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超能力という名の呪い  作者: ノーム
二章 [YES]編
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16話(神サイド) 一方

 美味しい美味しい。

実に美味しい。

私は今クンネルと一緒にいくつものお皿の上にあるありとあらゆる果物を食べていた。

もう太る事とか忘れてめっちゃ食べる。

「こんなに美味しい果物初めて今食べてるんですけど!」

「ああ。確かにものすごく美味しいな。これ程の物を地下で作っていると言うものだから大したものだな!」

…誰が作ってるの?

まあいいや。

私もう考えないって二回も決めてきたし。

でもなんか神様と離れてから「?(はてなまーく)」がすごい浮かび上がるんだよねー。

なんでだろ?

…嫌な事しか思い付かない。

例えば神様が非人道的な手段で私達を手に入れたり強くしたり?

私達はスカウトされたんじゃなく実は拐われた身?

とか。

食べながら色々考える。

考えるのやめるっていったって、私達みんな神様にスカウトされる前までの記憶がないからあやしーんだよね。

あやしすぎるんだよねー。

…ほんとに神様なのかな?

それよりも今食べてる…。

「特にこの林檎が好き!」

「私はこの桃?というやつが好きだ!」

確かに桃もさっき食べたけど美味しかったね。

もう今度こそ神様については考えない!

なぜだか頭が痛くなってきてくるからね!

今は果物だー!

二人が同じタイミングであーんと食べようとした時。

ドゴ!

いきなり床がものすごく揺れた。

「「ぶ!」」

二人共顔に其々食べようとしていた林檎と桃がぶち当たった。

「何が起きたの…?」

顔が林檎塗れになりながらクンネルの方を見るとやっぱりクンネルの顔は桃でどろどろになっていた。

「まさか…智也が起きて暴れているんじゃ…!」

「確かに…!私達お腹破ってきちゃったし!」

そりゃあ怒るよね…。

「行くか…?」

「行こっか…。そして逝かないように謝ろっか…。」

死にたくないなぁ…。


長い廊下を歩く。

「今更疑問に思ったのだが…何故私達は智也の腹から出てきたのだ?」

ほんとに今更ね…。

「もう私考える事諦めた…。なんか神様と離れてからなんか疑問符がいっぱい浮かび上がってきてキミ悪いし。」

「神…ね」

私達が話しながら歩いていると長い廊下が終わり、来た時のリビングらしき部屋の扉の前に来た。

…来てしまった。

…なんか部屋の中で戦っているような音が聞こえるけど私の気のせいだねこれは。

「開けるぞ…?」

「…どうぞ?」

嫌だけどね?

しかも智也は[NoS]の[6番]ことカーゴイス君を殺した張本人だし…。

だけど今は仲間みたいだからね。

…謝るしかないか。

ー扉をクンネルが開ける。

「ああそうだな!だが俺一人で充分だ!行ってくるぞ![式神侵入]!」

「そう」

「まあいいか」

…嘘でしょ?

部屋ボロボロなんですけど。

なんかナイン君呆けてるし。

そしていきなり羽村君消えるし。

確かにここの食べ物はすごく美味しい。

…ここにいるといつか死にそうだけれども。

「ん?」

「あ」

巫女と華が私達に気づく。

「いたんだー」

「こここういう事たまにあるんですよね…」

…やっぱやめていいかな?

どうもおひさしぶりこうろぎです。そういえば一昨日[カミサマの復讐]が終わりました。やっと終わりました。何故でしょうか?読み返してみてもなんやこれ?としか思わないのは。まあそんな事はともかく[ちょうのろ(超能力という名の呪い別ルート)]が完結した次の日にカミ復も終わりました。どちらも最後のエピローグ、終話は現在に書いたものです。ちょっと報告が遅くなってしまいましたがなんやかんやで[カミサマの復讐]は終わりです。…この作品を含めみたことある人はいるのか?と思いますが…。引き続きこの作品はよろしくお願いします!

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