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超能力という名の呪い  作者: ノーム
二章 [YES]編
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12話(神サイド) 脱出

 えぇ…。

8番さん…。

いくらなんでも食べちゃっていいの?

[吸収]の能力の塊を…。

「確かに[吸収]の能力は奪えるだろうけどさー。衛星的に…」

「そんな事言ってる場合じゃないでしょ。早く此処から抜け出す為には多少の犠牲は覚悟のつもりでやんなきゃ死ぬよ?」

そうですけど…。

なんか私って異様に「…」が多い気がする…。

「でも取り込んだから何か出来るって訳じゃなくない?だって[吸収]だよ?」

「ああ。智也が取り込んだのが[吸収]でほんと良かったよ。これが逆に[操作]とかだったら更に難易度上がっていたけど」

「えっ!どうやって?」

「此処から抜け出す条件は[吸収]と勇気と根性だ」

…この人不思議パワーとか勇気とか根性とか理論性がない言葉ばっかり使ってる気がする。

脳筋…なのかな?

いやでもクリスタル状のダイヤモンドみたいな物([吸収])の説明はちゃんとしてたしただ天然なだけかな?

「その勇気と根性を何に使ったら脱出出来るの?」

「私が考えた作戦はもう既に実行している。あと少し待て」

どういう意味…?

「実行したって…。あと少しってどのくらい?」

「もうだ」

もう?

すると…。

パリーン!!!

いきなりパーリンと大音量でこの異空間に響いた。

びくっ!

ってした。

「びっくりして声も出なかった…。今の何?」

すると突然この空間が割れる。

「この異空間が壊れた音だ」

え?

「っていうか8番は何をしたの?」

8番は不適に笑うと。

「ただ[吸収]を飲み込んで私の能力としただけ。それは山崎智也から[吸収]を奪ったとも言えるな」



「次はこっちの自己紹介の番だな。俺は新野凪。よろしくは別にしなくていい」

俺達が此処に来た時からずっと寝っ転がっている男が自己紹介してきた。

なんかムカつく奴だと思った。

「あたしは永井美琴。巫女って呼んでー」

金髪のショートカットの女の名前は永井美琴。

俺は別に巫女とは呼ばない。

ていうかなんで巫女なんだよ。

「私は長野華。あの…よろしくお願いします」

黒髪の長髪といった日本人特有の外見のかなり可愛い方だと思う女が長野華。

気弱そうだな。

「俺は羽村雫。よろしくな!」

髪をかきあげながら言う体がごつくうざそうなイケメンの陽キャが羽村雫。

「羽村雫って…あの全国王者戦で優勝したあの…!」

ストフが驚いた様に雫に話しかける。

「ああ。その人だよ」

それに目の下にクマがあるヒョロく、決して顔は良いとは言えない男が答える。

「ああー俺永井快。巫女と同じ苗字だから名前で呼べ」

その後に思い出したかの様に自己紹介した。

コイツは…人を殺している様な雰囲気をしている…。

何故かそう感じた。

永井快…。

要注意人物だな。

「私は池井瑠衣。貴方…と貴方。後でお話ししましょう」

最後に自己紹介した奴が俺と智也を見て命令してきた。

疑問形ではないところがムカつくところである。

にしても何故俺と智也…?

隣りの智也を見…。

ようとした瞬間、

「がはぁあ!」

智也の体が痙攣し、腰が後ろに回り、腹が裂けた。

その腹からは臓器などが飛び出している。

そして智也はそのまま床に倒れた。

…は?

その惨状はとてもグロく、華なんて泡を吹いて白目を向く。

他のみんなは呆然とする中…。

「きゃー!!!なになになになに!?独断で行動しないでよ8番っ!」

「すまないすまないすまない!!!まさかこんな事になるとは!」

智也の腹の中きら4番こと北岡飛鳥と8番ことクンネルが飛び出してきた。

先に言っておくがクンネルは黒人の16歳の少女である。

女である。

そんな事はさて置き。

…どういう状況?

みんなそう思った。

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