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超能力という名の呪い  作者: ノーム
二章 [YES]編
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第2章[YES] 8話(神サイド) 準備

 「転移」

本来ならナンの能力な筈の[転移]を凌駕が使う。

智也を倒す為に来た砂漠(セイク砂漠)に現在居るのは俺(向井宏人)、川合凌駕、山崎智也、そして今凌駕の[転移]によってライ・クルシュ、ニューマン・エーデン、クリストフ・ナイン、チャン・ナンが此処に来た。

エーデンが居る事で、ナンの腹の穴が塞がったのは分かるが何故エーデンが此処にいるのか?

もしかしたら最初から凌駕達とグルだったのではと考えたが様子を見た感じ凌駕とクルシュが話し出す時異様にビクビクしていたりと(クルシュは凌駕の言葉に肯定しかしてなく、全然喋ってないが)明らかに俺達と同様、ついさっき脅されたり何かしらの事があったりして此処に連れて来られたのだと思う。

総勢7名。

それぞれの能力は。

・向井宏人 [変化]


・川合凌駕 [蘇生]、[転移]、[触手?]他?


・ライ・クルシュ [吸収?]他?


・ニューマン・エーデン [再生命]他?


・クリストフ・ナイン [強運]


・山崎智也 [操作]、[吸収]、[再生?]、(吸収操作)他?


・チャン・ナン [転移?]


だ。

今の俺は分かっていない事が多過ぎると思った。

エーデンの事情が分からない以上、エーデンの能力もまだ分かってない物があるかも知れない。

「宏人との約束の通り[強運]と元[転移]の二人は殺さず仲間に引き入れてやろう。よろしくな、ストフ、ナンチャン」

「よろしく?」

クリストフ・ナイン改めストフがそう流される様に言葉を返した。

「よろしくだと?ふざけるな。1番、7番は本当にコイツらとよろしくできるのか?私達は殺されかけてるし、実際に殺されてしまった奴もいるというのに?」

「なんだと?勘違いされてもらっては困る。俺らは別に殺…」

「ナン、[NoS]は終わった。だから番号で呼ぶな。それに俺だって好きでコイツらとよろしくなんてしてない。俺だってコイツらを殺しはしたいが殺せない。しかもお前らと俺自身という人質もとられている以上、よろしく以外ありえねぇだろ?」

俺は凌駕の言葉を遮り、ナンに意見した。

「まぁ今はそんなんでいいよ。だけど裏ぎんのはやめとけ。ぶっ殺すぞ」

凌駕さも当然のように放った言葉がクルシュを除く俺達の背筋を凍らせた。

今までクルシュの事は性格が固い勿体ない美人だなとしか思った事がなかったが、凌駕と共に俺達の前に出て来たときから得体の知らない別の誰かの様に思えてしまう。

「俺もアルドノイズを人質にとられている以上反論する気はさらさらねえがな」

「賢明ね」

今初めてクルシュが喋った。

そういえばコイツは声が可愛い。

「よしっ!じゃー行くぞ。俺が作った俺達の[YES]の所へ!いいな?」

「えー」(エーデン)

「殺されない?」(ストフ)

「腹は括った」(ナン)

「いいぜ」(智也)

「はい」(クルシュ)

俺は唾を飲み込んで。

「拒否権はないんだろ?」

凌駕は口角を上げ不適に笑うと。

「転移」

俺達は光に包まれた。


#


「そういえば今日って新しい奴来るんじゃなかったっけ?」

「複数だとよ。それも全員男」

「えぇー。男の比率がどんどん上がる…」

「いいじゃん。私居るし」

「3人って…少なくない?…しかもクルシュさん全然しゃべんないし…」

「いや4人だしw」

「あの子ってカウントする?」

「するする」

「はぁー生意気じゃない奴らだと良いな……って来たな」


そこには5人の男女が喋り合い、一人の男が寝ていた。

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