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椿の城の墓守姫  作者:
番外編
16/19

カラスの王の子育て日記

子どもに対する虐待表現があります。苦手な方はご注意ください。

レジェスさんの幼少期のお話。シリアス強めな、椿の城に引き取られてすぐの頃のお話です。

 窓が1つもない、暗く狭い部屋。室内を歩き回れる程度の長さしかない鎖に、足を繋がれた子どもが1人。この部屋にただ1つだけ置かれたベッドに腰掛けている。






 その青の瞳は虚ろで、生気が抜け落ちた人形のようだ。体は満足に世話をされていないのか薄汚れ、枯れ枝のように細い。

 5歳という実年齢が信じられないほど、小さな体でしかない。どこもかしこもか細いため、ギョロリと丸い大きな目が一際目立って、より化け物じみた異様さを増していた。




 レジェス。『王』という意味の名前を持つこの子どもは、本来ならレオカディオ王国の第三王子として、大切に育てられるはずだった。

 しかし、レジェスは数百年もの長き間綿々と王家を蝕む呪いに侵されていた。



 夜は人の姿だが、昼には巨大なカラスの姿になる。そんな異形であることに加えて、呪いの影響か。普通の人間には扱いきれないほどの巨大な魔力を有していたのも、両親や城に使える貴族たちに受け入れられない原因だろう。



 自分たちとは理の違う存在。周りの人間は勝手に相容れない者として壁を作った。

 恐怖しか覚えない呪われた王子は、魔力封じの鎖に縛られ、生まれた瞬間から城の奥の部屋に幽閉された。

 遠回しに死を願われている王子の世話など誰もしない。一度も食物を与えられていないのに、それでも生き続けているのは身の内に宿る魔力のお陰だ。この状態で生きるのがレジェスの幸せかどうかはとても分からないが。

 時折、レジェスの様子を見にくる者はいる。まだ生きているレジェスを見ては、その顔は恐怖や侮蔑に変わる。





「呪われた子め」「何故まだ生きているんだ」「畜生臭くてかなわない」「さっさと死ねばいいものを」「死に損ない」「お前なんて生まれなければ良かった」「消えろ」「穢らわしい化け物め」「気持ち悪い」「死ね」




 心ない人々の声が、子どもの柔らかい心へと刃を深く刺していく。

 流れる血の痛みに、レジェスはただ体を丸めて耐えるしかない。

 中には、魔力も封じられ、何の抵抗もしないレジェスに対して憂さ晴らしに暴力を振るうものもいた。笑いながら殴られ蹴られても、レジェスは一言も発っさずにただ耐えた。

 それでもカラスの姿は恐ろしいのか。来訪者は決まってレジェスが人の姿に戻る夜しかやって来なかった。

 生命の危険に、生存本能が刺激されるからか。元々の体質なのか。怪我は一晩も経てば治る。だが、増えた心の傷はどうしようもなかった。



 痛い。痛い。嫌だ。怖い。痛い。痛い。助けて。痛い。痛い。痛い。痛い。



 誰もいない部屋で発せられる助けての声を聞く者はいない。

 いつしか、レジェスは助けを求めるのを止めた。傷つきすぎた心は防衛本能をとる。レジェスはいつからか、解離状態を示すようになっていた。

 激しい暴行や暴言を吐かれている時には意識を切り離し、酷い扱いを受けているのは自分ではないと思い込んでいた。

 また、辛いという感情にも蓋をして感覚を麻痺させ、何も感じていない人形のようにして過ごすようになっていた。





 永遠の牢獄。いつ来るとも分からない自分の死でしか、この牢獄から出る手段はないと思われた。

 だが、その幽閉期間は唐突に終わりを迎える。




 その夜。いつものようにボゥッと放心状態で部屋の壁を眺めていた頃だ。荒々しく甲冑を着た城の騎士たちが部屋へ入ってきた。抵抗出来ないように、目隠しと口枷をされ、手や鎖を外された足は縄で厳重に縛りあげられる。まるで罪人のようだ。

 拘束などしなくても、レジェスに抵抗する気力など少しも残っていないというのに。

 小さな子どもに施すにはあまりに痛ましい拘束に、可哀想だと憐れむ良心を持つ者はいない。城の者にとって、レジェスは自分たちと同じ人間ではない。抹消すべき化け物でしかないからだ。





 それから、レジェスの体は麻袋の中へと詰められた。振動からどこかへ運ばれるのだろうか。

 捨てられるのなら、レジェスはそれでも良かった。この地獄から解放されるからだ。いっそ殺してくれてもいい。この世界には自分を傷つける者しかいない。レジェスはもう、生に希望を持てなかった。






 城の騎士たちは、現国王の命令に従いレジェスを椿の城へと捨てた。歴代のカラスの王が暮らした城なら、レジェスが過ごすに相応しい。国王夫婦は、これ以上カラスの化け物と共に暮らすことが耐えられなかった。








「フアナー。なんか王城からプレゼント届いているよ」


「騎士が門の前に置いていったよー」


「中身は子どもだ。王家の直系だし、もしかしたら僕たちの姿見えるかなー。そしたら遊んでいい?」


「は? どういうことだ?」


 宵っ張りなフアナが、毎夜の日課となっている編み物に精を出していた時だ。

 ちなみに、寝ることが大好きな夫は早々に夢の中だ。今夜も大変に愛らしい。

 風や緑の精霊たちがキャイキャイと楽しそうに報告してきたことに、フアナは目が点になる。

 袋詰めの子ども。どう聞いても犯罪臭しかしない。


「分かった。すぐに行く!」


 状況が全く分からないが、とりあえず確認しなければ。上着を羽織って、フアナは足早に門へと向かった。幼い子どもがいるような膨らみのある麻袋を見て、フアナは血の気が引いた。慌てて袋を開ける。

 中には病的なほどに痩せ細った、薄汚れた子どもがいた。


「おい、大丈夫か? 目を覚ませ」


 誘拐、という単語が頭を過る。慌てて目隠しや口枷を外し、縄をほどく。

 だが、袋に入った手紙には一言、この子どもをあげるとしか書いていなかった。名前はレジェスというらしい。

 魔力の気配で分かる。この子どもは自分の子孫であり、次代のカラスの王なのだと。


「死ぬなよ。すぐに癒してやるからな」


 フアナはレジェスを優しく抱きかかえると、城の中に急いで戻った。








 緊急事態だと起こした夫と協力して、レジェスの手当てをする。治癒力に長けた光の最高位精霊を呼び出し、レジェスの治療に当たらせている間に、フアナはレジェスに食べさせるためのスープを作る。

 光の精霊の治療が終わったところで、ベルトランは汚れたレジェスの体を濡れたタオルで丁寧に拭いていった。

 光の精霊から、とりあえず命の危機はないと聞いて安堵する。だが、この子の様子はどう見ても普通じゃない。


「うかつだったな。私が早く気づいていれば」


 ベルトランは、痛ましげな顔で小さな頭を撫でる。次代のカラスの王が生まれていたのは知っていた。

 だが、通常ならカラスの王は本来自分たちが被るはずだった呪いを全て引き受け、魔王の呪いから国を守ってくれる存在として、それはもう一等大事にされる。

 だから、生まれたはずのカラスの王の姿や噂を聞かなくても、城の奥で大事に育てられているものと思い込んでいた。

 歴代のカラスの王が皆そうだったからだ。だが、レジェスは慣例と違いどう見ても城で酷い虐待を受けていた。幼い子どもの惨状に気づけなかった自分の無能さに、ベルトランは血が滲むほど唇を噛んだ。

 夫を気遣わしげに見ると、フアナはそっとベルトランの手を握った。


「ベル。ベール。過去は変えられない。これからレジェスをこの国で一番幸せな子どもにする。それが私たちに出来る贖罪だ」


「あぁ、そうだね」


 強い決意を宿した妻の瞳に、ベルトランも深く頷いた。







 決意とは裏腹に、心に傷を負った子どもとの生活は中々に大変だった。だが、レジェスはフアナとベルトランにとってはもう大事な息子だ。目に入れても痛くないほどに可愛い。だから、どんなに難しかろうと投げ出す気はさらさらなかった。





 環境が変わったところで、混乱したり泣いたりする事は全くない。感情そのものが無いかのように振る舞う。人との関係に拒否的で、目線が合うことはまずない。

 基本的には自分1人だけでいようとする。体に触られることに恐怖があるようで、明らかにこちらを避けようとして抱っこなどの身体接触からは勢いよく逃げていく。

 当然、レジェスの方から抱きついてくることはない。食事や睡眠などを除いて、部屋の隅で一日中置物のようにじっとしている。 




 実の息子は甘えん坊で、両親の後を常に着いてまわっていた。息子はあれだけ抱っこしてお化けだったというのに。

 四六時中息子を抱っこしていたあの頃が大変だったがどれだけ幸せだったか、フアナは痛感した。




 人間が苦手なら妖精ならどうかとも思ったが、残念ながらレジェスに妖精を見る力はなかった。

 妖精たちは皆一様に残念そうにしていたが、レジェスのことを気遣い、綺麗な花や美味しい果物をせっせと運んできていた。人目があると落ち着かないかも、と妖精に見守りを任せて、あえて席を外すこともあった。

 その間、虐待された子どもの心理や対処に関わる文献を、ベルトランと共に片っ端から読みふけった。調べれば調べるほど知識の足りなさに歯がゆい思いをする。レジェスのために、自分たち夫婦は一体何ができるだろう。

 欲張りすぎては破綻する。これは長期戦だ。レジェスにとって安心できる環境と、温かい世話の提供を第一に考える。

 心的外傷から回復するために、まずは大事にされているという感覚をレジェスに持たせるのだ。そして、日常の関わりを通して信頼関係を結ぶ。







 夜。レジェスの部屋から叫び声が聞こえた。これが夜驚か。大丈夫、予習した範囲だ。あまり大人数でいけば怖がらせる。ベルトランを手で制し、フアナは1人でレジェスの部屋に向かう。




 レジェスはベッドの上で叫び声を上げながら泣いていた。部屋から出ていこうとする子どももいると聞いていたので、素早く部屋の鍵をかける。レジェスの周りに危ないものはないか確認し、刺激しないようにそっと近づく。慌てず対応する。私なら出来る、とフアナは自分に気合いを入れる。


「こわいよ、こわいよ」


 激しく泣きじゃくる姿に、フアナはレジェスをしっかりと抱きしめた。叱ったり、泣いている原因を聞いたりすることは逆効果。親は驚かず、ゆったりした気持ちで接するのが一番だ。




 文献に書いてあることを思いだし、実践する。それはフアナがレジェスにしてやりたいことと合致していたから、難しくない。


「レジェス。大丈夫、大丈夫だ。君は安心していい。ここにレジェスを傷つける者は誰もいない。私がついている」


 背中を撫でて添い寝をしているうちに落ち着いたのか、レジェスはいつの間にか眠ってしまった。ホッとする。

 布団を軽くしたり、パジャマをゆったりしたものに変えるのも効果があると本で読んだ。実践してもいいかもしれない。


「始めて、レジェスの声を聞いたな」


 レジェスが城に来てから1ヶ月。彼は一日中一言も発することなく、無表情のままただ人形のようにそこに存在していた。








 レジェスが城に来てから半年。彼は未だ日中に言葉を発することはない。焦りは禁物だ。とにかくレジェスの安心できる場所で居続けることに、夫婦は尽力した。

 栄養学の本を読み込み、食事を作ったのが功を奏したのか、レジェスの体は子どもらしい丸みをおび、身長も年相応に伸びた。

 体は健康そのもの。だが、死んでしまった心を甦らせる方法がフアナには分からなかった。レジェスが大事だ、愛してると話しかけても反応はない。身体的な接触も未だ拒まれていた。

 打開策が見いだせない。フアナがそんな閉塞感に陥っていた時、レジェスが魔力を暴走させた。









 室内で荒れ狂う風。大事にしていた壺や絵画、家具が泥の塊に変わる。



 だが、それはいい。このままではレジェスが怪我をする。その事だけが心配だった。




「ねぇ、本当のことを言っていいんだよ」「僕のこと嫌いでしょ?」「嫌いだよね」「死ねばいいって思っているよね」「僕が嫌いって言ってよ」「善良ぶらなくていいよ」「死んじゃえって思ってるよね?」





 あぁ、こんな心を切り刻む酷い言葉を心底楽しそうに笑いながら言えるほど、この子の心は壊れてしまっていたのか。フアナは、レジェスの心をここまで傷つけた全ての者を殺してまわりたかった。

 だが、それは根本的な解決に至らない。今はただ、それでも人からの愛情を欲して泣くこの子の、安心できる場所になりたい。

 体を走る傷などどうでもいい。レジェスの魔法で切り裂かれた皮膚の痛みより、レジェスが感じている心の痛みの方がもっと痛い。



 ベルトランも同じ気持ちだろう。無数の風の刃に切り裂かれてなお、臆することなくレジェスに手を伸ばす。




 フアナとベルトランは、一緒にレジェスの体を力一杯抱きしめた。


「レジェスのことが大好きよ。愛してる」


「貴方は私たちの大事な息子だ」


 嘘のように魔力の暴発が治まった。泥になった調度品も、何事もなく元に戻っている。

 見開いた青い瞳が、初めて真っ直ぐにベルトランとフアナを見た。


「お父さん、お母さん」


 不安げな小さく細い声。ただ確かに届いた。破顔し、2人はそれぞれレジェスにキスをした。








 あの一件で、レジェスの中で何かが変わったのか。たどたどしくも、言葉でコミュニケーションをはかるようになった。

 緊張で固まるものの、抱っこをしたり頭を撫でても、避けることがなくなった。

 また、夜な夜なベルトランに頼んで文字の練習をしているらしい。図書室で絵本を読んでいる姿をよく見るようになった。


「レジェス、何か欲しいものはないか?」


 普段なら申し訳なさそうにしながら、首をふるだけの問い。

 だが、今日はためらいがちに紙が欲しいと頼んできた。レジェスから初めて欲しいもののリクエストがきた。喜び勇んで上質な紙をいくつも取り寄せる。ついでに筆記具もレジェスに合わせて新調した。


「お父さん、お母さん。これ」


 嬉しそうにして紙を受けとったレジェスは、何事か熱心に紙に書いていた。それを微笑ましく眺めていたが、どうやらそれは手紙のようだ。ベルトランとフアナにそれぞれ折り畳んだ紙が手渡される。


『おかあさん  だいすき』


 フアナが手紙を開くと、拙い字でそれだけ書かれていた。周りにはいくつものハート。


「大好きなひとには、ハートを贈るって本で読んだから。いらないなら、捨てていいよ」


「捨てるわけないだろ! 一生大事にする。ありがとう」


 ベルトランとフアナはたまらなくなって、レジェスを抱きしめた。2人の愛情は、確かにレジェスに届いていたのだ。














 レジェスから初めてもらった大事な手紙を、愛情を込めてそっと撫でていた時だ。親しい相手を示すノックの音に現実に引き戻される。


「どうぞ」


 扉が開いて顔を覗かせたのは、すっかり大きくなって青年になったレジェスだった。

 青い瞳はキラキラと輝き、表情には期待が見てとれる。本当に表情が豊かになったよな。最初の頃の人形だった当時を思いだし、フアナは心で涙ぐむ。


「ラズベリーのムースケーキに挑戦してみたんだ。良ければ食べてほしくて。父さんの分もあるから、後で2人で分けてくれ」


「ありがとう、レジェス」


 今日はフアナの夫は、留守にしていてまだ帰っていない。腕が鈍らないように、冒険者としての依頼を受けたセラフィナに着いて行ったのだ。

 なんでもその依頼は、珍しい効果を持つ薬草の採集で、ベルトランも一度実物を見てみたかったらしい。


「お茶の時間には丁度いいし、母さんさえ良ければ一足先にケーキ一緒に食べない? 味の感想も聞きたいし」


「そうだな。頂こうか」


「ん? その手紙は……」


 気づいたのか、瞬間レジェスの顔が火がついたように真っ赤になる。


「それ、まだ持っていたの!? 恥ずかしいから捨てて!!」


 手紙を奪い取ろうとするレジェスの手をヒラリとかわし、手紙が捨てられる前にフアナしか知らない大事なものをしまう宝箱の中へと、魔法で転送する。


「愛する息子からの初めての手紙だ。大事にするに決まっているだろう。それに、あの手紙はもう私たちの物なのだから、例えレジェスでも返せないな」


 百面相する息子に向かって、フアナは慈愛がこもった笑みを向ける。


 レジェスも恥ずかしいだけで、本音を言えば両親が幼い自分が書いた拙い手紙をまだ持っていてくれたことはとても嬉しい。


「愛する息子が作ったケーキが早く食べたいな。切り分けてくれないのか?」


「……あー、うん。すぐ用意する」


 レジェスの魔力が煌めくと共に、テーブルにお茶の準備が整う。その間に、レジェスはケーキを二人分切り分けた。


「はい、どうぞ。味見はしたから食べられる味だとは思うけど」


「ありがとう。相変わらずレジェスは料理上手だな」


 ラズベリーのムースケーキは、見た目も華やかで愛らしい。春らしいピンクと赤の二層のケーキだ。ラズベリーが本当に良い仕事をしている。甘さと酸味が丁度いい。


「美味しい! さすがは私の息子だ。いくらでも食べられてしまう味だな」


「それは、良かった」


 正面からの賛辞に、レジェスは照れたように目を伏せる。だが、顔には隠しきれない喜びが浮かんでいた。

 愛しい息子の顔を見ながら、その息子が作った美味しいケーキを食べる。この世にまたとない至上の贅沢だ。

 夕方になれば、最愛の夫と親友兼義娘も帰ってくる。この穏やかで幸せな日々がいつまでも続きますように。フアナは信じてもいない神に祈る。


「美味しいよ。レジェスは本当にすごいな。いいこ。いいこ」


 フアナは褒めるために、レジェスの頭に手を伸ばして優しく撫でた。


「わっ! 母さん、やめろよ。私はもう小さな子どもではないから」


 口では嫌そうだが、手を払いのけることはしない。あれだけ接触を拒んでいたというのに、今はフアナの手を受け入れてくれている。



 ほんのり赤くなった頬から、照れているだけだと分かる。嬉しそうに口元が綻んでいることに、果たしてレジェスは気づいているのか。



 他者の存在に恐怖し、世界の全てに怯えていた不幸な子どもはもういない。

椿の城の墓地には、カラスの王の妻が現れるたまで魔物は出現しないため墓守をする必要はありません。


レジェスさんは自分の両親は、フアナさんとベルトランさんしかいないと思っています。耐え難い、虐待されていた頃の記憶は、自分の心を守るためにレジェスさんの中では既に失われています。もし、幽閉されていた頃のことを聞かれても、レジェスさんは何一つ答えられません。


本編を書くにあたって以下の本を参考にさせて頂きました。厚くお礼申し上げます。

『乳幼児のこころ 子育ち・子育ての発達心理学』 遠藤利彦・佐久間路子・徳田治子・野田淳子

有斐閣アルマ  2011

『子どもの発達理解とカウンセリング』 金子智栄子 編著 樹村房 2006

『保育所保育指針解説』 厚生労働省 編 フレーベル館 2018

 他、Webサイトも参考にさせて頂きました。ありがとうございます。なお、作中の子どもの描写は調べましたが、あくまで創作です。

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