第10話
午後9時...
「ふぅ~、食った食った」
「はぁ~、お前は食い過ぎだ熊」
「美味しかった~」
「ご馳走になりました」
今、俺達はご飯を食べ終わり、リビングでごろごろしている。
「お、スマブ●Xじゃん!みんなでやろうぜ」
「良いですね、私は家でお兄ちゃんと何時もバトリまくってけっこう腕に自信んがあるんですよ」
夕凪が目を輝かせながら言う。
「私はゲームをした事が余りないので、自信は無いです」
奈穂は夕凪とは逆に、自信無さ気に言う。
「俺は遠慮しとく」
俺はさりげなく断る。
「涼太、お前に拒否権は無い」
強制的に熊にやらされる事になった。
「いや、マジで無理なんだよ」
「よし、早速やるか」
熊がディスクをセットし出す。
俺の意見は完全に無視される。
読み込みが完了し、ゲームが始まった。
午後11時...
意外にも奈穂が上手く、俺が一番弱い。
「涼太、お前ゲームは本当に弱いな」
「うるせーな、昔からゲームだけはどうしても苦手なんだよ」
「ゲームなんて何年もしていなかったので、自信は無かったのですが、涼太さんには勝てましたね!」
奈穂が嬉しそうに自慢をしてくる。
「でも、2時間もゲームをし続けていると目が疲れましたね」
夕凪がテレビのチャンネルを変えながら言う。
そんなほのぼのとした時間は唐突に終わりを告げる。
異変に気付けたのは俺と夕凪のみ。
異変とは、まず霊力を近くに感じた事から始まった。
次に、その霊力が俺の神社に入り、その後を沢山の妖気が霊力の元を追うように神社に入って来る。
ドーンドドン ドゴンッ
鳴り響く轟音《ごうおん》、この音により、
熊と奈穂が外の異変に気付く。
「熊と奈穂は家から絶対に出るなよ」
熊と奈穂にそう言い残し、夕凪と共に家から飛び出した。
そして、俺と夕凪は神社の光景に絶句した。
神社には、百を超える程の、鬼、鬼、鬼。
そして、その鬼達にたったの一人だけで戦う青年がいた。
その青年の右腕は、血が滴り落ち既に使い物にならなくなっていた。
青年に向かって鬼達が一斉に鬼火を飛ばす。
たが、その攻撃を青年は霊璧で防ぎきる。
防いだのは良かったのだが、防ぐ時に問題があった。
その問題とは、中二病的なセリフを叫ぶ事だ。
「A○フィールド全開」
痛い、めちゃくちゃ痛い、痛すぎるほどだ。
俺と夕凪はその光景を無言で見つめついた。
side???
「糞、いくらなんでも多過ぎんだろ」
俺は道を走りながら悪態をつく。
今の状況は非常に悪い。
百鬼夜行に追いかけられていて、右腕が使えない状況が良い訳が無い。
「待て~小童」
「へっ、待てと言われて待つ奴は余程の馬鹿か、お人好しぐらいしか居ねーよ」
お、神社発見、しかも防音の結界まで貼ってやがる。
俺は百鬼夜行と戦う為に神社へ入る。
すまん、神主さん。
俺は心の中で、神社の神主さんに謝罪する。
神社へ入ったのは良いがどう戦うかは考えていなかった。
そうこうしていると、何時のまにか鬼達に囲まれてしまった。
そして、鬼火の一斉射撃が始まる。
「○Tフィールド全開」
俺はエヴ●のセリフを叫びながら、霊璧を俺の周りに隙間なく張り巡らす。
全弾を防ぎ切った所で男女二人の人がいる事に気付く。
二人からは霊力を感じる。
だが、その二人は、俺の方を無言で見つめてくる。
そして、ふと頭の中に、あるセリフが浮かび上がる。
「お、俺の右腕の悪魔が疼き出した」
ふふ、決まった、決まったぞ俺。
ギュウゥー
ついつい俺は右腕を強く握ってしまう。
「痛ってえぇぇー」
見ず知らずの二人から、呆れた様な視線を浴びせられる。
「こいつらを殺るのを手伝ってくれねえか」
俺は、見ず知らずの二人に頼む。
すると、男の方が俺に言葉を投げかける。
「言われなくても加勢するつもりだ」
こうして、俺達の長い夜は始まった。
こんにちは、作者です♪(´ε` )
今回も内容が短くてすいませんorz
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