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妖姫  作者: あほ
第一章~酒呑の鬼達~
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第14話

side夕凪


「ちょっ、ちょっと待ってよ」

私は???と鬼童丸に声をかけるが2人は茨木童子に攻撃を仕掛けにいってしまった。

「なんで私がこんなに大量の鬼達を相手にしなきゃいけないのよ」

私が文句を言っている間に暴走した鬼達に囲まれてしまった。

「ブヒヒヒヒ、シネ」

ドォンッ

「ちょっ、ちょっと待ってったら」

だが、当然の様に、暴走した鬼達は聞く耳を

持たない。

「シねシネシネシねシネシネシネシネシネ」

ドドドドドドドオォォォォン

私は飛んできた鬼火を全て避ける。

厄介な事に、暴走した鬼は周りにめちゃくちゃに鬼火を放っているので迂闊に近寄れないのだ。

だが、めちゃくちゃに鬼火を放っていると当然の様に私をとり囲んでいる鬼達にも攻撃が当たり同士討ちが起こる。

「ちょこまかと小娘が」

理性が残っている鬼が冷静に攻撃を仕掛けて来る。

ブゥン

「ハッ」

パキンッ

私の霊璧が殴られて割れる。

「シねぇ」

防いだ側から暴走した鬼達に攻撃を浴びせられる。

ドオンッ ドォオンッ

「くっ」

ガンッ パキンッ ガキンッ パリィンッ

「さっさとくたばれ小娘」

「そ、そんなのお断り、っよ」

私は霊気を纏った足で鬼に回し蹴りを放つ。

ドムッ

周りの鬼達を巻き込んで飛んで行く鬼、私の足は霊力により強化されているので鬼を吹き飛ばす程の脚力が出たのだ。

だが、私は鬼を吹き飛ばした事で油断をしていた、その僅かな隙を鬼達は見逃さなかった。

「グハハハハ、シネェ」

「し、しまっ」

ガキィン バキンッ

私は辛うじて鬼の拳を体に霊璧を張る事によって防ぐが衝撃までは防ぎきれず、地面に倒れこんでしまう。

「終わりだぁ、小娘ぇ」

しかし、鬼の振り上げた拳は私に当たる事はなかった。

私は目の前で起こったことが信じられなかった。

鬼の首が無かったのだ、いや、正確には鉤爪で綺麗に斬り落とされていた。

「旦那様の為ならば、私は火水も厭わない、旦那様の大切な御友人を傷つける事は許しません」

私を救った人は鈴さんだった。

「鈴さん!どうやってここに来たんですか?家には熊谷くんと奈穂が居るはず」

「大丈夫、ちゃんと眠らして来たから」

どうせ気絶させて来たんだろうな、などと思っていると鬼達が鬼火を放って来た。

だが、その鬼火は何かに防がれる。

「ヒーローは遅れて来るもんだろ」

???さんだった。

「旦那様の為にも早く終わらせましょう」

「俺が居ればこんな鬼達なんて一瞬で肉の塊に変えてやるぜ」

「早く安部君を助けに行かなきゃ」

三人で鬼達に攻撃を仕掛ける。

私と???さんは一対一で手間取っているのに鈴さんは一瞬で鬼達の首を刈り取って行く。

鬼達は断末魔を上げる暇もなく首を刈り取られて行った。

鬼達はあっという間に全滅する。

「百鬼夜行も案外脆いのねぇ」

そう事も無げに呟く鈴さんは返り血を浴びて赤かったが、何故か美しく見えた。


side涼太


俺は夜天童子の攻撃を防ぎながら、隙をついて霊気の塊、霊気弾を夜天童子に放っている。

「グガアァァァァア」

「ちぃっ、くらえ」

ボォンッ

「どんだけタフなんだよこのクソ鬼」

俺は夜天童子のタフさに愚痴をこぼす。

「グガァ」

ブゥン ガキッ

「はっ」

ドゴォンッ

「ふっ」

ガキンッ ガツンっ バリィ

「ちっ、埒があかねえな」

だが、天の神は俺に味方をしたようだ。

茨木童子が鬼童丸に弾き飛ばされた童子切りが俺の足元に落ちていた。

「この童子切りが取れれば終わらせられる」

そして、丁度鬼達を倒し終えた夕凪達が援護に来た。

「安部君、大丈夫」

「あぁ、援護を頼む」

俺は夕凪が霊璧で夜天童子の攻撃を防いでいる間に童子切りを拾い上げる。

「旦那様」

見ると、鈴が夜天童子の右腕に鉤爪を刺し込み夜天童子の動きを止めて居る所だった。

「くらえ、夜天童子」

俺は夜天童子の首に一閃を放つ。

ズシャァ

夜天童子の首が斬り落とされ、俺達の戦いは終わった。


どうも、作者です(=´∀`)人(´∀`=)

テストなどで書けなくて一ヶ月間も空けてしまってすいませんでしたm(_ _)m

これからもこの小説をよろしくお願いします(^人^)

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