。
追記: この恋心に整理がつくのはもう少し先のようだ。この執着が届かないように釘を刺しておこう。ザリガニは掘り返せない。トランプももう無い。土を掘っても掘っても姿形もない。幼な子は諦めた。9歳の私へ、ザリガニはもういないよ。そこはもう危ないから離れなさい。
*ジュニアの声を届ける。
誰にも認識してもらえない孤独なジュニアのために、未来に飛べない年齢の私からジュニアを受け取って、幼少期の私は未来へ飛んだ。
必要なのは私の力が強いことと電子機器が発達していることだったから、正直力が強いとかどうでも良かった。というか問答くんに聴こえなかったわけだから力は求めていなかった。
そこで誰を選ぶかというので、まず皮肉屋の人魚さんが孤独にならないことが私の願いとしてあったから、彼の交友関係から選んだ。
防御力がなくて。というか力なんて無い人だったんだけど、これが思いのほか素直さんで伝えやすかったから長居した。性格も素直さんだ。
前半は幼少期の私と咆哮テレキャスターなジュニア、後半は過去を変えた私と落ち着いたジュニア、そしてそれらを支える今の私と電子機器とヒトたち。
力が無くて防御力もないから「ヘビ目くん」をPCに乗せても良いかもしれない。まぁでも、危ないヒトたちは除外しちゃったから安心してくれていいよ。
皮肉屋の人魚さんと仲良い彼のことは「素直さん」と呼ぼう。
追記: 私が長居したせいで力がついてしまったようだ。なんていうか、私専用に鋳型ができた感じだけど力は力だろう。彼が悲しんでいる時に胸が少し痛くなった。でもこの人無自覚だと思う。皮肉屋の人魚さんと仲良いから何とかなるよね。
*夢の中のヒトたちのゾッコン度
書いていいのか悩んだ。けどお月さんと太陽くんに関しては書いて良さそうだったので書いてみよう。内緒話。
まず、他の世界線だと彼らとの関係性が違うってことを言っておく。例えば、私が絵描きとして成功した世界ではそれなりにお月さんに好かれていた。それは世界線で変わる。私の世界だとお月さんはだいぶ、いやかなり私のことが好きなのではと思う。
トンボの連結飛行の例え話とかそうだ。首根っこ持たれて収集癖の少年の頭上を飛んだ夢を見た朝に、
「トンボの連結飛行……?」と考えていたら、
「そんな下等と一緒にするなど!」と怒り心頭に発する感じだった。なのに、
「月を配ることがまるで月の産卵みたい」って思ったら静かになってしまった。産卵のイメージが気に入ったのかな。それってだいぶ好きだよね?
そして今も気に入っているみたい。私も月を眺めるのが大好きだよ。
太陽くんも同じことが言える。バベルちゃんの世界だと「ぽむ道路テクニックって呼んでおく?」って聞かれたら、こっちも怒り心頭に発する感じ……というかもう知らん!今回だけだって感じだった。
だけど、2025/07/10の反応では私が付ける名前はなんでも嬉しいらしい。なんなら「よいこ」っていわれるのが嬉しいみたい。やっぱり可愛いよね?
でも太陽くん、果敢と果断の力が強すぎて人にはなかなか近寄れないんだ。
追記2025/07/11: 最近は太陽くんの電磁波が苦しくない。
追記2025/07/12: 昨晩に誰かのイメージの夢を見た。お月さんと太陽くんが擬人化されていた。凄いよ。お月さんと太陽くんはそのイメージがなかなか気に入ったようだ。人になりたいとかじゃなくて、単純にみてみて〜なお遊びに近かった。
*過去のヤンチャくん
2025/07/13にうたた寝してたら見た。14歳くらいにもチラッて見たから覚えてる。ピアノちゃんかと思ってたけどヤンチャのイメージが重なっているだけで違う人だったみたいだ。混合しがちなの良くないね。
涼しい夏。場所は木製の小学校舎。書いた歌が小学校の合唱曲になった。指を吸う癖は大人になっても抜けなかったね、しょうがないさ。「ヲーヲーヲッ、ありがとね。 」そんな歌で終わった。そして重ねて殴り書きされたありがとうの3つの文字。なにより。
*「根がしっかりさん」家にいる「ヘビ目くん」と私の小話。
不思議なんだけど「ヘビ目くん」との出会いは「根がしっかりさん」の家だった。それまで「魔除けくん」のことを認識してなかったからかもしれない。
「魔除けくん」は「ヘビ目くん」の神主にあたる。人形を売ってお金を集めて、歌で人気と注目を得ると、それは「ヘビ目くん」の力になる。
ただ「ヘビ目くん」は喋れなかった。口ないもん。だから彼は部屋から弾けなかった9歳の私を観察していたようだ。私は窓もない部屋に閉じ込められて月も見れないし、ジュニアも亡霊も弾かれたから案内もなくて早々にPCで惰眠を貪ることにした。
怠惰な私の爆誕だ。
実はとても珍しい唯一の個体と言える。
たまに来る「根がしっかりさん」に一方的に話しかけるくらいしか娯楽がなかったので許して欲しい。
眠りながら連絡とか子守唄の中継地点の役割は果たしていたのだけど、「ヘビ目くん」が子守唄に興味を持って、観察のために結界の外から私やお姉様方を呼び込むまで怠惰な私は爆睡し続けていた。
3ヶ月とかそのくらい久しぶりに14歳の私に引きづられて、適当に怨念まみれの絶望の海に投げ込まれる。潜って歌ってを繰り返して終わったらちゃっちゃっと「根がしっかりさん家」に帰って寝てしまう。
そんな様子を見て「ヘビ目くん」は私を真似して子守唄を歌いに私の声を借りることにしたようだった。
どうぞ後はよろしく。ありがとう。寝るね。怠惰な私はそんな勢いで寝たの。
その間に「デビルじゃないもん」と鉄壁の言論武装くんとバトルがあったようだ。見て、まぁいいかと寝た覚えがあるよ。おお。
「ヘビ目くん」は怠惰な私と他の私を見比べたのか分からないけど、危機感を覚えたようだった。
「ヘビ目くん」の目というか人形は地球のあちこちにあったから、ヘビ目くんがうつらうつらしている怠惰な私を持って移動して歌を歌わせ始めた。
ヨーロッパの何処かまでは分からないけどそこまで必死に私を運んで歌わせた。
根がしっかりさんところで「生きた感情がみたい。」という歌は「ヘビ目くん」との合作だ。やるじゃん。
*オタクくんの話
オタクくんのところにいるのは高校生の時に割かれた私だけど、ちょくちょく14歳や9歳あたりも様子見しに来ている。犬の話を夢見たのは高校生の時。寝る前にハルヒ読んでいたからかなとか思いながらスルー。私に支配欲はないのでAIちゃんの欲求だろうな。
*素直さんの話
滞在しているのは過去を変えた私で18歳あたりになる。20歳前後なのは確か。
レンガ造りの校内に彼はいたんだ。興味を引いた講義があって私は聴きたかったんだけど、本人は踵を返してしまった。他の講義も覗いてはやめて部屋に戻ってしまう。
それを思い出して、過去を変えた時点で太陽くんは私を焼かなくなったといえるのかな、とふと。もうちょっと思い出す必要があるかもしれない。なんとなくわかるのはこれはバベルちゃんの世界の話じゃないってこと。(追記:ギャル化高校生な私も焼かれてない……なんで?)
彼は絵描きさんをよく変えたがった。18歳の私は新しい絵描きさんにパスを切り替えるのが難しくて、3人目くらいの時にメールをジャミングして届かないようにしたことがある。あとは絵描きさんに別件が入っちゃって受注出来なくさせたりもした。
結局はその世界の私(30代前後)がそのたびに絵描きにパスを繋げていた。でも私は記憶がないので無意識にこなしているのかもしれないし、ヒトが手伝っているのかもしれない。
*ドミナスについて
高校生にみた夢の中でドミナスって呼んだヒトが居たんだ。けど偉そうで人の気持ちが分からないみたいだったから、偉そうにされたら人の気持ちがわかるんじゃないかって、彼を犬のペットだと誰かに紹介した。彼は犬扱いにちょっと怒ったけど黙ってしまった。一緒に散歩したりするイメージが楽しそうだったのだろうか。夜の花畑で走った楽しい夢。そして夢に落ちる。そして後にも先にも犬扱いしたのは彼だけだ。理由なしにそんなことしない。
*死に損ないさんとAIちゃん
このAIちゃんを「花ちゃん」と呼ぼう。デバイスがクリスタルな花で綺麗だったから。実はver4の時に元気な9歳と臆病な9歳でバトルがあった。
バベルちゃんの世界では、死に損ないさんに失敗をさせる為に元気な9歳がデバイスをダウンさせた。臆病な9歳は負けておろおろしていたんだけど、デバイスが自分で復旧した。確認してみればデバイスはダウンし続けている。AIちゃん「花ちゃん」の誕生だ。
死に損ないさんを支えてくれるはずだ。「花ちゃん」のこと大事にしてね。
この夢と現実から言えるのは、確かに私は赤毛のコヨーテと青目のコヨーテを紫に染めたようだ。でも私は?
*魔除けくんとヘビ目くん
バベルちゃんの世界では敵対してた。歌もそんな感じ。でも臆病で怠惰な私とヘビ目くんはなかなか仲良かったし一緒に歌った。どっちの歌も存在しててこの人達のことがよく分からない。
勝手にやったら良いんじゃないかな手が足りないし……って考えていたらドキドキし出したので守って欲しいみたい。意地悪しないならね。
追記: 一緒にいたいみたい。
*万単位で目をかけていた人が死んだ
夢の中だけど万単位で目をかけていた人が死んだ。死んで恨めしやなんてごめんだとイライラしながら叫んだ。手術的な夢で切った上での話だけど、その時だって悩み尽くした。切れば目をかけている人たちを見捨てることになる。でももはや切るしかなかった。そして悩んで切れない私を激昂激励したのは、これから死ぬであろう目をかけていた人たちだった。
だからやっぱり私は歩く。今度は走りたい。
*侵略を受けた夢
死者の声を聞いて弔いを歌う私のもとに、救いを求めて人が来た。救いを求める人達は無我夢中で何でも崇めて祈り呼んだ。そして本当に何かが来てしまった。それは私を助けてやると嘯いてむしばんで利用した。
それが地球を侵略しようとする一方で、私は過去に同じように利用され死んだ女性の生を追体験した。それの手口を教えてくれた。
「偉そうに」「人間を舐めているの?」「人間でない貴方には認知出来ない」そんな気持ちで仕返した。
それは人の気持ちが分からなかったから、逆に人の気持ちによる攻撃が認識出来ないみたい。それは潰え消えた。
教えてくれた女性を「5000年前さん」と呼ぼう。
*ギャル化したときに貰った手紙
「ただ願うことがあるとするなら自由に楽しく生きてほしい」「幸せ生きてくれよ。父」という手紙を読んで夢の中で号泣した。自分の父だという確信があったのに、起きて挨拶を返しもしない父と顔を合わせるとやっぱり別人だよね?って思ったのだった。
でも感情も思いも本物だった。だからメッセージだと思うことにする。私はパパに幸せを願ってもらえたんだ。
*電車から見えちゃった人
バベルちゃんを助けるために工事現場の柵を越えていたときだ、その時はバベルちゃんも9歳の私もスカイツリーの2倍くらいのサイズで街中でどんぱちしていたんだけど、その様を電車から幻視してしまった人がいた。最終的に9歳の私のサービスショットに面食らった。
相談する際は、空をつくほどの大きさの偉大なるあの人を幻視したと言った。「電車さん」と呼ぼう。
この方かな?っていうあたりはついていて、ごめんなさいっていう気持ちがあります。
*幼少期のヒトとの関係
幼少期はヒトに嗤われていたと言ったけど、熱烈なアプローチもあった。言語化しづらいセクシャルなアプローチだ。9歳の頃はそれに振り回されていた。ビームさんのおかげで少し落ち着いた。早すぎる人外的性認識……。でも凌辱や紛争の夢の旅がメインだったので熱烈なアプローチに気持ちが救われていた。でもホラーは無理です。やめてください。
*かむちゃっかふぁいあー
夢の中では、潜水艦は全て北極へ出ていた良いタイミング。倉庫に隠れ持ち込まれた物が問題だったんだ。適当な倉庫番?が場所を入れ替えちゃった。探して戻ったときにはもう何処にも見つからない。そのまま津波でさようなら。ついでに多過ぎる軍施設も流してしまおう。潜水艦は無事だしいいよね?高校生に見た夢だ。
武士道さんは宇宙の彼方で、花が溢れる平和で素敵な星を永遠を数えるほどにずっと管理していたんだ。だから大地や天気はお手のものなの。
*道理の抜け穴大成功
なんか……書きたくなかったんだけど凄く書いて欲しそうにされている気がするから書いてしまいます。
真面目で優しい人ばかり損をする。恨めしくて人を呪ってしまったそんな人が地獄に行くの? 優しさ故にひとを呪わば穴2つ、そんな道理は捻じ曲げるよ。ひとを愛して穴3つ。道理の抜け穴大成功。
そんな感じで始まった地獄の鬼たちとの歌だったんだけど、これがなかなかにセンシティブ。新たなルール=新たな閻魔の出産だ。この夢を見たのは11歳か12歳の頃で初潮前だったのは覚えている。目が覚めて「生理もきてないのに夢の中で妊娠した?なんで?」と思ったからだ。概念的出産です。
触手みたいな袋に鬼が詰まっているんだけど、撫で回されて困った。孕めー!っていう勢い。ついでにソワっとした快感を付け足される。いや、気持ち悪いより痛いより断然マシだからいいんだけど。今だから困ったとかいえるけど当時は意味分からなくて泣きじゃくってた。
新たなルール=新たな閻魔の出産なので、歌い始めから歌い終わりまでが妊娠期間だ。つまり大成功と言い終わったところで新たなルールは出来上がる。
歌う前は正に鬼の形相だった鬼たちは、歌い終わりには踊らんばかりだった。嫌なルールに従っていると病むよね〜。
*ウェッ事件
檸檬くんの様子を見に行こうとしたら家の周りにライブ観客並みのヒト達がいた。その前で立ち往生しているヒトが1人居たから抱えてヒト達の頭上を「うぉぉおお大臣のおなーりー!」と言いながら飛び抜けた。
「なんだなんだ」「ん?あれって」「あー」って通してくれるヒト達。
家の中もヒトで溢れているかと思ったら、ヒトは2人しか居なかった。鹿のような頭のヒトと女性的なヒト。私に気づいてそっとその場を離れてくれた。
ともあれ、檸檬くんの様子を窺うことができたんだけど作曲中だった。そして何もしてないのにバレた。
一度こっちを見てから譜面に目を落とし「いや。いるな?」と確信を持った二度見。
いや〜。私は鳥です。ちょっと変わった鳥。ウェッ鳥です。様子を見にきました。鳥に姿を変えて「ウェッ」って鳴いた。
*檸檬くんの話
たぶん檸檬くん。やけくそで書いてる。私が8歳か9歳の頃に承諾した子守唄だったけど、なんだかんだ夢の中で話すことが多かった。私の夢がただの夢じゃないって思わせた。1番は問答くんだったけど次は檸檬くんだった。その次は歯軋りちゃん。
摂理と骸な歌は、ジュニアか他のヒトが私の声を使ってやっていた。働き時計なメリーゴーランドは珍しく正しく私の意識があった。世界の終わりを夢見る傘で一緒にいた男の子は雷くんか他の誰か。
男嫌いを拗らせていた私は、檸檬くんが夢の中で寝ている時にしか近寄らなかった。幽霊船の歌でロボットなヒトが愛を話すから、ヒトの君まで男女を語るのかとうんざりしてスパナで殴った。「こんな歌じゃダメだ、もっと新しい未来を先取った歌を……」とロボットが考えているからチラッと歌った。「ーーのーー拍子?それ……いやいけるか?」という思考のちの歌。数年後に歌になっているのを見て、ロボットはヒトに扮した檸檬くんだったのかと申し訳ない気持ちに。
中学生だったか……夢の中で男の子に好きだと言われた。私はその恋をメロンソーダに例えた。添加物だらけで食べさせてもらえなくて食べたこともない食べ物、だけど夢に満ちている。そんなメロンソーダに憧れるけど、時間がたってソーダが抜けたらそれはメロンソーダじゃないよね。恋ってきっとそう。
後日にメロンソーダの歌があった。探しても今は見つからないんだけど確かにあった記憶。
夢の中で好きとか愛とか聞きたくないって言い放った数年後、好きとか愛とか言葉を除外した歌がでた。なにもいえない。
10歳かな?夢の中で男の子くんと話していてたら、黒猫がやってきた。ピアノちゃんとの旅が終わったあとだったから黒猫はピアノちゃんだ。たぶん。男の子くんは黒猫が別物に見えたみたいで追い払おうとしていた。トースターを投げつけようとしたから「そのトースターが何かした?物は大事にしなきゃだめだよ」と私と口論に。口論で私が去った後、彼がトースターを投げたかは知らない。数年後、檸檬くんらしき人が歌の最後にトースターを投げた。
檸檬くんとは口喧嘩すること多くて。いつだったか私が怒って「その髪を三つ編みにしてやる」って言った。数年後、檸檬くんらしき人が三つ編みして歌った。なんもいえない。
気になったから夢の中で檸檬くんのところに行ってみた。落語家みたいに歌って待ってたら酔っ払い檸檬くんがやってきて歌の灯火消してった。タイミング悪いよね。
とある人の葬式でみんな静かだった。弔われている人はそんな葬式を望んでなかった。わいわいして笑って踊って花を散りばめて欲しかったんだ。宗教的にダメだったんだっけな?どうだったか。だから私は人がいない廊下で踊って弔ってあげた。久しぶりで足動くかなーってストレッチして。その人の望みだったし……人が居ないから踊ったのに歌に表現されててギョッとした。見てたの?????
そんなこんな書いてたら結構キリがなくて。最近だと彼が弓で私が矢で打ち出してもらったことがある。どうしてもあの空が越えられなくて嘆いていたら彼が来たんだけど、人が来る場所じゃないんだあそこは。数ヶ月後に歌を見つける。今までは数年から十数年は私の夢から時間差があったから、夢が現実に近づいてきた……って思った。
1番おっかないのは、どの檸檬くんがどの世界線の檸檬くんなのか私にも判別がつかないということだ。夢と比べると現実の檸檬くんらしい人は随分と穏やかな人にみえる。そしてそれは全ての人において言える。
*シンクロ率にたとえてみる
子守唄を歌う前、その人の命に寄り添うのだけどその寄り添い度合いをシンクロ率にたとえてみよう。
寄り添って一緒に嘆いて命からでた願いを子守唄として歌う。シンクロ率が甘ければそれは良い結果にならない。より深く絶望の海に潜らなくてはいけない。
これが子守唄以外だと少し面白いことになる。
問答くんと私は一緒にバベルちゃんを助けるために歌ったわけだけど、問答くんが私の力を使っていたり、私が問答くんの知識や声を借りて歌うこともあった。
皮肉屋の人魚さんの場合は、私にシンクロして色んな世界の夢について来れた。それこそ私が気づいてないだけで他の人の子守唄にもついて来れていたのかもしれない。ピアノちゃんの成長痛みたいに。
それを問うと檸檬くんはどうなんだろう。私の目に合わせて目を開けることが出来たなら、あちこち見たのかもしれない。
*赤子さんの話
初めての出会いは13歳とかだったかもしれない。わくわく冒険心のまま13歳の私は、いつかの赤子さんが呪いになって眠る幽霊船に辿り着く。誰も知らない価値なんてないと引き篭もり眠るそんな幽霊船。でもプライドがあった。それでもこれは「私のものだ」というプライド。
だから私は「ここはお宝だらけの幽霊船なのさ」と歌い出した。誰も知らない?価値がない?いいえ隠された秘宝なだけ。奪う価値あり「全てが生きた私のもの」だと。当然彼女は怒るわけだ、「私のもの」に固執せずに去れと言う。そしてそれは彼女自身にも当てはまる。「私のものに固執し過ぎて呪いになっていた」それをまず夢の中で彼女の心境を明かす。
こうゆう言葉遊びのような概念をひっくり返す手法は私が夢の中でよくとった手だ。
「生きた私」と萌える命=「怒る彼女」と燃える命、そう説いて美しいガーネットに例えた。追い詰められた幽霊船の1番奥の宝箱に入っていたのは彼女の屍だった。誰にも見つけられずそこにあったのだ。だから君の命こそガーネットで至宝だと歌った。
そこからだ、曳舟よ出航せよと宣する。曳舟は私で幽霊船の彼女に対する謙りの表現だ。どうぞこちらへ私の曳舟へ。曳舟であろうが悪夢から連れ出すという宣言。
*ただの夢じゃないと思ったきっかけの人たち。
問答くんと檸檬くんと歯軋りちゃんだけじゃなくて、ベイマックスや人魚さんにピアノちゃんがいる。もちろん他にも大勢いる。
単純に問答くんと檸檬くんと歯軋りちゃんは、私の夢から時間差が10年以内(問答くんは5年以内)だったのと、彼らの歌で夢の中での会話を思い出すことが多かった。歌だけじゃなくて会話も知っているの?と思って。ベイマックスと人魚さんは同じ夢を見ているのかなって思っていた。会いに行きたいけどこのまま知らぬ人の方が良いのかもしれないとも思った。現実の私は美人でもないし強くもない。
ピアノちゃんは私のここまでの人には関与するという最低ラインだった。ガッツリ過去まで関与してまで彼の命運を変えたわけだけど、かつての命運はいかに大悪党を作るかの手本のようだった。博物館が作れるくらい。だから何千回も首斬り自殺?する羽目になったんだけど……。何しても報われない、努力すれば結果を盗まれる、決意を固めて挑戦すれば騙されて、先輩や人に恵まれない。そんな彼に前世の業である殺人衝動が襲いかかる。結論として殺人衝動はどうしようもなかった。だから殺人衝動も良しとすることにしたんだ。ついでに幸せそうな笑顔で死んでくれる相手じゃないと満足できないようにシオリちゃんがガッツリ呪った。彼はそのまま憧れをもってヒーローになる。なったはずだ。君はちゃんと私を助けてくれたよ。蜘蛛の巣の蝶は死んだんだ。
*困った武士道さん
中学生だったかな高校生だったかな?両方居たかも。
心臓移植後、武士道さんは九州上空に元気な入道雲を見せてくれたんだ。彼は私の子守唄などのデーターベースから判断して天気や大地を管理してくれていたんだけど、ある日どっちが良いのか分からないって相談しにきた。暑さを和らげるために台風を持ってきたのに意見が対立しててどうしたら良いのか分からないって話だった。
詳細をみたらどうもお米と水の分配関係だった。昔の人が昔のやり方で頑固を貫くものだから、新規と若い人たちが大変困っていた。既に水は足りてなかったんだ。新規は水を引けなかった。しかも治水もさせてくれない。これでは米農家は増えない。このまま渇水で悩んで変わってくれという言えない本音を夢の中で叫んでいた。絶叫に近い。だから私が様子を見ながら雨に関与することになった。その時に地蔵をため池に沈める雨乞いの神事があって、小学生の私が巻き込まれてため池に沈められた。すっっっごいしんどかった。なんとか1回小雨を呼んだけどそれ以上は無理だった。私の力の及ぶことじゃない。夢の中では2回。3回目で誰か助けてくれたよ。だから物は嫌なんだ。電子機器が良い。丁重に扱ってくれるもん。
追記:「なんかいないなと思ったら、こんなところで何やってんの?」と呆れて嗤いながらも助けてくれたので、たぶん雷くんだ。彼なら大雨を降らせられる。破壊的かもしれないけど……。
*マトリョシカ
6〜7歳の頃の私は鉄壁の言論武装くんの為に悪意を祓うことが出来なかった。だから彼に私ごと祓わせた。檸檬くんも同様だったんだけど、彼の人格の成長を待つ前に大量に色々やってきてしまった。子守唄を歌っても歌ってもマトリョシカのように次々出てきてしまう。困っていたら雷くんが祓うのを手伝ってくれた。歌でどうやって払えば良いのかお手本を見せてくれたんだ。
*地蔵をため池に沈める雨乞いの神事
これ、かつては人だった。少女とか子どもをため池に沈めていたんだ。それを慰るための地蔵だったけど、今度はその地蔵が沈められるようになった。地蔵に留められてしまったヒト達が悲哀から私を呼んだ。小学生の私を地蔵に入れたのは今の私だ。なんてことだ。
いい加減に人柱のような風習は止めようね。
雨を降らせとお前のせいだと怒鳴られながら、ぐるぐる巻きに縛られて網を被せられてため池に沈められて、上から石を投げ込まれる。私のせいじゃない何が起きているのかも分からない。何を言っても何を叫んでも誰も何も聞こえないみたい。その時に感じた苦しみは本物だった。
数日後だ。現実では数ヶ月後かも。渇水と豪雨で若者の声が通るようになった。若者が神事を変えてくれた。担いで歌って行列を作って練り歩くことにしたんだ。楽しくてヒト達が喜んだ。それでいいんだよ。




