Xmas番外編
ネタバレありです(>_<)
Xmas番外編 ~野郎共の宴~
初めましてこんにちは、僕の名前は村中悠悟と申します。
しがない高校2年生です。
あと1~2話したら出て来ると思います。
ですが、クリスマスイブの僕達を見てもらいたくて予定よりも早めに登場してしまいました。
まあ、前置きはこの位にしてそろそろ語りましょうか。
僕達のクリスマスパーティの話を。
野郎共の宴の話を。
.....
クリスマス、それはカップルや子ども達、いや、日本人のほとんどが楽しみにしている行事だ。
子ども達はサンタさんのプレゼントに心踊らせ、カップル達は甘々としたムードの中、あんな事やこんな事をしているのかもしれない。
僕は、彼女居ない歴=年齢の人間だ。
僕は世の中の甘々な奴らとは違うのだよ、奴らとは。
ちくしょう、カップルなんて不純な物は僕には必要なんて無い。
深夜、サンタさんがプレゼントをあげようとベッドへ向かうと、ベッドではあっはんうっふんな事が行われているのかもしれ無い。
そして、サンタさんは見なかったふりをして帰ってゆくのだ。
サンタ業界では「サンタさんは見た!」などと言う題名で話題の中心に上がるだろう。
おっと、話が逸れてしまったようだ。
兎に角、僕達のクリスマスは野郎共の宴となる事は決定済みだった。
そして今、僕は友達の家の前に来ている。
ピーンポーン
僕がベルを鳴らすと直ぐに中から「入って来い」と声がした。
「お邪魔しま~す」
僕は友達の部屋へと向かう。
「メリークリスマス」
友達の部屋へ入っての僕の第一声がこの言葉だった。
「お~う、メリクリ~」
「プレゼント持って来たか~」
「メリークリスマス」
「おっす、悠悟」
「悠悟、メリークリスマス」
「こんにちは」
「こんにちは」
上から順に、田中勇大、井筒竜田、鳥居陽平、三葉紫音、安井太一、岡崎知宏、白岩照。
田中は僕と同じ新聞部で2年生、井筒と鳥居と三葉は中学からの友達で同じく2年生、安井、岡崎、白岩は僕達の後輩だ。
因みにパーティ会場は鳥居の家だ。
「おっしゃあ、クリスマスパーティの始まりだ」
「「「いぇーい」」」
まず、僕がコー○・コーラの1.5ℓのペットボトルを思いっきり振る。
「よっしゃー、いくぞ~」
僕が合図と共にコー○の蓋を開ける。当然のようにペットボトルからコー○が噴き出した。
「いやっふぅ~」
噴き出したコー○が僕の顔にかかる。
『メリークリスマス』
パーティの始まりだ。
「みんな持ってきたプレゼントを出せ」
井筒の掛け声により各々がプレゼントを取り出す。
「よし、スマブ○で勝った順にプレゼントを選んでいこうぜ」
「賛成」
僕達は全員で8人居る。
4人で2組のメンバーを作る。
2位までの人が決勝戦に出る権利が与えられ、残りの3位から下のメンバーはそのメンバーで4~8を争うと言うルールで始める。
「今回はマジで優勝狙うよ」
僕がそう言うと、井筒も負けじと
「俺もマジで優勝するし」
と、優勝宣言をしてきた。
結果は黄色い電気鼠を使った僕が勝った。
2位は白岩で、3位が井筒、4位が鳥居だった。
最初に僕と井筒が手を組んで戦い、鳥居を撃破し次に鳥居と戦って残機がなくなって居た井筒が白岩に撃破された。最後は白岩を撃破し僕が優勝した。
「よっしゃ~、優勝したぜ」
僕はプレゼントを物色する。
僕の目に井筒が持ってきた包み紙に入ったプレゼントが映った。
「中は何が入ってるんだ」
僕が井筒に問い掛けると井筒は
「CDが入ってるんや」
と言った。
「何のCD」
僕が聞くと、井筒が「内緒や」と言ってきた。
井筒は大のアニメ好きで、凄いオタクだから僕はアニソンだと思った。
「じゃあ竜田のプレゼントにするは」
僕は早速竜田のプレゼントを開けた。
中から出てきたのは当然アニソン、かと思いきや、ミカンレンジのロコローシ○ンとブラス○ーと言うユニットの曲だった。
「アニソンじゃない!!」
僕が驚愕の声を上げると井筒は
「やっぱりアニソンやと思ったか」
くそ、掛けられた。
僕は悔しく思いながらもプレゼントを受け取った。
因みに僕からのプレゼントは知恵の輪だった。形はナインクロスとエンドレスクロスだ。
鳥居が僕のプレゼントを貰っていた。
プレゼント交換も終わったところで僕達はお菓子を食べ始めた。
だが、お菓子を食べるだけのクリスマスなんて楽しくない。
みんなが暇だと言い始めた。
すると井筒が「野球しようぜ」と、みんなに言った。
「異議なし」
みんなが外に出て野球のチーム別けをする。
チーム別けの結果こんなチームになった。
僕、竜田、紫音、安井VS鳥居、白岩、田中、岡崎。
4人VS4人のチームで戦った。
結果は3ー0で僕達が負けた。
鳥居がホームランを打って塁に出ていた2人と鳥居がホームへ帰り3点も決められ、コントロール音痴な井筒がピッチャーをした事によりフォアボールが続出、ぼろ負けだった。
外も暗くなり始め鳥居の家の中へと戻る。
その後はゲームをしたり山手線ゲームをして遊んだ。
「そろそろ6時やし帰るか」
井筒がみんなに御開き宣言をする。
「そやな、そろそろ帰るか」
僕達のクリスマスパーティ、野郎共の宴はこうして幕を閉じた。
クリスマスと言う事で急遽番外編をかいてみました\(^o^)/
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