最強のキング型機人VSレア種族 戮機人VS英雄
英雄について・リトス
英雄たちが持つ英雄に選ばれた証である。
リトスは神の魂で出来ている。しかし、魂を削り、その一部だけを使用しているため、その神は死んでいるわけではない。神はほぼランダムに選ばれることが多い。
リトスから発している神力が英雄に影響を与えることでフィデスへと目覚めさせる。
様々な機能があり、ある程度の収納、連絡を取り合う、光り何かがあることを知らせるなどである。
リトスの形態は色々ある。指輪やロザリオなどの装飾品や鍵やスマホなどの日常品、短剣などの武器の形がある。そのほかにも生物がリトスになっていることや第3の眼といった体に直接現れるタイプもある。さらには紋章などの文字として書かれることもある。
これらは後天的に変化することは基本的にない。
英雄が死んだ後のリトスは様々な末路をたどることになる。基本的には誰からも忘れ、英雄の肉体共に崩れ去ることになる。時に神の遺産やアーティファクトの材料にもなる。ほかにも適性がある者が拾うことで英雄になることやウルズやラタトスクなどの神に回収されることもある。
前回のあらすじ
無事にピースを手に入れたレイたち。しかし、その代償にアモルが攫われてしまった。地図上にマークがイグニスとデネブラエの2つに出たため、二手に別れることにした。
一方、イグニスではレアタイプ、レア種族、キング型機人が暴れる前代未聞のことが起きていた。
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レイたちは船に乗り、ヴァン大陸へと戻っていた。その道中でイストの話を聞いていた。
「イストさんって、元は人だったんですか!?」
「昔はな。今は骨人になっているが」
「なんで、種族が変わったの?」
イストが元は人間であることを驚愕しているとルキスはその経緯を聞いた。
「海戦で死にかけた俺は財宝を隠すべく、あの洞窟へと行き、そこで死んだ。するとある声が聞こえた」
『私の名前は聖女のケライノー。英雄よ、蘇れ。私の未知を潤すがいい』
「次に目覚めた時にはスカスカの骨になっていた」
「後天的に種族が変わるんだね」
微妙におかしい感想をルキスは抱いていた。
「印象が抱くところがおかしいと思うけど……これからのことだけど、どんなふうに二手に別れる?」
「ボクはルリとイグニスに行くよ。その際、アスラとリアマを探してくる。レイはミラとデネブラエで情報を集めておいて」
「分かった」
レイはルキスとこれからのことを話し合い、船は風に押され、進んでいく。
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シュガーが異世界に旅立った後、彼の指示を受けたデッドボディは機人を探していた。堅実に情報を集め、月人のルナという名前を知り、彼女に接近した。
月人のルナ、キング型機人のデルタ、角人のイディナと共に行動し、イグニスへと来ていた。そして、その国にある遺跡を探索していた。
辿り着いた遺跡の奥はボロボロであり、そこには信じられない機人があった。
「これも機人なのか。形は人ではないが……」
「はい、そうです」
「これは当時最強と言われていた5人の内の1人、ラムダだ」
デッドボディがルナに聞き、デルタがかつての仲間の名前を口にした。
キング型機人ラムダは人型ではなく、竜型であった。あらゆるところに機械が使われており、機械の竜であった。その大きさはシュガーがかつて戦った竜化したペテルギウスと顕色なかった。
ボロボロの竜のそばには鍵のかかった箱とその場の雰囲気に似合わない少女が眠っていた。
デッドボディはルナに少女について、尋ねる。
「この少女も機人なのか?」
「おそらく、そうでしょう」
「もしかして、この機人って……」
「何か見つけてきたぞ」
デルタが何か言いかけたところでほかの部屋を探索していたイディナが戻って来た。その手には黄色の球が握られており、それはレイたちが集めているピースだった。
その場に持ってくるとピースは輝き出した。すると……。
「ぐあああああ!」
ラムダが動き出し、それに呼応するように少女が目を覚ました。
「敵を認識。エネルギー確保に移る」
少女は歩き出し、イディナが持っているピースに触れると吸収し、体内に取り込んだ。
「エネルギーを確保。敵を殲滅する」
彼女は剣を生成し、ラムダに攻撃し始めた。ラムダは尻尾を振り、対抗するが、その巨体故に動きにくかった。
ラムダは翼を広げ、羽ばたいた。その巨体は浮かび上がり、天井をぶち破りながら、外へと向かう。
「敵が逃亡。追跡する」
少女も背に光の翼を作り、ラムダを追跡するために空を飛んで行く。
「なんか、めちゃくちゃだな」
その光景を見ていたイディナを横にデルタが少女について思い出していた。
「あれは戮機人だよ。キング型機人と戦っていた機人だ」
「それは何だ?」
「ブラウが説明しますの」
今までいなかった者の甲高い声が響いた。それは先ほどまでは鍵がついた箱の中におり、その大きさは掌に乗りそうなほど小さく、人型の機人であり、宙に浮いていた。
「お主は何者だ?」
「魔導天機のブラウと言いますの」
「魔導天機?」
イディナは聞いたことがない単語に疑問の声を上げた。
「魔導天機とはレアタイプと呼ばれる一種ですの。あなたの英雄と同じ分類に当たりますの」
「魔導天機はどういうものだ?」
「ブラウたちは大昔にやって来た月人という種族に対抗するために生み出された存在ですの。隣にいたのはブラウたちの同期で戮機人というレア種族ですの」
「お主の口からは今までに聞いたことがない単語がどんどん出てくるな」
「詳しい説明は地上に戻りながら、説明しますの」
イディナたちはブラウと共に地上に飛んで行ったラムダと戮機人を追いかけていく。その道すがら、先ほどの説明が詳しくしていく。
「戮機人とはブラウたちと共にキング型機人に対抗するために作られましたの。終戦のときにその厄介さゆえにレア種族にすることで個体数を減らしましたの」
「どういう能力を持っていたんだ?」
「戮機人はあらゆるものを吸収し、自分の身に融合する能力を持ちますの。それを元に対特特化兵器を作りますの。彼たちに吸収された機人は数知れませんの」
彼らが外に出るとラムダと戮機人が戦っていた。ラムダは咆哮を叫びながら、戮機人を襲うが、彼女は黒い鎧、兜、篭手などの防具を構築しながら、そんな攻撃をもろともせずに剣を斬り掛かる。
「このまま、同士討ちをさせればいいのではないのか?」
「それはあまりおすすめできませんの。彼女がラムダを倒せば、吸収し、同じキング型機人であるデルタを狙ってくると考えられますの」
「なら、2人を引き離して、個別に倒す方針がいいな。それをするためには人手がほしいな」
「おい、イディナ」
イディナとブラウが作戦を立てているとそこには解けば腰まで届くであろう赤髪をツインテールにまとめている竜人の英雄リアマと黒いタンクトップを着ていることで肉体が強調されている戦人の英雄アスラがやって来た。
「地響きがしたから、やってきたが、あれはなんだ?」
「それは……」
イディナは2人に今までのことを説明した。
「事情は分かった。ラムダは私とイディナでやる。アスラは戮機人をやれ。」
「おうよ。大物はお前の能力の方がやりやすいしな。人型は俺がやる」
リアマから作戦を伝えられたアスラは戦うために足で大地を踏み砕いた。それはフィデスを発動させるためであり、砕かれた大地は水色の粒子となり、両手両足に纏われていく。すると黒い手足へと変わり、それは装甲であり、鎧のようにも見えた。
その背には2対の3枚の翼があり、透き通るような水色であった。
「やるか!」
準備が整ったアスラはラムダと戮機人の間に入ると最初はラムダに向かって立つ。
「おらぁ!」
水色の羽根を1枚消費することで勢いがある拳を放つとラムダを吹き飛ばす。次は戮機人に振り向かう勢いを利用し、足で蹴り飛ばす。
「リアマ! 頼んだ!」
「心配されるいわれはないな」
リアマはラムダの方へと向かい、その後ろにはイディナ、ルナ、ラムダが続いていく。
アスラは戮機人の方へと走り出し、彼をブラウとデッドボディが追いかけていった。




