プロローグ(悪魔サイド) 神話の終結(カケラ)
死ぬとは…。
こういう事をいうんだな。
冷静にそう思った。
自分の腹を見る。
その腹から手が伸びて…。
隙間から血が溢れる。
後ろを見ると。
*****も倒れている。
いや、死んでるか。
段々と五感が消えていく。
恐怖を感じてないって事は自分の力をそれだけ信じてるって事なのかな?
空を見上げる。
血の色だ。
自分の目が血に塗られているだけか。
そして、前を見た。
「やっと終わったかな?」
「まだだけど…。もう終わるよ。長い長い、戦いが」
「いや、違うね。もう終わったさ。後は手を抜くだけで勝手に死…」
「式神展開 奈落底園」
エネルギーが足りない?
なら、生命力をフルに使えばいいじゃない。
何故か自分が高揚しているのが分かる。
アドレナリンとかでてるのかな?
「何をやって…!死ぬぞ!?いいのか?」
地獄を広げた。
地面がかち割れ…。
私は…、私達は落ち、
「うん。最初からこのつもり!舞台は次のステージだ!」
私は可愛く言ってやった。
それにしても…。
「地割れか。この前よりも大規模だけど…、懐かしいね。凌駕、今から私も行く…」
そう、呟いた。
瞬間ー。
私は死んだ。
*
「はいはい食べ物ちゃんといれた?いれ忘れたバカは3日食わせねぇからなー」
「ペナルティが酷すぎる!」
「ねぇ食べ物いる?倉橋の能力使うから一瞬じゃん」
「おい先輩ぬけとるぞ後輩よ」
「そんな事よりさっさとやって」
「後で覚えてろよ?ひん剥くぞ?後でってこの戦いが終わったらって事だからな?」
「はいはいはいはい。分かった分かった」
「はい×4+分かった×2」
「きーんちょーかーん!緊張感を持てぇー!死ぬかもしれんのだぞぉぉお!」
「じゃ、お願いしますね?倉橋先」
「輩まで言えよ輩まで。でも少しは成長したな。
作成×転移=対象場 元、育成学校手前」
最後まで緊張感がなかったけど…。これが私達だ。
んじゃ、最後は決めてやろうかな。
「絶対に生きてここに帰ってこようね!」
「「「「「応!」」」」」
こんな事を言ったけど…。
私の作成は帰れない事前提だ。
だけど…。
帰れたら、いいな。
どうもこんにちはこうろぎです。このお話はノベルバから移転したものとなります。一生懸命頑張って書きますんでよろしくお願いします!このサイトにて[ちょうのろ(超能力という名の呪い別ルート)、(完結済み)]、[ハグレ異世界転移]、[死者と生者のスパイコンビ]、[カミサマの復讐]を連載中。そちらも是非ぜひ。