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冒険しながらあちこちでメスガキをわからせた!

 道具屋でおパンツを金に換えた俺は、その金で装備を調えるため武器屋へと向かった。


 途中、聖水屋とういうお店を見かけて少し気になったものの、窓越しに店内を覗くと、メスガキと思われる店員が見えたので立ち寄るのは止めておいた。け、けどまぁ、冒険が終わったらちょっと行ってみるのもアリかな。


 武器屋に入ると、接客してきた店員は幼さの残る青い髪をした女の子だった。


「ねぇねぇ、おじさんにその武器扱えんの? クソざこっぽいけど~♡ ぷぷ♡ っていうか~、おじさんにそれ買えるの~? 高いよ、それ~♡ あ、氷河期のおじさんがお金なんて持ってるわけないか~♡ ぷぷぷ~♡」


 ドラゴンスレイヤーを手に取りグリップ感を確かめていると、店員の女の子が薄ら笑いを浮かべて話しかけてきた。


 またしても店員がメスガキで、しかも俺のことを氷河期だのクソざこだの馬鹿にするのかよ!

 

 いいだろう、そっちがそう来るならこっちだって容赦しない。


 俺は《わからせ棒》を使った。


「……もうっ♡ 悔しいけど、特別にこのお店にある最強の武器と防具を売ったげる♡ 感謝しなさいよね、氷河期お・じ・さ・ん♡」


 武器屋のメスガキを秒でわからせた俺は、ドラゴンスレイヤーと魔法の鎧、水鏡の盾を手に入れた。


 最強の武器を装備したことで、ヨーツンヴァイム城付近にいる魔物はどれも瞬殺。あれよあれよという間にレベルが20になっていた。


 レベルも上がり謎解きもこなさなければということで、まずはヨーツンヴァイム城から北西の方角にあるツライという街へ向かうことにした。

 

 藁葺き屋根に石組みの建物がまばらに建つだけの寂れた街並みだ。


 街角で何人かの住民(いずれもメスガキでわからせ済み)に話を聞くと、ツライの街に来る途中に伝説の勇者コドージを祀る祠があるということで、面倒臭いけどそこへ行ってみることにした。 


 コドージの祠に着くと、その入り口からは澱んだ空気が滲み出ていた。意を決して中に入ると、古びた大量のエロ本やフィギュア、ゴミなどで溢れ悪臭が鼻を突く。


 それらを掻き分けると石板があり、こう記されていた。


『我はコドージ。かつて日本という国で、氷河期世代というだけで理不尽な扱いを受け、氷河の女神によってこの世界に転生させられた者なり。そして、突如としてこの地に現れた魔王ジョーレイを倒し、我は伝説となった。この地に魔王が復活する時、再び日本より氷河期世代のおじさんが転生し、我の意志を継いで魔王を倒すだろう。魔王のいる城への行くためにはいくつかのアイテムが必要なのだが、それらはまぁ適当に見つけ出してくれ。では行け、氷河期のおじさんよ!』


 …………。

 うーん、重要なようで役に立ちそうな情報がない。


 わかったことといえば、魔王城へ行くにはいくつかのアイテムが必要だということか。せめてそれらが何なのか書いとけよ……。


 とりあえず、俺はそれらのアイテムを求めて各地を彷徨った。



 ヨーツンヴァイムの遥か西、デラマーラの村近くに古びた神殿がある。


 なぜかそこの神官が小憎らしいメスガキで、そいつ曰く、この地のどこかにヲタクを呼び寄せる伝説のフィギュアがあるらしい。それを持ってきたなら、俺を氷河期のおじさんと認めて《萌える石》を与えるという。

 

 そこでヨーツンヴァイムの城下町の一角に、ナツハバラと呼ばれる街区があるのを思い出した俺は、そこにあるフィギュア専門店で、頭に兎を載せた可愛らしい女の子のフィギュアを見つけてこれだと確信した。


「あは♡ おじさんこういうのが好きなの?♡ うっわ~キモ過ぎ♡ でも~、ちゃんと目的の物を持ってきたから、おじさんを氷河期のクソざこって認めて約束の物をあげるね♡」


 神殿に戻りメスガキ神官にフィギュアを手渡して、引き替えに《萌える石》をもらった。

 

 それは別として、誰が氷河期のクソざこやねんってことで、俺は《わからせ棒》を使ってきっちりわからせてやった。


 また、カナリダールの街のはるか南にある祠を訪れた際には、そこを警備しているというBL好きのメスガキから、海辺の街ナシアケで開催されている大規模なマーケットで《薄い本》を手に入れてきて欲しいと頼まれた。


 そこで俺はナシアケに向かい、炎天下の長い待機列で死にかけながらも大量の《薄い本》を手に入れてメスガキに手渡した。


「ごくろうさん♡ でもでも~、頼んでいたのと違う本も混ざってるんけど~。ま、いっか~。だって~、おじさんは氷河期のクソざこだもんね♡ それじゃ~ご褒美にこれあげる♡」


 俺は大量の《薄い本》と引き換えに《ヲタク雲の杖》を手に入れた。


 ついでに、氷河期だのクソざこだの罵ったメスガキを、《わからせ棒》を使ってわからせたのは言うまでもない。


 こうして俺は世界各地を巡り、伝説の勇者コドージが言っていたとみられるアイテムを手に入れたのだった。


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