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超能力という名の呪い  作者: ノーム
三章 [FORTHS]編
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41話(神サイド) [FORTHS]の過去①①


「[扉]、完成しました!」


 式神展開とは、一つの世界を構築する[超能力]。

 本来の、神ノーズが定めた[超能力]の種類、技、性能を逸脱しており、凄まじく強い。

 広まったのはつい最近であり、最初に成功したのは永井要である。

 永井要自身が[式神構築]を発表したが、理解しているのはごく少数。

 知っているが、それはどういうものなのかは分からないというのが大多数だろう。

 それくらい、使える者が限られている。

 おそらく[者]級であれば誰もが使えるだろうが、そうでない者は凄まじい才能と生来の[超能力]と能力量が必要だ。

 再度思い出してみると、どれだけ太刀花創弥が珍しい存在だったのかと気付かされる。

 後少し智也達の到着が早かったら……。

 まあ、いい。

 それはともかく、[式神構築]の世界では[扉]がある。

 [扉]は構築者の許可があれば開ける扉であり、抜けると地球に戻る。

 今の俺達の場合は、構築者が既に死んでいるから対象ではないが。

 そのため、[扉]の制作には十分から十五分ほどの時間を有する。


 そして今、俺が[扉]を創れと言ってから、十五分が経った。

 

「撤退だ!祐雅は創弥を担いでこい。智也は[眼]を。俺はこの世界を一気に壊す!」


「は、はい!それはともかく一体何が……?」


「この感じって、まさか……」


 俺達は方針を決め終わると、すぐさま世界から離脱しようとする。

 諸々の準備を終え、祐雅が創弥の死体を担ぎながらこの世界から出ようとする。

 最後に俺が、この世界を壊すため最後に出るため、智也が出てから、俺が出る。

 あの恐怖はなんだったのか……。

 まあ、どうでもいい。

 遭遇しても、今の俺はアルファブルーム。

 そうそう負けない。

 

「では、お先にー」


 そうして、祐雅が出ようとすると……。


「[旧世界]」


 一瞬、時間が止まったような感覚に襲われた。

 ほんの一瞬の瞬きの後……。


「お前が、ダクネスか……」


 いつの間にか、白い世界にいた。

 さっきまで、たくさんの[眼]の付け根みたいなものがあちこちにある気持ち悪い世界にいたが……。


「ああ、こいつがダクネスだ」


 祐雅は、緊張するように言う。

 

「……お前、大丈夫か?」


 気付くと、祐雅の足は白い世界に挟まれていた。

 

「ああ、出ようとした瞬間に[旧世界]が発動されたから、急な世界転換で足が置いていかれたな。……謝罪の一つもないのか?ダクネス」


 祐雅はダクネスを試すように言う。

 よくもまあ足を切断されておいて悲鳴の一つもあげないな感心するが、今は目の前の少女に集中しなければ。


 智也と祐雅が言っていた、神の切り札。

 ダクネス・シェス。


「うん。ごめーんね」


 そう、目の前にいる美少女は可愛く言った。


 

なかなか話が進まない……!アルファブルームさん考えてる事多いからなー。ていうかこの過去編の区切り方が全然分かんない……。宏人とまた会えるのはいつー!?

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