EP18 集結!猛女ライバル令嬢達
______マーガレットの功績は大きい。大き過ぎたのだ。
宮古島分屯地から市ヶ谷まで招集され、フランス王国王女プリンセス・ソレイユの面倒まで押し付けられてしまった。
そのプリンセス・ソレイユが自慢のラファールで、マーガレットに喧嘩を売っているのも見過ごせなかった。
日本王国のプライドをかけてこれを迎え撃つ為、島津がF-15SEのパイロットである事と、マーガレットのF-15EXの操縦訓練にも必要と考え、本店那覇基地から貴重なF-15EXを導入する事になったのだが、F-15EXもVTOL仕様、滑走路を必要としない。
<EXか! 願ってもない!>
私が喜びの声を上げたのは、無理もない話なのだ。
「tatuzoが乗ってたって言う機体?」
<私の愛機だったんだ>
「愛機......よい響きですわ」
F-15EXは噴射ノズルが可動する。宮古島分屯地にやって来るのはその複座機だ。
機体こそ見慣れたF-15SEではあるが、その中身は全く別物と言っていい。
第五世代機であろうと、互角以上の性能を誇るEX。見た目で判断した敵機は痛い目を見る事になる。
私はそのEXを駆るエースパイロットと言われた漢、沖縄らしくcallsign<Viper>である。
ドォォォ
ギィィィンン
銀色に輝くF-15EXが到着すると、マーガレットは含みのある顔で眺めていた。
フフ
<マーガレットお前、悪い事を考えているだろ!>
「あらtatuzo、小悪魔超美人令嬢が考える事は、悪い事に決まっていますわ」
とは言へ、EXはまず島津の管理管轄で、マーガレットの機体になるのは先の話だ。
マーガレットとプリンセス・ソレイユの経緯もあって、益々F-15EXの選択は正しかった事が証明される。
その理由は______
有名なイギリス王国空母クイーン・エリザベスⅡ、アメリカ合衆国原子力空母ドナルド・ジョン・スランプ、ウクライナ王国ウリヤノフスク級原子力空母の3隻が、極秘に宮古島分屯地に向かっている事だ。
海自P-1 markⅡ哨戒機が発見しても、単なる自由航行中と言うだけで、その目的は明かされてはいない。
それぞれの空母に乗り込んでいるのは______
それぞれの主力機体を、更にスペシャル改造した特別戦闘機だった。
イギリス王国空軍 エベリット公爵令嬢 コールサイン=Invincible 無敵だ。=ユーロファイター・タイフーンGSX
アメリカ合衆国TOPGUN卒業生 ミス・アメリア コールサイン=Assholeとは、負けん気の強さが強く出ている。=F-18スーパーホーネットRS
ウクライナ王国空軍ネトレスカ コールサイン=Breakerは破壊者。=Mig33GT
ちなみにマーガレットのコールサインは=悪役令嬢らしくヴィラネス・レディ=F-15EX
プリンセス・ソレイユは=コールサイン=Skypanda。「だって可愛いんだもの」が理由。=ラファールRZγ(ガンマ)
______空母3隻の来襲が、用賀指令の頭を悩ませていた。彼女達が来ればまたトラブル、それも国際問題間違いなし。こんどこそ指令の首が飛ぶ事になるだろう。
しかもこの事実を日本王国市ヶ谷はまだ知らない。
ところで機体にはよく威嚇するようなマーキングが描かれる。
有名なところではP-51ムスタングのシャークマスクがあった。
「ムフフフ」
<分かったぞアホマーガレット。お前が考えていることがな>
これが後にの小悪魔悪役令嬢Vのトレードマークになろうとは、当のマーガレットとtatuzoが想像出来る訳がなかった。
______「あッ、ポチ言い忘れましたけど、機体は漆黒に塗り直してくださいませ」
<なるほどな>
「俺はポチじゃねぇ。なんで黒なんだ?」
「あらもうお忘れ? わたくしが美人小悪魔令嬢で腹黒いからですわ」
「誰がいつから令嬢だって?! 糞、美人だけは言い返せない!もう勝手にしろ!」
おほほほ~
「わたくしに勝とうなんてポチ、10年早いのよ」
「お前が男だったら、往復ビンタを食らわせているところだ。女で良かったな!」
「やれるものなら、やってみなさいよ! この野獣男!」
ガルルル
ガルルル
______イギリス王国空母クイーン・エリザベスⅡ、アメリカ合衆国原子力空母ドナルド・ジョン・スランプ、ウクライナ王国ウリヤノフスク級原子力空母が、宮古島近くを航行中、お互いをレーダーで捕捉した。
「「「これはどいう言う事よ!!!」」
英国エベリット公爵令嬢、 USAミス・アメリア、ウクライナ王国空軍ネトレスカは同時に叫んでいたのだった。
宮古島駐屯地に4隻の空母が終結する。これが意味する事は、中国王朝と黒電話にとって由々しき事態だと思わせるに十分だった。




