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超能力という名の呪い  作者: ノーム
三章 [FORTHS]編
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38話(神サイド) [FORTHS]の過去⑧


「アルファブルーム!あの神族の七柱、造神[アルファブルーム]か!」


 気付くと、憑依していた女の体は肉塊と化していた。

 まあ、当たり前だ。

 アルファブルームの存在じゃ、専用の[器]レベルじゃないと入りきらんし、まず[器]すら必要ではない。

 神ノーズは大変だろうが、仕方なかろう。

 神ノーズが俺に言った、「自分が死ぬと確信した際には、存在を確立させてやろう。わしを頼るのなら死んでからにしろ」を守っている。

 

「はっ!よく出来た世界だ」


 自分の体が溶けている。

 自分の体が動かない。

 自分の能力の感覚がない。

 まあ、言ったらキリがないが。

 口を開けて話せる以上、完璧ではないらしいが。

 おそらく、[魔眼界]やら[魔眼会]の他にも魔眼なんたらがあるのだろう。

 使われているか、却下されたみたいだが。

 却下って何だよと思うところがあるが、まずこのような世界を他にも使っている奴がいるというのが衝撃的だ。

 人間のバランスがどんどん崩れていっているのが分かる。

 まあ無理だろうが、一度神ノーズに人類の再滅亡再誕生を申請してみようか。

 人間如きが神々はもちろん、上位存在に敵う事は許されない。

 だからこそ、まずはアスファスだ。

 恨みと、ただ単に邪魔という二つの意味で。


「[破眼][殺眼]!」


 創弥は、眼の範囲、己に刻まれた相手の能力の残穢、相手からの殺意という条件が揃った時のみ発動することが許されるはずの[破眼]と、聞いた事のない[眼]を打ってくる。

 [殺眼]。

 おそらく、この世界でのみ発動することができる[眼]だろう。

 能力は分からないが、字面だけでもやばい。

 因みに、[破眼]の条件は揃っていないが、やはりこの世界だからだろう。

 もう、創弥は全ての[眼]を一気に二個使ってき、この世界は状態異常を引き起こす[眼]を無制限に使ってくる。


 ……強すぎる。


 多分だが……この世界の展開、構築や移動条件などは全部あの[魔眼]に関係しているのだろう。

 じゃなきゃ、この世界はおかしい。

 強すぎるからな。

 どうせこの世界は相手に[魔眼]をいくらか当てると展開できるとかそんなとこだろう。


 ……にしても強すぎる。


 これは、まさしく神業だ。


 ……だが、今の俺は本物の神だ。

 今までとは、違う。


「[聖水と猛炎の邂逅(バースホーシャ)][水世界(シァアワー)]」


 俺の右手からは水を纏った炎、左手からは大量の水が溢れ出す。


「……っ!?」


 水世界が、創弥の二つの不可視の[眼]の攻撃をかき消し、創弥すらも襲う。

 [聖水と猛炎の邂逅]も、続けて創弥を襲う。

 

 どうやらこの世界は常に[禁眼]で能力の封印をしているのだろうが……甘いな。

 封印しているのは[超能力]と[呪い]だけだ。

 [神ノミワザ]は、対処外だ。


「神を、舐めるな」


 俺の技が、創弥を襲う。


くっ……どんどん後付けの理由が増えていく……!後々あまり使う予定のない設定ばっかり増えていっていつ伏線?やらを回収すべきか……。まず、なぜアルドノイズは強者と認めた凌駕に対して[バースホーシャ]を使わなかったかを考えなければ……!!!

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