表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超能力という名の呪い  作者: ノーム
二章 [YES]編
21/301

17話(神サイド) 真実

「なんで神格会議なんかに行くんだよ…」

誰も来ないだろ。

首魁者である神ですらも。

「神は倒さなければいけないからよ!」

池井がいきなり声を大にして言う。

なんで?

ていうかさ…。

「分かったから銃しまってくんない?」

[変化]の能力により大きなものに手を変化させてしまえば銃を対処するのは簡単だが…勢いで吹っ飛ばしてしまう。

流石に協力関係を築けそうな奴を吹っ飛ばしてしまうのは気がひける。

「そうだったわね。ごめんなさい」

池井が俺の首を狙っていた銃を下ろす。

………。

「なんで協力関係をお願いする相手様の首に銃を向けているのか全然分からないんだが…」

「ああー、ごめんなさいね。でもさっき貴方が私の事弱いと思ってたから勢いで強いって証明したくなっちゃって…」

[読心]…恐ろしいな。

「いや今考えればそんな事ないか。凌駕を見る限りお前らって能力いくつも持っている感じだし。お前は[読心]以外になんの能力持ってんの?」

「私達は凌駕みたいにチートしてないわよ。まあ私の自能は[読心]、手に入れたのは[創造]、と[ロック]ぐらいかしら」

手に入れた?

[ロック]?

どういう意味だ…?

俺がそう考え込んで固まっていると。

「どうしたの?」

俺の意識が引き戻される。

「ああすまん。いやな…、手に入れたってどういう事だと思ってさ。あと[ロック]って書くとカタカナじゃん?俺が今まで見てきた能力って大体書くと漢字だったからさ。それで」

すると考え込む様に池井が固まる。

…どうした?

「ああそういう事ね。やっぱりあいつは腹が黒いわね」

いきなり話し始めたかと思えば意味不明な事を呟く。

あいつって誰だ?

「ごめんなさいね…って何回謝ってんの私?まあいいわ教えてあげるわ」

「どっちもか?」

「ええ。どっちも教えてあげるわよ。本来ならあいつ自身が教えるべきなのだろうけどね。じゃあまずは…」

すると池井は口角わ上げ。

「[超能力]と[呪い]についてね」

超能力と…呪い?

呪いってなんだ?

と池井の話しの続きを聞こうとした時。

ドゴッ!

「えっ!?」

「うお!」

いきなり床が揺れる。

それも不定期に何回も。

これは…誰かが戦っている音なのか?

「まずいわね。多分智也辺りが暴れているんだと私は思うのだけれど…」

「そうだな…。俺もそう思うよ」

俺は呆れる。

いまだに暴れるとはな。

…だが待て。

あいつはアルドノイズを人質にとられているはずじゃ…。

…………………。

まあいいか。

「行かないの?」

「ああ。どうでもいいしな。それよりも俺はお前の話しが聞きたい」

「そうね。じゃあ私もいいわ。今、話しましょう。[超能力]と[呪い]について…、超能力という名の呪いを」


話しを聞いた後には分かる。

池井の言う[あいつ]とは…。


[神] アスファスの事だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ