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超能力という名の呪い  作者: ノーム
三章 [FORTHS]編
33/301

28話(神サイド) vs[始祖]アルドノイズ⑥


 [怨山迎合]

 夜の山がフィールドになっている世界。

 この場で[呪い]を使うと、その呪いは山に飲み込まれていく。

 そう、使えないのだ。

 この場では、呪いは。

 それは、呪いしか使うことの出来ない悪魔達の天敵の世界だ。

 だが、なぜ、凌駕は最初から使わなかったのか。

 アルドノイズは、呪いはつかえなくとも、[式神]は使えるからだ。

 とても、厄介な。


 *


 世界が構築されていく。

 そしてあっという間に世界(地球)から世界(式神)に飲み込まれる。

 さっきまでの、空中落下していた時の晴天とは真逆で、暗闇の夜だ。

 足を動かせば草の音がし、周りをみると、山に囲まれているのがわかる。

 

 ガサッ。


「[熱炎]!」


「がああああああああああ!」


 草の音が響いた瞬間、凌駕の炎がNo.2を焼いた。

 宏人との戦闘によって腕を2本失っている上に、焼いた。

 熱炎はNo.2を焼くだけでは飽き足らず、したの草木をも巻き込む。

 今回の世界ではそれぞれをバラバラに巻き込んだので、いくらアルドノイズでも凌駕の所に来るのには時間がかかるだろう。

 

「がああああああああああ!」


「チッくしょう……!」


 カオスは泣き、凌駕は舌打ちをしながらも叫んだ。

 このままじゃ、No.2を生捕りにすることが出来ない。

 No.3は生捕りに成功したのだが。

 快の実験は非常に役立つからな。

 

 そんな事を思いながら、焼かれているNo.2を眺めていると、いきなりナタを振り回してきた。

 それを、難なく避ける。

 

 そんな事をしていると。


「ル……あぁ」


 No.2は死んだ。

 なんとも、呆気なかった。

 宏人がこの光景を見たら怒るだろうな、とも思った。


 瞬間。


「や」


 凌駕の背後から、アルドノイズの声がした。

 

「式神顕現……」


 振り返り、アルドノイズと目が合った瞬間、アルドノイズが式神を顕現させようとしていた。


「くっ!」


 必死に止めようとした瞬間。


 No.4が凌駕に懐中電灯の光を当てた。


「……?」


 特に疑問をもたずに、式神を顕現させようとしているアルドノイズに[破矢]を当てようとした瞬間。


「危ない!」


 突然、ライの声が響いた。


「なっ!?」


 振り返ろうとした時、横目に鋭いものが入った。

 それは、本能か、それとも今まで培ってきた反射神経か。

 分からないが……首元に腕を持ってきた瞬間、切断された。


「[地獄]」


「ばかな!」


 凌駕は二重の意味で叫ぶ。

 背後には、自分の影がいた。

 

 今、アルドノイズが式神を顕現させたはずなのに。


 ま、さか……。


「かかった、な」


 アルドノイズも含め、2匹の悪魔が襲いかかってきた。

 No.4は、相変わらず皆に懐中電灯を当てているが。

 この暗闇では、影を作ることができないからである。


 式神顕現は、ブラハだった。


 俺に会う前から、もうすでに、発動されていた。


「……っくしょう」


 とても、腕が痛かった。

ご……語彙力が!!!……ない。とか思わないでくださいお願いします。

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