第5話
誤字、脱字があったら遠慮無く御指摘してくださいm(_ _)m
私は今走っている。
生きる為、生き延びる為に。
林の中を私は走る、ひたすら走る。
「ハァハァハァハァハァハァ」
止まってはいけない。
止まったらそこにあるのは明確な『死』のみ、だから私は止まれない、いや、私は生きたいから止まらない。
「ハァハァハァハァハァハァハァハァ」
止まらない、絶対止まれない。
「あっ」
だが、木の根に足が引っ掛かってしまい転けてしまった。
そんな私に待っている物は絶望と死のみ。
「し、死にたくない、絶対に死にたくない」
私は走りだそうとした、だが、遅かった。
私の足が掴まれてしまった。
私を喰おうと追い続けて来た『鬼』によって
「ぐふふふふ、やっと捕まえたぞ、小娘め、手こずらせやがって」
「いや、やめて、いや、嫌ぁぁぁー」
「どう足掻いたってお前は喰われるんだよ」
鬼は私にそう言い放つと、嬉しそうな表情になり私のもう片方の足を掴んだ。
この鬼は私の足を裂いて喰うつもりだとわかった。
鬼が私の足を掴んでいる手に力をいれ足を引き裂こうとした時、鬼の目に何かが当たった
「ぐわぁぁ、誰だ俺の目に何かを当てた奴は、俺の前に出てこい、八つ裂きにしてやる」
「せっかくしゅぎょうがおわっておウチに帰えれると思ったのにいやになっちゃいます」
私は驚いた、もう時刻は午後7時ぐらいの暗い林に人が居るとは思わなかった、しかも幼稚園児の様に小さい子供だなんて思いもしなかった。
鬼も同じように驚いていた様で、手から力が抜けていた。
私はすかさず掴まれてい両脚に力を込め思い切り蹴り上げた。
上手い具合に、蹴り上げた足が鬼の顎に当たり、鬼の手が足から離れた。
私は鬼から距離を取り、少年を見る。
少年も私を見た、そして喋りかけてきた。
「これからどうしますか」
私は困惑した。どう返事をしたら良いのかよく分からない。
すると、少年も私の困惑しているのがわかったようで、質問を2択にしてくれた。
「にげますか、たたかいますか?」
「に、逃げて追いつかれたら戦います」
小さいのにしっかりしているな~、と思いながら鬼の方を見た。
鬼は怒っていた、その様子はまるで火山が噴火した様だった。
「クソガアァァァ、このクズ共ガァ、捻り潰してやるぅこの小童あぁ」
すると、突然空から声が聞こえた。
「待てい、己と相手の力量の差も分からぬか馬鹿物が」
声の主を見てみると、そこには、人間の成人男性ぐらいの背の小さい鬼がいた。
鬼とは普通、3m~5mぐらいの大きさなのだが、この鬼は2mも無いぐらいの背の高さなのだ。
だが、その鬼からは、自分にとって圧倒的な強さを持っている事をその身体から放たれるプレッシャーが物語っていた。
「その小童は儂が殺る。お前はそこの猫又の小娘を殺れ」
「分かったぜ、お頭」
「儂の名は茨木童子、儂の野望を成す為お主には死んで貰う」
こうして、少年と茨木童子による闘いの火蓋が切って落とされた。
次回・ついに戦闘描写を書きます。
初めてなので至らない所だらけだと思いますが、よろしくお願いしますm(_ _)m
皆様、こんな作品を読んでくださって有難うございます。
もう望む物は何もありませ・・・・た、高望みするならメッセージが欲しいかな~何て思ったり思わなかったり。
こんな作者ですがこれからもヨロシクです(^ー^)ノ




