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番外編.3 ある大魔導士と、弟子の会話
<破壊神編>
「なあリティア。
どんなに欲しいと思っても、手に入らないものを前にした時、人はどうすると思う?
いっそのこと何もかも壊して、誰のものにもならぬようにと願うのではないかな」
「一日10名様限定プリンが買えなかったからって、魔法で店をぶっ壊した言い訳がそれですか、お師匠様」
***
<最終戦争編>
「男には争いを避けて通れぬ時があるものだ。
そして私はいついかなる時も、逃げ隠れはせん」
「あのね、お師匠様。
良い歳して子供と張り合っちゃ駄目なんですよ。
でね、本気でやって負けてたらもっと駄目なんですよ。
……じゃんけん」
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<特技編>
「必殺技?
回し蹴りと、アッパーかな。最近投げ技も習得したが」
「お師匠様、魔法使いですよね?」
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<恋愛編>
「リティア、魔法制御できるようになったか試してやるから、ちょっとキスさせろ」
「それ結構な変態発言だって、そろそろ気づいて下さいね、お師匠様!!(真っ赤)」
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