二人目そして三人目?
金曜の放課後、これほど心躍る言葉はないだろう
俺は何をしようか考えながら綾と智と皐月を待っていた。
今日は皐月にクランを紹介することになっているのだ。
「待たせたね」
智と綾がやって来た
「え……もしかして私最後?」
そのあと皐月も来た。
「じゃあ帰ろうか」
俺たち4人は帰りだした。
帰る途中、謎の茶色の粉が撒かれていることに気づいた
「この粉ってなんだろう?」
智が考え始めた
木屑か?それじゃ何故ここに大量の木屑が?
ここで誰かDIYでもしてたのか?
いやいやありえない
何故こんなところでDIYを行うんだ
しかもよく見たらきな粉っぽいし
きな粉の方があり得るだろ
「いやいやきな粉がこんなとこに散らばってる方がおかしいって」
そうかそういう考えもあるか
「皐月は何かある?」
そう言い智は振り向く、
「ね、猫!?」
智は曲がり角で猫を見つけたのか走り出す。
彼は猫好きなのだが猫毛アレルギーなので写真を撮って飾っているのだ。
「猫ぉぉ!!……へ?」
曲がり角を見た智が手招きしている、
行って曲がり角を覗くとそこには
きな粉餅が浮いていた
ーーーーー
「ふ〜助かりました〜」
そう言うのはきな粉餅
俺はきな粉餅を連れて家に来たのだ
そしてクランを軽く紹介した
「私は〜きな粉餅族の〜エナと申します〜」
エナに他の人達も自己紹介をする。
「ここには餅族も住んでいるんですね〜」
「ああ、俺とクランが住んでて他は近くに住んでいる」
「そうなんですね〜」
「ところで」
「なんですか〜?」
「これからの生活はどうするつもりだ?」
「これから、ですか〜」
エナは少し悩みこう言った
「じゃあ私もここに住みます〜」
「いいぞ」
こうしてエナは俺の家に住むことになった。
ーーーーー
ついでにエナの歓迎パーティーを行うことになり、皐月と智は買い出しに出かけた
「エナに聞きたいことががある」
「桜さんなんですか〜?」
「どういう能力を持ってるんだ?」
「能力、ですか〜」
少し間を開けてこう言った
「私は思考を妨害できますね〜」
「思考を妨害?どういうことだ?」
「何か考えて見てください〜」
マッシュルームのことについて考えた。
「能力を使いますよ〜」
そう言われた瞬間、
何故かベニテングダケの情報が流れ込んできた
「このように私は人の考えをずらすことができるのです〜」
成程、これを使えば先生をお母さんと呼ぶ恥ずかしいことを意図的に起こせるのか
「あ、内容は指定出来ませんよ〜」
意外と使いどころはないのか?
「ただいまー」
智と皐月が帰って来た。
ーーーーー
「いただきます」
料理を机に並べて皆で食べ始めた。
「そういえば桜さん」
「なんだ?」
「その指輪の宝石ってなんですか〜?」
エナは俺の付けている指輪を指して聞いてきた
「爺ちゃんが俺にくれた発明品だ」
この指輪は爺ちゃん、如月雄三の作った発明品だ、3年以上付けているが未だに効果がわからない
「俺の爺ちゃんは発明家で40歳の頃に……」
「まさか、お亡くなりに?」
「能力を授かった」
エナが胸を撫で下ろす。
……胸ないけど
「能力は『突然設計図が思い浮かぶ能力』で効果は爺ちゃんも使わなきゃ分からないらしい」
それがこの能力の欠点だろう
「それでそのお爺さんはどこに住んでるんですか〜?」
「京都だ」
「京都ですか〜」
ピロン♪スマホからメールの着信音がなる
内容を見ると
『奇妙な生命体を見つけたから来い』
添付されていた写真を見ると
クランやエナのような餅族が写っていた
ちなみに餅族は顔だけなので胸とかはもちろんありません




