煮詰まる
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イ~ッヒッヒッヒ! ィイ~ッヒッヒッヒ!
魔女と言えばやっぱりぐつぐつ煮え立った大釜ですよね。
まあ私男なんで、とりあえず大釜でカレー煮てますが。
さて今回は「煮詰まる」についてです。
煮詰まる。
読んで字の如く煮詰まったわけですが、皆さん、これどういう意味で使ってますか?
議論を尽くした結果、行き詰ってしまった状態?
いえいえ、それ実は誤用なんです。
考えてもみて下さい。例えば貴方がジャムを作っていたとしましょう。
何のジャムですかって? じゃあイチゴにでもしましょうかね。
私イチゴ嫌いなので食べませんが。
味が嫌いなんですよね……理解された事一度もないですけど。悲しい。
貴方が鍋蓋を開けて一言。
「お、そろそろ煮詰まって来たな~」
さて、どんな状態を想像しますか?
そろそろ完成かなって、そんな状況を想像しませんか?
え、ジャムなんて作った事が無いって?
なんと奇遇な!
私もです。
そうなんです。煮詰まるって、そろそろ完成しそうだなって状態を言うんです。
なので会議なんかで誰かが「煮詰まって来たなー」って言った場合、十分検討されて結論が出そうだって、そんな意味になるんですよ。
誤用の「行き詰った」は割とネガティブな意味ですが、本来の意味は「結論が出そうだ」と全くの真逆。
ポジティブな意味なんですね。
なぜネガティブな意味になってしまったのかは不明ですが、この意味、実のところかなり普及しているようで、辞書によっては載っている場合があるらしいです。
つまりポジティブかネガティブかは文脈で判断しろという事。なぜ真逆の意味になってしまったのか……。
現実の会話なら相手の態度で分かろうものですが、文だと分かりづらい時もありそうですよね。
まったく困ったもんです。
もし皆さんが「煮詰まる」を小説で使おうと思った時、どっちの意味か明確に分かるようにしておかないと、状況によっては読者様が混乱する事になるかもしれません。
なので面倒だなと思ったら、そもそも使わないのも一つの手かもしれませんね。
さてそろそろカレーが煮詰まってきましたかね。
ボンカレーはどう作っても美味いのだ。
かの無免許天才外科医が言うのだから間違いありません。
まあ私ボンカレー食べた事ないんですけど。
拙者ボンカレー大好き侍、ボンカレーの美味さを啓蒙致す! って方は美味しいかどうか、感想でこっそりと教えて下さいでござる。
あくまでもこっそりと。
お願いします。
あっちょんぶりけ!




