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超能力という名の呪い  作者: ノーム
二章 [YES]編
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18話(神サイド) vs永井快

避ける。

暗闇から次々と出て来る[魔手]を。

ひたすら避け、回避が間に合わなかった攻撃は[キャンセル]する。

[プラス]の呪いを持っている快の攻撃はものすごく的確だ。

大体避けきれずに[キャンセル]する事になる。

[プラス]の呪いの能力は自分の体や思考、能力までも上げたいものをなんでもプラスする事が出来る。

代償は自分が上げている部分は相手にも反映される事だ。

[魔手]、[プラス]、[式神構築 暗館]を発動している快は強い。

「快!早く[式神]を解除しろ!取り返しのつかない事になる!」

「いやだね。ていうかなんでそんな焦ってんだよ?取り返しのつかない事ってそんな簡単に俺にお前が負けるかよ?」

そういう問題じゃないんだ!

ー今俺達は戦っていながら大声で話している。

舞台は永井快によって創られた[式神構築 暗館]だ。

周りは一切見えない暗闇の中。

術者のアドバンテージは、快が迷いなく暗闇の世界で俺に攻撃する事が出来ている為、おおよそ暗闇でも相手が見えるとかそこら辺だろう。

[式神構築]とは使用する事が出来る人間が少ない為滅茶苦茶強いと思われがちだがそんな事はない。

相手を自分の[式神]の中に入れたところで絶対勝利が確定する事はない。

戦い慣れている奴を巻き込むのならば尚更だ。

俺は快と[パス]を繋いでいる為、この暗闇の世界でも問題なく快と快の攻撃が見えるようになっている。

あくまで快関係のものしか見えないから辺りは真っ暗で何も見えなく、緊張してしまう。

「お前にも話した筈だぞっ!アルドノイズの事を!」

「ああ。だからこそ今発動したんだよ!」

「なっ!んで…」

快は不敵に笑うと。

「お前との[パス]を解除する為、言い換えると…お前を殺す為だ…!川合凌駕」

俺は…言葉を失った。


信頼してた仲間が完全に敵になった瞬間だった。


それと同時にあの悪魔の頂点にたつ、恐ろしいくらいの殺気を込めたアルドノイズの気配を感じた。


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