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超能力という名の呪い  作者: ノーム
一章 [NoS]編
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4話(神サイド) 火蓋

 ただ今転送中、

の一瞬中。

10番の能力ってめっちゃ凄い!

と毎回思うと同時に10番ってバスとか移動機関乗った事あんのかね?

と思う。

今度聞いてみよって毎回思うんだけど毎回聞き忘れる。

俺達は昔から[始祖]を追っていた。

だが一度も会った事が無かった。

遭遇したNoSの中でも現在の9番以外全員殺されてしまったらしい。

9番も戦ったらしいが、すぐ近くに10番がいたらしく、ギリギリの所で転移で帰還出来たという。

4番と5番の能力も必要としないぐらいの怪我だったらしい。

本当に戦ったのだろうかと神は唸っていた。

神に会う事はいつでもできる訳じゃない。

「器」になればいつでも会えるだろうが…。

神に唯一会えるのは…、


神格会議


だけだ。

さて。

「作戦会議といこうか」


#


ほんの一瞬の転送が終わり、俺達NoS全員が俺がNo.2と戦った近くの街にある砂漠まで来ていた。

因みに何故ニューヨークに砂漠があるのかは、人間が、

否。

超能力者達が好き勝手に能力を使いすぎてしまい、世界が壊れたからである。

超能力は神の加護の一部でも貰えない限りそこまで強い能力者は現れはしないが、問題は量だった。

神が言うからにはこれは当然の事なんだと。

今まで出来なかった事が出来る様になる。

それも超能力なんてファンタジーなものを一生の内に一回も使わない人間なんていないのである。

と。

確かに超能力を使わない人間なんて逆にキワモノだ。

超能力を使わない、

[神仰教 アルファスノカミ研究会]

という宗教があるにはある。

アルファスノカミ研究会はまぁ敵だ。

簡単に言うと神の「器」に選ばれた奴を拉致る。

ヤバイやつらだ。

活動の内容は、

・超能力を使わない

・超能力を研究する

・アルファス様に選ばれた人間を取り調べ、殺害

・お金は強超能力者に支払い、アルファスの基の組織、[NoS]の壊滅命令、悪魔退治(確実さが高い程お金の制約は無い)

・敵対するものの処罰

・アルファスに栄光あれ

という。

えげつないな。

因みにアルファスとは神の事だ。

何故か名前をアルファスノカミ研究会はしっている。

もちろん、神も其奴らを野放しにする訳ではなく、ちゃんとNoSを放っている。

そんな命令を其々がこなしている最中での突然の集合。

当然みんなボロボロの中。

一人、俺達の目の前に見知った顔の馬鹿がいた。

始祖が…、

いない?

やっぱ逃げられたか。

2番も3番も。

6ば…。

そうだった。

6番はもうこの世には…!

だと言うのに6番の死体が無い。

分かってはいたが現実を見て更に怒りを覚える。

だと言うのに、今の俺はものすごく冷静だ。

砂だからか…?

6番を殺した元凶が、

「やあやあみんな!ダイジョブ?ボロボロだけど。ウケるw」

「お前は足止めか。一人で俺達を?」

8番が代表して言った。

「ああ出来るさ。さあ始めよう。デスマーチを!」


「「お前は絶対に此処で殺す」」

8番が9番に言った言葉と俺が9番に気付かれない様に呟いた言葉が重なった。

ああ始めよう。

神にあだなす害虫共の駆除を。



「私もまだまだだな。まさか一人でもこの展開が予想していた人間の若造がいるとは思わなかったよ」

「ああ俺もだな。まさか一人でもちゃんと機能してない「器」で俺の所に来る害虫がいるとは思わなかった」

2番と3番と5番と6番と9番が揃っていないNoSの近くで、

「言ってくれるねぇ。それと生きてたのかよお前」


2番と3番がライン・カーゴイスと軽口をたたき合いながら睨みあっていた。


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