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53話 厄災の終わり(上)

本日は少し短くしています。

長くなりすぎるのを防ぐためのカットです。ご容赦ください。

 魔法による聖気への干渉、その逆が可能ならこちらも可能なのかもしれないという推測は当たっていた。これだけでも驚きに値する事実ではある。でも今の段階では魔法による干渉に過ぎず、道術には効率面では大きく劣る。

 今更ながら道術がどれだけ凄いものかを思い知らされた形になった。


「そうか……俺の逆をやったのか……」

「レインは流石に気づいたようね。でも道術には届かない、あくまでもこれは道術の擬似的な再現に過ぎないわ」

「何……?まさか道術は!?」

「そうよ。あくまでも私見だけど、聖気をただの力ではなくて術式として運用する技術、と見て良いわね。この国は魔族信仰の民族との戦争が続く国、魔族やその力を得た存在との戦いの技術が蓄積されていたってことよ」


 道術と言う技術が産まれた背景はこんな感じだと思う。必要は発明の母とか言うし。

 ただ、私たちにとっての問題が無いわけでも無いのよね……。


「気になると言えば気になるが……この国の社が教えてくれるとは思えんな」

「そうですね。色々と聞いてる限り、それは否定できません。それに教国から来た聖人である私たちに対する態度も妙です。そういう意味ではナミさんが唯一の希望でしょう」

「うーん……アレに頼むのか……。できればやりたくないわね……。何しでかすか判らないし……」


 そう、この国の宗教団体である社も何やら腐敗の臭いがしている。なので何が起こるか知れたものじゃない上に、そもそも教えてくれるかすら怪しいと言わざるおえない。

 ナミに教えてもらうこともできるけど、あの性格だからねぇ……。あまり関わりたくない。


 話している間にも敵は寄ってくる。

 密度はマシになった上に眼の前を一掃したとはいえ、敵が多いことに代わりはない。話を打ち切って進むことにした。今の様な作戦行動中は進める時に出来る限り進んでおいた方が良いとされてるし。


 因みに今回は魔物の死体の回収もやっていない。

 手間だしキリもない、余裕も無いからだ。


 勿体無いといえば勿体無いけど、売値も下がってるだろうしね。


 スタンピードで魔物素材の売値が下がる理由は簡単だ。

 単純に魔物素材が市場に溢れかえって単価が大幅に下がってしまうのだ。


 この需要を圧倒する供給量は様々なところに影響が出る。まず、冒険者の実入りは極めて悪くなり、悪の道に走る冒険者が出ることで一部で治安が悪化する。二次的被害ってやつだね。その結果、警備の依頼とか大幅に増える。

 良い影響もある。それはモノの単価が下がることだ。これは特に貧困層に大きな恩恵がある。生活単価が下がることで生活しやすくなる人は少なくないのだ。


 増えた手数を活用して先へ先へと進んでいった。効率良く進んでいるので攻略速度はかなり早い。流石に敵の密度や強さが少しずつ上ってくるので、こちらも少しずつ進みが遅くなってるけどね。


 そして進むに合わせて魔族の気配が徐々に強くなっていく。予想通りだから驚くことでは無いんだけどね。

 8階層を突破した段階でかなり気配が強くなってきた。


 恐らく魔族がいるのは11階層、気配の濃さからそれくらいだと考えられる。こんな浅い階層、と言いたいところだけど、魔族とて管理出来る魔物に制約があるのかもしれないわね。

 実際この迷宮の最深階層は分かっていない。21階層までは侵入した過去があるそうだけど、その先についてはわかっていないのだ。


 そして9階層と10階層の境目近くで最後の休息を取ることにした。


「魔族と戦うともなればやり方を考えねばならん。理由は分かるな?」

「私が単騎で行くってわけにもいかないわ」

「そういう事だ」


 ここで休息を取ったのは確実に魔族を倒す為に息を整えるのと作戦を考えるためだ。


 目指すは全員生還、やってやろうじゃないの。

いつも理を越える剣姫をお読みいただき誠にありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

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