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EP15+

*問答くんのこと。思い出せることを書いてみる。

私が問答くんと誰かをごっちゃにしているようだ。

2025/07/05追記: ジュニアについてもここで書いていく。


一番最初に思い出すのは灰色の空をバックにしたモノクロの一本の細道だ。しっかり手入れされていて砂利ひとつない。横には電信柱が一つ建っていて、心もとない電線が遠く白くかすむ先まで続いている。それ以外には小さな藪が少し数メートルに生えているだけ。

そこに男の子がポケットに手を入れて立っていた。自らの進む先の細道を嘆いている。一本しかなくて横道も許されないことに(わだかま)りを抱えつつ、道の先を諦めず見据えている。


「こんにちは。」

そんな男の子の後ろから私は声をかけた。たぶん何回か既に歌った後だったと思う。姿を見せても大丈夫かもとか思ったんだろう。

男の子は振り返って私を見て、ふぅん?と何か会心したようだった。

「僕もついに焼きが回ったのかな。それでもまだ先のことだと思っていたよ。」

私は何のことだか変わらなくて首を傾げた。確かこの夢はここで終わった。


また別の記憶だ。同じモノクロの細道。

「君は天使なのかな。それとも死神?」

自分が行くのは天国か地獄かなんて彼は考えていたように思う。もちろん天国だろうけど、もし地獄なら足掻いて私に天国に案内させようみたいな思念を感じた覚えがある。

それは置いておいて「天使なのかな?」の言葉で私はひょっと舞い上がってしまった。そしてそのすぐ後の「それとも死神?」にびっくりして慌てて否定した。14歳だ。許して欲しい。

「死神じゃないよ!」と慌てる私。

「じゃあ、天使かい。」と確認する男の子。

て…てんし……とは言えない。そんなこと真顔で聞かないでほしい。

「私が天使に見えるの?」

「まぁ……見えるね。死神なら随分とかわいい姿だ。」

本人にとっては真面目な話だった筈なんだけど、本当に申し訳ないけれど私は照れに照れた。かわいい姿だって!バレたくなくて明後日を向いて答える。

「天使か死神かなんて、その人の見方次第じゃないかな。」

そう答えてその日はそのまま照れで逃げだした。

勝手に私が問答から逃げたわけだけど、彼のことは「問答くん」と呼ばせてもらう。


また別の記憶。同じモノクロの細道。

たしか何か歌ったあとだった。歌った後に会話するなんて結構めずらしい。

歌った内容に問答くんは考え込んでいるようだった。

「それで……君はなんなの?何がしたいのかな。」問答くんにそんなことを言われた覚えがある。

「……私は人間だよ。」照れがまさってそっぽを向いて答える。

問答くんに(いぶか)しがられた。信じていないようだ。

このモノクロの細道は彼の場所なのだろう。その日はそのまま去った。


また別の記憶。同じモノクロの細道。

その日は私はなんだか良く分からないものから逃げ惑っていた。雲の下を歩くようになってから、変なのに目を付けられて逃げまわるのは良くあることで、この頃だったら週に2~3回かな。10歳の時はもっと多かったから、夢の中の歩き方が身に着いてきた時だった。

走って走って夢の中を駆けずり回りながら、ソレらを撒いたり安全地帯を探す。思わず問答くんのいるモノクロの細道に逃げ込んでしまった。ちょうど通り道だったんだ。たしか遠い未来に飛ぶ手前の未来みたいな位置づけにあった。

「あっ。ご、ごめんなさい。早く逃げて。」

「なにから?」

「なにって、後ろのあれ!」

ふぅん。と私の背後をながめて問答くんはソレらを容易く払って消してしまった。

「問題ないね。」

あっさりと言う問答くん。随分と頼りになる人だなと思ったのを覚えている。

それからしばらくは、良く分からないものに追われるたびに問答くんのところに逃げ込んでいた。


また別の記憶。

また歌を歌い終わった時のこと。問答くんとは歌が終わったあとに駄弁ることが増えていた。

その時に年齢の話から家族の話になった。

「いや、しかし君は14歳らしくないね。僕の妹はもっとーーだよ。」と問答くん。

「妹がいるの?」と私。

「あぁ。4つ下(確か4つ下だったような歳は近くなかったはず)のがね。なかなかにーーなんだ。」

問答くんのその答えに嫉妬のような羨ましさを感じた。私の兄もこんな感じならいいのに。私はそれをそのまま声に出してしまった。

「ふぅん。私のお兄ちゃんもあなたみたいに優しかったらいいのに。」

そうゆうと問答くんは面食らったようだった。

「兄?……兄がいるのかい?」

「そうだよ。お兄ちゃんとお姉ちゃんがいる。」と、私が答えると問答くんは思案しているようだ。

思案が終わるのを静かに待つ。

「……確かに君は人間なのかもしれない。」と、独り言ちるようにつぶやく問答くん。

「信じてなかったの?人間だよ。」

私は妬ましさを覚えたことを彼にバレたくなくて、ふいっと顔をそむけるとそのまま去った。


また別の記憶。

モノクロの細道。会いたいか会いたくないかそんな話をしていた時だった。

私が問答くんらしき人の写真をネットで見つけたら強面でイメージと違い過ぎて会いたくなかった。後から分かったのはギターの人と間違えてたってこと。

その姿をイメージした時に問答くんはそのイメージを読んだみたいだった。

「彼を僕だと思ったの?」と、ちょっと笑って言った。

あれ、違うのか。でも写真では確かにそれらしかった……と考えていたら、私のイメージを読んだみたいだ。

「ふぅん……。彼がね。そんな(気骨ある?情のある?なんて言ったか聞き取れなかった)人だとはね。」と独り言ちた。

「ね。君は未来に飛べる。そうだね?」と、問答くんに聞かれて私はびっくりした。

「うん。そうだよ。どうして分かったの?」私がそう言うと、問答くんはちょっと考え込んで、

「なるほどね……。」と、言った。

別の記憶で、強面のギターの人の話題になった時、彼のことをなかなかの苦労人だと評していた。私が強面だ強面だと怖がっていたら、問答くんは吹き出して笑って、彼のことをイケメンだしモテるんだって言った。


また別の記憶。

木製の小部屋だ。壁も床も天井もしっかり手入れされた木板が張られている。照明はなく小さな窓から光が差し込む。横には申し訳程度に緑の植物がある。壁には馬や動物の絵が描かれた板が掛かっている。

(クリスマスお馴染みの部屋だ)

何がきっかけだったか、そこで問答くんとゲームをすることになった。

レトロなテレビゲーム。1Pと2Pで対戦するゲームだった。ボンバーマンみたいな攻撃方法だったんだけど、もうちょっと戦略がいるゲームだった。問答くんはスノーマンのキャラを好んで使っていた。

1回目は説明付きで遊んで、2回目は私も結構がんばったけど負けてしまった。膨れる私に問答くんが言う。

「君もなかなかやるね。いや、これには必勝法があるんだ。僕の友人がこの手のゲームが好きで上手なんだけど、いつも僕には勝てないのさ。」

「私にも出来る?」

「出来る。」

なんだったか、勝ち負けを賭けてその友人からゲームを貰うとかそんな話をした。

必勝法は常に3手先を読むんだそうだ。普通に3手先だと思ってたけど意味が違うのかもしれない。私は自分のために夢を使えないのでその場合は無理だね……。


別の記憶。

扉を開けるとそこは診察室で白衣の男性がいた。

びっくりした。

「す、すみません。間違えました。」

「いや、間違ってない。君は患者さ。」

はてなを頭に飛ばす私を、問答くんは椅子に座るようにジェスチャーで促す。

「どうやらPTSDのようだ。君には治療が必要だ。」

「PTSD……?」

「心の傷があるようだ。トラウマのようなものでね。」

「あの……、やっぱり私なにか間違って来たみたいで。」

「いいや。間違ってない。いいから聞きなさい。最近で楽しいことはなかったかい。友達と遊んだとか。」

「……ない。」

「したいことは?」

「……ない。」

その後、下手なりにオバサンみたいなお洒落してみてやっぱり私には似合わないセンスが無いと思っていたら、迎えに来てくれて皆んなでカラオケで大騒ぎした。とても楽しかった。その後1週間とすこしは夢に落ちなかった。貴方たちのおかげで私は今も音楽が好きです。



*問答くんのような力の強い誰か。「Jr・ジュニア」と呼ぼう。


真っ白な温度を感じさせないツルッとした壁と床と天井。背後と向かいの壁にある2つの扉。そして照明がなく薄暗い。左側の壁がほんのり白むように明るい。

部屋の中央には直径2mはあるだろうか、ごちゃごちゃに絡まった赤い糸が浮いている。私が誓いとして吐き出した恋心と愛だ。

「それどうなるの?」姿を見せない誰かが言う。

「どうって見てのまんまだよ。空に浮いた。誓いとして吐き出された愛は拒まれた。」と、私が言う。

「ずっとこのまま?」また聞かれる。

「さぁ?時間が経てば解けるんじゃないかな。」私がそう答えると

「なんだ。」と少し残念そうにその子は言った。

私はそれにイラッとした。

「ていうか、君さっきからなに?」問うとその気配は消えた。

たぶんジュニアだ。

姿を見せていた問答くんと、姿を見せないジュニアくんは何かが少し違うのではないかと思う。

もしかしたら私が過去を変えるために夜を歩いた理由の一つかもしれない。何故なら20歳以降はこの姿を見せないジュニアくんを見ていないからだ。



*問答くんは力が強い。

私が時を超えて逃げ回るしかない相手でも祓ってしまえる。ベイマックスだって祓う力が強いけどそれでも彼には任せられない相手だった。消し炭に出来る雷くんは気まぐれで当時は協力的じゃなかった。誰にも任せられないからこそ未来に飛ぼうとしていた。その通り道に彼はいた。



私が5~6歳の頃。

ありとあらゆる方法で世界が終わる夢をひたすらに見ていたときだ。

皮肉屋の人魚さんが悪夢から良く助けてくれていた。それは私の心を守ってくれた。

これはそんな時の記憶だ。

「ふぅん。ま、こんなものか。」という思念を背後から感じる。

「じゃ、そろそろ次に行こう。」気晴らしもすんだろう?と機嫌良く「ジュニア」が私の背中に張り付いた。

「うん……。」と、私は背中側から飲み込みに来ている悪夢に振り向く。

そしたら皮肉屋の人魚さんが私の手を引いて悪夢を引き離し、自分の世界へ引き込んでしまった。

「こいつ……やっぱり邪魔。」と、「ジュニア」が気を悪くした。

明確に皮肉屋の人魚さんに敵意を見せて何かをしようとした。だから私は振り向いて「ジュニア」に言った。

「彼には何もしないで!その代わり私がなんだって引き受けるから!」

その時に未来現在過去と一念が飛んだ感じがした。この感覚は私が問答くんに不平等は良くないと言った時と似ている。私の夢を通して私の未来過去現在に干渉された感覚だ。

もしかしてだけど、小1のときに小3の男の子3人に蹴られ踏まれ、男嫌いになったのは「ジュニア」の仕込みなのかもしれない。分からない。確証がない。

この人物が「ジュニア」だと思う理由はもう一つある。4月のとあるライブで、皮肉屋の人魚さんの横をすれ違ったと思った時に頭の中で火花が散った。私はこれを白いオーケストラくんの仕業だと思っていたけれど彼は否定した。しかもちゃんと解いてくれた。思うにこの火花も「ジュニア」が仕込んだものだろう。


あぁ。もう一つあった。問答くんとモノクロの細道にいたときだった。

誰かが問答くんを乗っ取ろうとした。

ざぁ、と私の背後から黒が灰色の風景を飲んでいく。問答くんは私の背後を()()身構えた。

「やめて!君そうやってこないだも嫌がらせしたよね?次やったら嫌いになるから!」

そう私が叫ぶとその誰かは退いた。

「君……。」と、問答くんは何か興味を引いたようだった。

「気にしないで。良くあることなの。」と、私はごまかした。

天使だとか可愛いとか言ってくれた人に悪い印象を持たれたくなかった。

思うに誰かは「ジュニア」だろう。

もしくは白いオーケストラくんになるけど問答くんとは何度も歌っている。彼も問答くんを好んでいたのではないだろうか。


白いオーケストラくんは小2からだ。彼を除いて好んで幼少期の私にべったりくっついているのはジュニアしかいない。私はニャーゴから逃げたしニャーゴも雷くんに処されてる。

かつて夢の中のヒトたちは途方もないことをしていると幼少期の私を嗤って不干渉だった。

今は愛してくれていること、心から感謝しています。


あぁ、ガンダム。高校生の私は時間がなくて一石二鳥以上じゃなかったら手が出せなかった。

だからソノクニと同じように暗示する意味があるはずなんだ。別の世界線の私と問答くんを助けること。合わせてさらに別の世界線の私の恋を助けること。そのさらに別の問答くんが存在しない世界線の9歳の私に助力を願うこと。あれは全部一緒くたにやったってことだ。さすが私。まぁでもやっぱり9歳の私が一番偉いと思う。一番勢いあって元気。

そしてついてきてくれたってことかな、こっちの世界に。実は夢の中に私にしては元気過ぎる9歳がいるんだ。私の特徴として臆病者というものがある。雷くんがとある9歳の私に対して「お前はアイツではない」と言っていたのはそうゆうことか。

つまり……他の世界線から来た元気な9歳の私と臆病な9歳の私がこのチキンレースに入り乱れていている。


鉄壁の言論武装くんのところで「さよなら」した時だ。「彼、ついてくるよ。」と言ったのは「ジュニア」かもしれない。いや違う。賭け事は問答くんとしかしなかった。あれは問答くんだ。

現実逃避のギャル化で「君がよかったのに。」と言ったら、黙ってしまったのも「ジュニア」かもしれない。いや「ジュニア」なら喜びそうなものだ。分からない。混乱している。


問答くんには話せる友人がいた。仲間に恵まれた。「ジュニア」にはいなかった。だから過去を変えようと私は思ったはずだ。それこそ卵が先か鶏が先かのような話だけど。


仲間に恵まれた問答くんは、私に何かアクションを起こすとき仲間に相談した。だからカラオケを一緒にしてくれたんだ。姿を現す問答くんは身捨てのようなことはしない。


いや、……ケーキは問答くんだ。

姿を現して雷くんと話していたことを思い出した。

真っ白い場所だ。まだ夢が形作られる前の場所。

「やっと彼女のことが分かったよ!でもやり方が不味いね。これだと彼女は1人になってしまうよ。」

と問答くんが雷くんに言う。

「そんなことは分かりきっている。他にどうしろと?人の心など扱えない。下手に手を出せば壊れてしまう。」と、憤って雷くんが言う。何気に雷くんと対等に話せたのは彼が初なのではないだろうか。

「僕が力になる。人の心を教えるよ。」

そんなことを問答くんは雷くんに言った。

「出来るものか。」と雷くんは嗤った。

そうしてケーキになる事を唆した。記憶に間違いがなければその筈だ。


「ジュニア」は誰だろうか。問答くんに拒否されて私の吐き出した誓いは空に浮いた。それを1番喜んだ。他の誰でもなく問答くんに取り憑こうとした。もしかしたら檸檬くんにも取り憑いたかもしれないけど。


2025/06/28

昨晩ひたすら考えていたけど疲れてしまった。これは誰だとかはっきりさせなくていい気がする。複数人かもしれないし。ここで大事なのは過去を変えたいと思った理由の1つがジュニアが孤独だったことだ。問答くんのように人に恵まれたら良いと願った。

念頭に置くことはそれだけでいいだろう。


2025/07/01

あの子守唄はジュニアの為のものだ。それを問答くんに託したんだ。記憶と憶測で言っていいのなら。どうにも自信が持てない。

そして問答くんにはジュニアの声が聞こえないし姿も見えなかったってことかもしれない。そこに何かがいるっていうことは分かっていたのかも。

皮肉屋の人魚さんにもジュニアの声が聞こえてないし姿が見えてないように見えた。ジュニアのことは私だけが知覚していたのかもしれない。


2025/07/02

昨晩に昔見た夢をまた見た。口調から思うに問答くんたちだろう。場所は児童館のような公民館のような大きな借り設備だ。迷子になって泣いている8歳くらいの私を問答くんたちが見つけて宥めてくれた。私は泣いて頼り切ってしまっていた。よくないね。

その夢は「頼り切ってしまうからダメだね」って誰かに言われて切られてしまった。自分で切ったのか。


2025/07/05

誰も認識してくれない孤独なジュニアの為に、私は行けるギリギリの未来まで行った。私の力が強くて電子機器が発達しててジュニアの声を届けられるところまで。それが2023〜2025年だったのか。

ジュニアの怨念咆哮テレキャスはちゃんと音楽になったよ。声もちゃんと残ってる。


2025/07/20

夢の中、アレにもコレにも成れるのに……生理さえなけば……でも私なら出来るはずと夢想していたら、問答くん(?)に「凄まじい才だ」と言われた。

確かそれは突発性難聴の前だ。だからそれは12歳前から問答くん(?)とは関わりがあったってことだ。

というか9歳の時、お月さんによって彼の姿を見かけているので、結構前から関わりはあったのかもしれない。


夢想の中では、科学者になって1つ研究したら中学校の先生になったり、絵描きになってコンクールで1回だけ賞を取ってあとはのんびり暮らしたり、絵本作家になったり、ピアノをやってたり、歌っていたり、バレエ踊っていたり、色々だった。

私にとっては、ただの少女らしい夢想でしかなかったけど、問答くん(?)はそう受け取らなかったみたい。


そのあと、「ちょっとくらいくれたって良いじゃないか。」という声を聞いた。

コレに関しては誰かだとか分からないままにしておこうか。押さえておくべきは夢の中の私に防御なんてなかったってこと(卵が孵るまで)。好きに私をむしり取ることなんて簡単だったってこと。


13歳、生理が重かったせいか突発性難聴になった。入院で楽しみにしていた化学の授業のはじまりに出席出来なくて、学校に戻ったらもうついていけなかった。

科学者はここで諦めることになった。突発性難聴は単純に耳が聞こえなくなる病気のはずなのに、何をどうしても頭に文字が入らなくなってしまった。

耳鳴りとともに何かに常にジャミングされている感覚だ。……夢と関係ある?


問答くんの歌を聞いていると、ジュニアの声を聴けている時がある。じゃあ子守唄のサビの間の会話も聞けたのではないのかと思ったけど「聞けたり聞けなかったりしていた」が正しいのかな。もしくはわざと?


問答くんに「私を騙せますか?」と問いかけたことがある。前後の記憶があやふやだけど、「元から1人で生きるつもりだったけど、君を悲しませるくらいなら子守唄の誰とも結婚しない」と宣言した私に問答くんが干渉した後の話のはず。だから「騙せますか?」という問いは問答くんが私に望んだものだ。

彼は私の何を目隠しして騙しているのだろうか?

歌って欲しいようで歌い手になって欲しいわけではない。編み物を許すわりにはニッター職は拒否。ピアノちゃんのピアノだってそうだ。CD屋さんで記憶を塗り潰されて聞いたピアノ曲がピアノちゃんの奥さんのものでなければ、それを弾いたのは私自身だ。好みの旋律ドンピシャなんて未来の自分自身じゃなきゃほぼあり得ない。じゃあ歌は?歌って欲しいのであれば歌っている声が流れるものではないだろうか。どうしてピアノである必要があったのだろうか?私は何に向かって歩いているの?


2025/09/03

私の臆病な性格も弱さも、美しいって問答くんが言ってくれたから、私は私のまま歩けたよ。ありがとう。

ずっと夢を認めることが怖かった。認めることが怖くて好きな人に会いに行くことさえ出来なかった。そんな私を許してくれてありがとう。今こうしてちゃんと向き合っているよ。


2025/10/04

なんか問答くんに綺麗に歌ってないで本心を見せろ!と引き摺り出されたことを思い出したよ。

みぎゃーって歌わされたから、バベルちゃん達と問答くん引っ掴んで振り回したんだ。確かそうだった。それでどっちが好きなの?とか言ったかも。

問答くんは色んな私に四方八方から揺さぶられてどんな気分だったんだろう。

擬似ハーレム?でもお互い無理やり本心引き摺り出しあっては高速で入れ替わって歌わされるサドンデスみたいな揺さぶり方したと思う。あっちの私に腕を掴まれ、こっちの私に頬にキスされ、色んな世界線の私が出て来て歌っていたら(半強制)、小学生の私がキャッキャとピポピポ言ったり、別の小学生の私が銅鑼をならしたり、中学生の私がぼんやり見て歌って一般通過し、高校生の私が胸ぐら掴んでどちらが好きなんだと言う。


2025/10/06

過去の問答くんが来れちゃっているらしい。2025/09/23にケーキは返したよ?私たちみんなで問答くんに睡蓮をあげた。


僕は失格だ。そんなに愛されたら、君を想ってしまうよ。そう歌う問答くん。


小学生の頃の問答くんはよく友達にゲームの勝ち負けで賭けをふっかけていたらしいけど、高学年になるころにはしなくなった、と彼の友達が誰かに説明している。自分で自制をするようになったんだと思う。幼馴染が3人いるんだっけ?


2025/11/16

日記から。ナンセンス。そういえば私は「おっぱいも通じなくて」と唄ったんだった。問答くんは流石に「訴えも通じなくて」と書いたようだ。でも歌う時は私が唄ったように歌ってくれたようだ。ナンセンスだぜ。


続きは気が向いたら書こう。




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