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IdealEarthOnline  作者: 桜木
第1章 ロレントの街のお助け屋
4/7

チュートリアル

「は!」

気づいたら私は、遺跡のような場所に立っていた。

「これから、チュートリアルを行います。受ける場合は「はい」を受けずに先に進む場合は「いいえ」を選択してください」

と先程の初期設定の時のように何処からか、声が聞こえてきた。迷わず「はい」を選択する。

「確認しました。これからチュートリアルを行ないます。

まずアイテムを入手して見ましょう、入手ポイントを探してアイテムを入手してください」

と声が終わると視界の端に「アイテムを入手せよ」と書かれたウィンドウが現れた。

私はまじまじと自分の体を見た、そこには白いTシャツのような物の上に茶色い胸当てをして、膝と肘に茶色いサポーターのような物を付けて、

皮の手袋して皮の靴を履いている胸の小さい自分の体があった。私はしばらくその場でジャンプしたり屈伸してみたりした後「これは…凄いな…」と呟いた。この時私の顔は、興奮と楽しさで凄いニヤケ顔をしていたと思う。一通り興奮を噛み締めた後、チュートリアルを進めることにした。改めて周りを見回す、上を向けば雲ひとつ無い青い空が広がっている、ただし雲だけではなく太陽もない本当の意味での蒼天だ。目の前には小さな古びた遺跡のようなものがあり、周りは木々に囲まれている。とりあえず、歩き回って探索してみよう。


探索の結果此処が空の孤島だいうことが分かった。探索を開始してすぐに採取ポイントは見つかった、目の前にあった遺跡のような物の中に入ると、光輝いている剣と弓が落ちていた。「絶対これだよね?」と思いながらも、それを無視してほかを探索する。遺跡の中には様々な模様が描かれている4本の石の柱に囲まれて、真ん中にハンドボールサイズのガラス玉のような物がはめ込まれている石でできた円形の床があった。遺跡を出て少し歩くと崖があり、したを覗くと雲海が広がっていた。何処に行っても同様で、遺跡を出て少し歩くと雲海が広がっていた。そして私は此処が半径5、60m位の空の孤島だと判断した。おそらく、チュートリアル専用マップだろうと考えてチュートリアルを進めることにした。

「コレを取ればいいのかな?」

と、私は遺跡に戻ってきてそこにあった光輝いている剣を手に取った。

「アイテムの採取を確認しました。次にアイテムの詳細を確認して見ましょう。アイテムに注目してください」

と言われたので、手に取った剣を見つめる。すると「詳細」といウィンドウが現れた。とりあえず、私はそれをタッチすると、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名称 : くたびれたショートソード


カテゴリー: 武器


種類:短剣


詳細 : 文字通りくたびれたショートソード 、買換え時だろう。


攻撃力 8 耐久 20.0/20.0


必要能力 能力補正

筋力 1 F


技量 2 F


魔力 ー ー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なんというか、凄いくたびれた名前だな」

詳細を見ながらそんな事を思っていると、

「これから、アイテムの詳細の説明に入ります。説明を聞きますか?」

と聞かれたので、「はい」を選択する。

「でわこれから説明に入ります。まず、名称と___


これで説明を終わります」

「はー長かったー」

正直凄い長かったので簡単にまとめると。「名称」がアイテムの名前、カテゴリーがアイテムの種類(例えば、武器、素材、アクセサリーなど)、種類がそのカテゴリーの中の種類(例えば、短剣、鉱石、腕輪など)、そして「詳細」がそのアイテムの大まかな性能や説明だ。武器場合「詳細」の後に必要能力値と能力補正値が記載されており、必要能力値が足りて無い状態で武器を扱うと持ち上がらなかったり、一振りで折れてしまったりするらしい。能力補正値については、能力に応じて性能が上がり能力補正値のランク(Fが最低)が高ければ高い程、上がり幅が大きく上昇するとのこと。なので単純な攻撃力で武器を決めるより、能力補正値も含めて武器を決めることが、強くなるためには大切らしい。

「次にアイテムを『インベントリ』に仕舞(しま)ってみましょう。幾つか方法がありますが、今回は唱える事でアイテムを仕舞う方式をとります。手に持っているアイテムを見ながら『収納』と唱えてください」

私は手に持っているショートソードを見ながら『収納』と唱える、すると手に持っていたショートソードが、光の粒子に分裂していきやがて消えた。少し驚いて手を眺めていると、

「次にアイテムを取り出してみましょう。取り出したい場所を見ながら、アイテムの名称をアイテムの形を思い浮かべながら唱えてください」

私は先程までショートソードを持っていた方の手を見ながら、「くたびれたショートソード」と唱える、すると手に光が集まりショートソードが現れた。

「確認出来ましたか?アイテムの収納のキーワードは、オプションで変更できます」

私はショートソードを仕舞い、ついでに弓を入手すると同じように「詳細」を見た後に、インベントリに仕舞った。(弓の性能はショートソードと同じだった)

「次にメインメニューの説明に入ります。「メニュー」と唱えてメインメニューを開いてください」

「メニュー」と唱えてメインメニューを開く。すると視界に色々なウィンドウが出現した。

「確認しました。では説明に入ります。まず右上のゲージをみてください。上にあるゲージがHPゲージで___



これで説明を終わります。最後に『ポータルゲート』の上に立ってチュートリアルは終了です。お疲れ様でした」

「やっと終わった…」

正直言って、半分位しか理解出来ていないと思う、分かった範囲で簡単に説明すると、

視界の端にある3本のゲージがそれぞれ「HP(ヒットポイント)ゲージ」「MP(マジックポイント)ゲージ」「空腹ゲージ」だ。HPゲージが0になると強制的にリスポーン(再復活)地点に戻されしかもかなりのステータスダウンが掛かるらし(時間がたてば自然に回復する)、MPゲージは魔法を使うために必要で、空腹ゲージは常に少しずつ減り続けて0になると状態異常「空腹」になり攻撃と防御と回避が出来なくなるそうだ。

視界の反対の端には、ゲーム内時間と現実の時間と現在地の地名が表示されている。ゲーム内時間と現実の時間の時間の流れは異なり、ゲーム内時間は現実の時間の流れの2倍の速さがある。わかりやすく言うと「ゲーム内で2時間過ごすと、現実で1時間経過することになる」カガクのチカラってスゲー。今ゲーム内時間は22:24になっており、現実の時間は20:12になっている。現在地は「始まりの地」だ。

次にメニュー欄だが「アイテム」「ステータス」「スキル」「オプション」以外余り理解で来ていない。「アイテム」は自分の持ち物を一覧で見ることができて、「ステータス」は自分の状態を詳細に確認することができる。「スキル」はスキルをセットしたり、スキルポイントを使って新たにスキルを覚えたりすることができる。スキルをセットをしなければスキルは発動せず、スキルをセットして初めて発動するらしい。スキルは10個までセットすることができる。「オプション」はプレイをスムーズにするために色々なカスタマイズを行える、とりあえず3本のゲージと

時間と現在地は、常に視界に映るように設定した。私がしっかり理解できたのはこの位だ、後は「IEO」のホームページで確認しようっと。

「そろそろチュートリアル終わらせようかな」

そして私は、遺跡の中にあった柱が4本立っている場所(光輝いているので多分あれがポータルだろう)の4本の柱の真ん中に立つ、

すると4本の柱が青白い光をはなち視界が真っ白に染まる。




やっと本編スタートです。

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