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部屋という名の世界には。  作者: 松田葉子
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エピローグ

アラタが「部屋」から戻ってこなくなった騒動から3年経ち、現在20歳になった私たち。

私とアラタ、それにニーナは家を出て3人、正確には2人と1匹・・・だけど、一緒に生活してる。

アラタは大学生、私は一足お先に社会人になり、スポーツシューズ店で働いてる。

今でも家族ぐるみの付き合いは続いてて、私たちが実家に帰るとどちらかの家で夕飯を食べる、なんてこともある。

勿論ピクニックもする。

お弁当作りには私も参加するようになった。

ピクニックにはニーナも連れていくんだけど、私が作ったタコさんウインナーが好きみたいで(まぁ、作ったと言っても切って茹でただけなんだけど)、全部食べちゃうの。

アラタには玉子焼きを誉められる。


アラタのことで相談したり愚痴を言ったりしたいときは、ニーナを私の「部屋」に連れていくの。

私の「部屋」でもニーナと話せるようにしたんだ。

ニーナはブツブツ文句言うけど、何だかんだで話を聞いてくれるし、たまにニーナも

「嫌いなご飯出してくるのよ!」

とアラタの愚痴をこぼす。

ニーナと話してると親友になれて良かったなぁと思う。


私とアラタは、結婚の約束をしている。

アラタが社会人になったら結婚することに決めたの。

そして結婚式はアラタの「部屋」でするの。

ニーナにも、一緒にいてほしいから。

ニーナにそう言うと、

「何でアンタたちの結婚式に行かなきゃいけないのよ!アタシ行かないからね!」

と言ってくる始末。

「そんなこと言ってるけど、来てくれるんでしょ?きっと当日凄い泣くんじゃない?」

「泣かないわよ!!賭けたって良いわ!」

「じゃあ賭けよう!私が勝ったら・・・猫ちゃん用の服着て、私と一緒に写真写って!」

「うわぁ、ホント罰ゲームだわ・・・。じゃあ私が勝ったら、1ヶ月ご飯はニャーニャーフードね!!」

「メッチャ高いやつだ・・・。」

「それぐらい良いでしょ!!」

「分かった分かった。結婚式の日が楽しみだな~。」

「最低でも2年先でしょー。気が早いわよ。むしろ忘れてほしいわ。」

「うーん?そんなこと言うってことは、ニーナ、自分が負けると思ってるってこと?」

「どうでしょうねぇ。」

ニーナはすたすたと出口の方へと行ってしまった。

「ちょ、ちょっとニーナ、待ってよ~!」

何だか、いつもニーナの後を追いかけてる気がするなぁ。

結婚式当日、ニーナが泣いたかどうかは、皆さんのご想像にお任せします。

(終わり。)

遂に終わりました。

今までお付き合いしてくれた方々、ありがとうございました。


この作品は夢で見た話をベースにして書きました。

「部屋」での出来事は大体夢で見た内容で、それ以外のシーンは小説用に書き加えたものです。

ニーナは夢では出てこないキャラです。

「部屋」の案内人はいたけど、それは普通に人間でした。

ファンタジー要素をもう少し加えたくて、登場させました。

結果、ミキとニーナの冒険譚、友情物語にもなりましたね。

夢だと恋愛要素は割と高かったんですけども(笑)


作者が一番好きなキャラは、ハムスターの公太です(笑)

公太のシーンは小説用に加えた話が多かったです。

夢で見たのは登場シーンと次の扉に入るまでの競争シーンだけですね。

ニーナが公太に飛びかかるってのも付け加えたとこで、あそこはただただ走ってるだけでした。

まぁ、それだけだと作品にするにはつまらないのでね。


少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

好きなキャラもいるような作品になれていたら、嬉しいです。

良かったら感想お願いします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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