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超能力という名の呪い  作者: ノーム
五章 封印前夜・後編
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閑話 アスファスとエラメス

この話はだいぶ前にボツとなった話ですが、最近投稿出来てないのでノリで投稿したものです。自分で言うのはなんですがどうぞ飛ばしちゃってください!


「お前が、アスファスか」


「そうだ。お前は、今のところ人類で一番強いと言われている者だな?」


「ああ、エラメス・コウセイ・ロンドンだ。ミドルネームも何もかも四文字の最強だ。死んでも覚えててくれ」


 どうやら、アルドノイズのもとに[勇者]と創弥を送らせた後を見計らい、私を殺しに来たようだ。

 [NoS]の基地である私の結界にて、四人の侵入者が出現した。

 一人は人類最強という小っ恥ずかしい異名を謳われるアメリカ人辺りの髭の男と、普通の少年が二人。

 それに加え、[爆発者]の少年がいた。


 このパーティー編成は……上手いな。


「[龍水群]!」


「[バースホーシャ]!」


 バンッ!という発砲の音と共に、その少年は。

 

「[熱炎]!」


「[爆破]ぁ!」


 私に向けて、四人が一気に攻撃してくる。

 私は、感覚で誰がどんな能力を使うか分かる。

 まあ、製作者だからな。

 おそらく、エラメスという髭面は[覇者]。

 で、普通の少年の一人は[模倣者]。

 まさか、[模倣者]が生まれるとは。

 完全に[自由者]の下位互換だな……。

 それはともかく、もう一人の少年の能力は[熱炎]。

 こいつは、発砲した玉に乗せて攻撃してくる。

 はっきり言ってどこにでもいる雑魚。

 この闘いに参戦が許された理由は、闘いが上手いとかそこら辺だろう。

 無視していい。

 そして、[爆発者]は[爆破]。

 

「ほう……[禁止]」


 私は、私周辺にいる者の[能力]を書き換えた。

 そのため、私に迫ってきた四の攻撃は掻き消された。

 どうやら、[覇者]と[略奪者]は下位存在の[神]の業を使えるのだろう。

 まあ、[バースホーシャ]という業を使う()は一匹しかいないが。

 おそらく、今ごろ死んでるだろう。

 シンノーズが邪魔するだろうが。

 まあ、どうせ効かないからどうでもいい。


「はぁ……」


 私に何も対策がないと知り、シン……と静まりかえったこの[世界]にて。

 私はため息を吐き、目を閉じながら、首を左右に振りながら話す。

 因みに、今の[器]はそこら辺にいたいけおじなので、様になっている。


「お前らじゃ、私に勝てナッ!?」


 瞬間、激痛が私の腹部を襲った。

 目を見開くと、エラメスと[略奪者]が私を殴っていた。

 ……ただ殴っただけじゃ……。


「ぐがはっ!」


 止まらず、二人は私を殴り倒す。

 その間に左右から[熱炎]と[爆発者]の攻撃が私を襲い、肉薄してくる。

 これは……マズイ!!!


「シンノウズウゥゥゥ!返せ!!!」


 瞬間、私は光に包まれた。


 私と同時にアルドノイズも、アルファブルームとなった事は知るよしもないが……。

 私は強制的に神ノーズから本来の『神力(しんりょく)』を取り戻し、ここにいた人間どもを薙ぎ払った。


「これからよろしく頼むぞ。エラメス」


 そして私は、エラメスを手に入れた。

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