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超能力という名の呪い  作者: ノーム
一章 [NoS]編
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2話(神サイド) 舞台裏

 俺の与えられた番号は6。

別にこの数字は強さを表している訳では無い。

神の「器」として機能する順だ。

一部では強さも関係あると噂されているが…。

とにかくこの世で10 人の人間が番号を与えられ、日々悪魔を狩っているという訳だ。

悪魔を野放しにしてはいけない理由。

それは「器」たる人物と接触させないようにする為だ。

知能の無い下級悪魔は大体の人間を「器」にする事が出来る。

ランクが上がっていく程「器」の機能はしなくなる。

始祖の「器」なんてこの世にいるかどうかも分からない。

「器」にされた人間は体の主導権を握られてしまい、しまいには死んでしまう、

かも知れない。

「器」を手に入れた悪魔の危険度は相当上がる。

始祖がもし「器」を手に入れてしまうと…。

未だに「器」の事ははっきり分からないが、兎に角人々の安全の為、神の「器」として機能する為に悪魔を狩っている。

現在ニューヨーク。

今回の神格会議に俺は行けなかったので5番からの言伝で来ている。

この地に来ているのは日本人の1番とと9番、アメリカ人の俺と3番、韓国人の10番。

特製のイヤホンのお陰でそれぞれの言語で会話できるのがすごくありがたい。

小さな島程発生しやすいのに対し、アメリカで大量発生なんて事例は今まで聞いた事無い。

なんか嫌な予感がしながら。

悪魔を狩り。

悪魔を狩り。

下級悪魔を狩り続けていると…。

[こちら1番。幹部No.2の悪魔と遭遇。戦闘を開始する。]

No.2だと!?

1番は一人で勝てるのか…!?

5番はここら辺にNo.2がいるなんて言ってなかったぞ!

とりあえず

[了…]

と返事をする。

あいつは一度No.2に負けているから嫌がるだろうが…。

応戦するか。

そう思った瞬間ー。

[よお6番っ!こちら9番。3番ぶっ飛ばして今3番のイヤホンで通信してまーす]

[は?オイ一体どう言う事だ!]

[一人で俺の所へ来い。以上だ]

[あ!?オイ9番どう言うこったってんだよ!オイ9番!]

クソ!

一体何が起こってやがる!

行くしかないか。

確か3番と9番は同じ地域の担当だった筈。

そう思った瞬間、

[3番、6番来てくれ頼む!]

なっ…。

やっぱNo.2に1体1で勝てないよな…。

優先順位は…。

「1番だよな…」

1番は今戦っている。

今から1番とNo.2を倒して一緒に9番の所へ行くしかないか…。

[すまない返信遅れた!]



駆ける。

やはり1番はピンチなようだ。

「身体能力アップ中」レベルを引き出す事の出来る薬を飲んではいるが…。

かなり遠い。

間に合え!

「なんで逆方向走ってんのかなー?方向感覚ダイジョブ?」

「なっ!9番…。」

最悪だ…!

ただでさえ急いでんのに!

「今1番がピンチなんだ!後でにしてくれ!というかお前も一緒に来い!」

「知っとるわ。そうなる様に手配してんだからな」

「どう言う意味だ?」

「そんな事はともかく…。お前に質問だ。3番の能力は何でしょー?」

「そんな事…!3番の能力は[吸収]だ。それがどうした…?」

「じゃーその[吸収]と俺の[操作]が合わさればどうなるのでしょう!?」

「は…?」

9番は不適に笑うと…。

「答えは最強。[吸収操作]」

は?

と声をだそうとしたところで…。

俺の体ば9番に吸い込まれる寸前だった!

「[無重力]!」

俺の能力はそのままの意味で俺の周りを無重力にする能力だ。

[吸収]の能力は重力を自分の手に向け、異空間に収納するので、俺の能力とは相性が悪い。

「あっぶねー!ってなんだその能力!?」

本来[吸収]の能力は生物には使えない。

多分[吸収]を[操作]したのだろうが…。

問題はどうやって3番の能力を手に入れた?

そんな俺の内心を見透かした様に…。

「もちろんこの能力は3番を殺して奪った能力だ」

そんな当たり前の事を言う様に言ってきた。

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