1、サラバ就活!
私の名前は斎藤美紗希。
23歳大学四年生。
あーあ。就活嫌だなぁと思ってた、そんな昼下がりのこと。
?「働きたくないの?」
唐突に声がした。
一人暮らし。六畳ワンルームで、もちろん他に人影はない。
気のせいか。
切りすぎた前髪をいじる。
オン眉は、ちょっと幼かったなぁ〜。
就職決まらないのは、この前髪のせいかなぁ。
?「ねえ!働きたくないの??」
はっきり聞こえた声。
「そーねー」
?「それなら良いとこ連れて行ってあげる!」
「何くれるの?」
?「んー、じゃあ、とっておきの物!」
お分りでしょう。
私は全くのテキトーでした。
暑い日。
就活ルックのまま、部屋で倒れ込んでた。
疲れか?熱中症か?くらいにしか、思わなかったのは仕方がないと思う。
はいはい。
突風。
目を開けると、そこは。
異世界。
とかさ。
異世界って、そんなすぐ分かんないからね?
目の前にあったのは、
それよりずっと破壊力のあるもの。
そう。
イケメンのドアップでした。
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ふう。
やれやれ。
ドアップから1日経って、分かったことは3つ。
1つ目。
やっぱりここは異世界(笑)ってやつであること。
しゃーない。
巨大な豚が、馬車のようなものを引いているのを見た時点で、諦めた。
帰りたい?
しくしく泣くのは、性に合わない。
グッバイ、地球(含就活)!!
2つ目。
私は彼らの言葉が分からないということ。
異世界に来たなら、その辺チートを期待したいじゃん?
どんなに内なる力(笑)を引き出そうとしても、無理だった。
がっかり。
無力感。
3つ目。
イケメンのいる場所、つまり私がいる場所は、街の材木屋さんのようだった。
どこからか木を運び込み、それをまた売っているようだ。
今まで会ったのは、イケメンと、それと仲よさそうな美人さん(泣)、そして15-17歳くらいのバイトらしき男の子と女の子が1人ずつ。
さぁ。
私はどうやって生きていきましょうか。
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ここまで読んで下さり、ありがとうございます!




