うわっ…私の――、長すぎ…?
評価 モヤる度★★★☆☆ ブラバ率★☆☆☆☆
全然違う話からスタートしてすみませんが、このタイトルの元ネタ、調べてみたらもう十五年くらい前のネタなんですね。
十代だと知らない方の方が多そう……。もしかしたらこのタイトルを見ても、何のこっちゃと思う方がいるかもしれません。
最悪モヤる点すら分からんって事にもなりかねないので、まずは軽く説明からいきましょう。
今回は小説でよく見る「――」についてです。
これ、ちゃんと名前があって、「ダーシ」もしくは「ダッシュ」と言います。
「ダッシュ」を変換するとちゃんと出てきますよ。試してみて下さい。
で、このダッシュを二つ繋げて「――」として使用するのが基本的な使い方なんですが、ダッシュでない記号を使っている方が結構いらっしゃいます。
私が確認できた限りでは、伸ばす棒として使われる長音記号や、「マイナス」を変換して使っているケースがあるようです。
でもそれ、分かる方にはばれますよ。私も見つけてニヤニヤしてます。
ニヤニヤと言っても可愛い教授でも何でも無くって、ただの変な奴なのが悲しい所なんですけど。
まあとにかくですね、違う記号を使うとどう見えるのか、実際に書いてみたいと思います。
長音記号だと「ーー」。
マイナスを変換してだと「--」。
ダッシュは「――」。
ね? 比べてみると明らかに違うでしょう?
私みたいな変な奴にニヤニヤされたくない! という方は、これを機会に是非覚えて帰って下さいね。
それにこのお方結構使い勝手が良くって、使い方が分かるとかなり重宝するんですよ。
――え? 一体どう使うのかって?
このようにちょっと間を入れたい時や、
「ふっ、こんな風に臨場感を演出したい時に使うのさ――」
と言った感じで、ちょっとした雰囲気を出したい時にピッタリなんです。
他にも、地の文の途中に説明を入れたい時――こんな時ですね――なんかにも使えますよ。
色んな所に使える「―」。使えると表現力もアップします。
なので使い方を覚えるとあちこちに使いたくなるかも知れません。
が、ちょっと待って下さい。
先程私は言いましたよね。「―」は二つ繋げて使うのが基本なのだと。
これ、なんか奇数はダメらしいんで繋げる数は偶数になるんですけど、基本が二つというだけで、別に四つ繋げても六つ繋げても良いんです。
しかしですね。
世の中には何にでも程度と言うものがあるんです。
以下例文です。
「あのね……私、ずっと思っていたの。貴方、ダッシュを並べ過ぎだって」
――――――――――――――――――え?
友人の突然の告白に、私は思わず絶句した。
いや、長すぎてこっちが絶句するわ。
どんだけ絶句してるんだよって、私の中でツッコミの嵐です。
非常にショックを受けた事を表したいんでしょうけど、だからと言って欲張りすぎるとモヤりの道への第一歩。
少ないより多い方が良いでしょ! と安易に並べ過ぎると、クドさが100%でアキラも100%です。
基本は二つ、どうしてもという時は四つ。そのくらいにしておくのが良いんじゃないかな、と私は思います。
ここまで読んで下さった皆さんはどう思いますか。
長すぎる「――」は非常にモヤると感じませんか―――――――――――――?




