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超能力という名の呪い  作者: ノーム
一章 [NoS]編
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5話(神サイド) 作戦会議

 「此処で?殺す?まず殺せる力をつけてからエラそーな事言えよ」

俺達は転移中に今回の作戦を決めていた。

転移の能力はただ場所を移動するだけではない。

転移の能力は主に3つ。

一つ目はそのままの通り場所を一瞬で移動する。

二つ目に転移中にだけ限定でテレパシーを使う事が出来る。

一瞬の中でテレパシーってどういう意味じゃいって質問は三つ目で解決する。

三つ目は時間だ。

転移とは異空間を使い目的地へと行く。

異空間とは現実から切り離された別世界。

時間の流れは無いため転移中何時間滞在しても現実では一秒も経ってないって訳だ。

「おっ!良いね面白い」

俺が地面と同化したと確認した瞬間、4番と7番、8番、10番が駆け出した。

作戦はもう立てている。


#


「作戦会議といこうか」

「ああそうだな。まずお前らがこの空間に来るまでに考えておいた事を伝えようと思う」

10番の役目はみんなを目的地へと集合させるだけではなく、作戦を立て、もちろんNoSの一員としてちゃんと戦う。

だから10番が一番このNoSに貢献してくれている。

「まず確信して言える事は始祖は既に逃げている」

「「「「「えっ!」」」」」

みんなハモった。

もちろん俺も。

「そういう事なら私達の役目は6番の回収か…?」

8番がみんなが思っている事を聞いた。

確かに俺達は今さっきまで戦っていた。

俺と3番、6番、9番、10番でニューヨークの当然の大量発生した下級悪魔狩り。

4番と7番、8番はアスファスノカミ研究会からの派遣者と戦っていた。

5番は基本的に回復専門なので神の近くで今も多分待機しているのだろう。

2番は…分からない。

神から何も伝えられていないから多分2番も何かと戦ってたりしているのだろうけど。

「いや、多分6番の死体は回収する事は出来ないだろう。というかもうないだろう」

「器か…」

確かに6番は一時的な器には持ってこいだな…。

十分に強いからな。

「じゃー作戦は?」

8番が10番に質問した。

「まず、説明といこう。俺達の敵はかつての9番、山崎智也だ。奴の能力は[操作]。だが、今の智也の能力はそれだけではない。3番から奪った[吸収]、それと6番から奪った[無重力]もあると考えていいだろう。そうなるとかなり強い。多分だが幹部クラスはあるかもしれん」

「厄介だなそれは。しかもまさか9番だなんてな…。今でも信じらんねぇよ…」

7番が呟いた。

確か9番と1番コイツが仲良かったからな…。

「では、作戦内容を話す。まず俺と4番、7番、8番で智也に突然する。俺とお前らなら何かしらの突然の対応だって出来る。で、1番には擬態してもらう」

「何に?」

俺は少しでも食べた物の細胞をコピーし、自分の能力として自由に使える様になる能力を持っている。

それが[変化]だ。

「砂に」

「……何故???」

もう一度言おう…。

俺の能力は少しでも食べた…(以下略)能力を持っている。

つまりなりたい物を食べなければならないのだ。

「ああ大丈夫だ。ちゃんと此処に砂がある」

えぇ…。

「いや…、俺砂食べるの?」

「食べてくれ」

俺が渋っていると10番が頭をかきながら。

「お前がやるのは今から砂になってもらい、砂のまま転移する。俺達が攻めている間コソコソして奇襲しろ。まぁそこまで梃摺らないと思うがな」

まぁ確かにこれ食べたらこれから奇襲し放題だ。

「分かった分かった食べればいいんだろ」

そして俺は砂を舐めた。

……じゃりじゃりした…。

「変化 砂」

砂みたいな生命が無い物は全身の細胞を構築しても比較的大丈夫だ。

「それでは戦場に行くぞ。油断だけはするな。[転移]」

9番…お前だけは許さない。

6番を殺した。

絶対にぶっ飛ばす!


まぁ俺奇襲役だが…。

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