表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超能力という名の呪い  作者: ノーム
二章 [YES]編
15/301

11話(神サイド) 吸収空間

「もう一度言うわ。ここ何処よ」

「もう一度言うがおそらく吸収の能力によって造られた異空間だろうな」

 私達は山崎智也とかいうクソ野郎のせいで吸収によって造られた異空間の中にいた。

vs(元)9番戦で「えっ…嘘…!」って言った4番こと北岡飛鳥と、「やられたな」ってカッコつけてた女の8番ことクンネル。

いくらなんでも男口調過ぎる。

もっとなんかこう…女の子が出来ないのかな…とつくづく思う。

「ねえ…私達はどうやったら此処から出れるのかな…」

「さあ?不思議パワーとかでいつかはでられるんじゃない?」

いや不思議パワーって何よ…って突っ込みそうになったけど今大事な事を思い出した!

「そういえば7番と10番はなんでいないの???もう消化されたとか???」

「物騒な事言うなお前。7番はおそらく[強運]の能力で変な方向とか飛んでって回避。10番は咄嗟の[転移]だろうな…」

「[転移]っていちいちずるい…。しかも[強運]つよくない?」

「ああそうだな。ただ体の再生が早いだけの私達と違ってな」

もうほんとに男と一緒にいる気分なんです

けど…。

ていうか…。

「今ふと思ったんだけどさ。体の再生が早い私達だからこそ今この空間で生きてられているんじゃないの?」

「そうだろうな。多分私達は[吸収]の際に体をバラバラにされただろうし。だからこそ[吸収]されてからどれくらいたっているのかが非常に気になるところだ」

「ばらばら…」

それにしてもみんなは無事智也を倒す事ができたのかな…?

疑問と不安ばっかり押し寄せてくる。

「みんなは無事かな…?」

「1番がいれば大丈夫だろう。それよりも…私達も全然無事ではない。一度の疑問はどうして此処に酸素があるのかだが…。食糧をどうするかだ」

「食糧…ね」

此処には何もない…。

酸素ぐらいしか…。

ってあれは?

「ねえ…。あれなんだろ?」

「ん?」

私が指差した所にはクリスタル状のダイヤモンドみたいな物が一つ落ちていた。

何だろうか…。

8番がそれを拾う。

「これは…[吸収]!?」

拾った瞬間8番が叫ぶ。

吸収…?

「どうしたの?」

「いや…。これを拾った途端に頭の中に[吸収]という文字が…。まさか!」

さっきから一人で驚いてばっかりだけど大丈夫かな…?

「これだ!9番の能力が増えた理由が分かったぞ!まず能力者である私達の体の中にはこれ同様のクリスタルがある!」

なんか興奮し始めた…。

「…つまりどういう意味?」

「つまりだな…!体のどこかにあるこのクリスタルを他者から奪い取り、食べたりなどなんらかの方法により自分の体の中に入れ、定着させる事により、他者の能力を獲得出来るという事だっ!」

8番が興奮しながら私に説明する。

[吸収]使いと言えば…!

「じゃあ3番は智也に体のどこかを貫かれて能力を奪われたって事!?」

「そういう事になるな…。だからこそ智也は絶対に倒さなければいけない…!」

しばらく二人共沈黙する。

「3番は…無事かな?」

「あいつは強いからな。多分だが大丈夫だろう。…と思いたいが…」

そう。

強い3番が負けたからこそ元9番である山崎智也が不気味に思えてくる。

名前は普通なのに…。

「じゃあ私達は早く此処から抜け出して[NoS]のみんなと戦わないとね!」

「まあおそらくもう終わっているだろうが…。その通りだな」

8番はもう一度クリスタル状のダイヤモンドみたいな物改め[吸収]を見つめると。

「その為にはこれが鍵だな」

[吸収]を飲み込んだ。

…嘘でしょ?

「嘘でしょ!」

この度[ちょうのろ(超能力という名の呪い別ルート)]が完結しました。これは果たして完結と言うのだろうか?と思いましたが多分完結です。ちょうのろの続きはこちらで。ちょうのろを見なくてもここでちょうのろよりも面白くちょうのろを再投稿します。引き続き[超能力という名の呪い]をよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ