第三話 【能力分析】#3
「大丈夫ですか?」
声掛けてるところにまた、一枚の紙が落ちてくる。素早く拾いに行くと思った通り、カードだった。今回のは、縁の色ところが青色で、描かれている虫は、オオクワガタのカードだった。カブトムシは緑色だった。触れてみると、オオクワガタが出てきた。手に乗っかると、威嚇せずに手の上にいる。懐かれたぽい?ここで精霊が、
「君のこの能力は、君が想像したその虫と同じ力を使うことができるよ。」
「カブトムシの角を想像すれば、角が生えるってこと?」
「そう言うこと。角はあまりおすすめしないけどね。角を剣に見立てて、カブトムシ型の剣を出してそれで戦う事もできるって感じかな。」
なるほど。この能力は虫に抵抗がなく、それに虫のことをよく知っている人にしか使えない。僕にピッタリの能力だ。
「ただし一日に使える虫の能力の量は六匹までだよ。」
ここで能力について疑問をぶつける。
「能力の重複?併用はできるの?」
「六匹までなら同時に使うことできるよ。ただし、その日は使えなくなちゃう。」
「それと、縁の色はランクを表してるよ。進化させたり、神化させると縁の色が変わるよ。ちなみに、緑色は、ランク的には、比較的下の方になるよ。」
「もう一つ質問、クールタイムとかはどのくらいなの?」
「一応、0時になったらリセットされるよ。あと、ランクによって持続継続時間も変わってくるよ。」
「あとさ、俺の身体能力ってあがっているの?」
「多分上がっていると思うよ。一度組み立てて作って意識を憑依させているわけだからね。見た目が変わっていないのは、神様の君への配慮だと思うよ。」
「神様も配慮してくれているのか。」
「だって、外見変えたら多分気持ち的に変な気分になると思うよ。」
疑問をぶつける。
「ランクって上がってどうなるの?」
「ランクが上がると、能力や継続時間が長くなったり、強くなったりするよ。魔力量とかその生き物のサイズでも少しだけ時間が長くなったり短くなったりするよ。」
「ランクって上げることできるの?」
「ランクを上げることはできるよ!せっかくだし、やってみようか。」
「そんなに簡単にできちゃうものなの?」
「すぐにできるよ。それに、僕だっていつもでも君のそばにいるわけには行かない。さっさと教えて早く天界に戻るんだ。」
「なんかごめん。」
「別にいいよ。神と司書様のお願いだしね。」
「ししょ?」
「気にしないで。じゃあ早速やろう。」
とりあえず、言われるように出していたオオクワちゃん達をカードに戻した。
「まず、説明からするね。さっきいった、進化はその後もやることができる。神化、例外はあるけども基本的いはそこで成長できなくなる。」
「神化は特異的進化って感じ?」
「そうだね。進化は、いって回数の仕様や練度によって進化していくけど、神化は、正直タイミングはわからない。一つわかることはそれをやらないと死に近くなるということだけ。死が近づいて時に断片的に神の力を得る感じかな。」
「死の間際の覚醒。火事場の馬鹿力的な?」
「まあそんな感じだね。ほら話していないで、さっさとやろう。」
「はいよ」
「今回は、最初だからすぐに進化できるようにしてあるよ。」
「ゲームのチュートリアルかよ。」
「そうだよ。異世界のチュートリアルだよ。ほんとになんでこんなにめんどくさいスキルにしたんだか。神様は。」
たしかに、説明の必要なスキルってのはめんどくさいものがあるけど。でも、これに関してはないとおれがこの世界で生きていけないから仕方ない。
「やり方は簡単。進化、神化できるときにカードにそこそこ多めの魔力を注ぐだけ。そうすると。」
言われた通りにやっていた。カードが光ってからすぐに消えた。そしたら、カードの縁が青になっていた。
「はい。終わり。じゃあ、次はカードのランクを下からいっていくね。」
これで、カブトムシ、オオクワガタの二枚が青色になった。
「じゃあ、下から。白、灰、緑、青、黄、橙、赤、紫、桃、銀、金、黒、虹。そして、緑のカードの状態で神化を使うと、橙。青の状態で神化すると紫。金の状態で神化で黒。黒で神化して、虹。になる感じ。」
「最後は、連続で神化をしないといけないってわけね。これ、同時に神化の条件を踏む可能性はあるの?」
「そういう、状況があれば全然あると思う。神化を、するとそのカードはもう一度使用できるようになる。だから、当分先になるだろうけど、黒のカードを六枚使った日に死ぬ間際、神化を六枚同時にすると、その日だけは全部で十二枚使える。ただし、最初に使った六枚が神化したときにのみだから、他のカードを使うことはできない。」
「その日のピンチに対しては連続で使い続けられるのか。」
「それに、多少の前後はあるけど、虹の状態なら平均3時間使うことができる。」
「ランク上がるとそんなにも長い時間使えるのか。」
「でも、その分その頃の敵は、3時間程度戦っても終わらない可能性があるってこと。」
「逆に考えるとそういうことにもなるのか。これ、神化させたら進化できないんだよね?」
「そうだよ。」
「だとしたら、神化させたくなかったら神化せないって選択肢はあるのよね?」
「そうに決まってるでしょ。これは、神化してこれはしないみたいなこともできるけど、戦闘中にそんなことをする暇がるのかはわからないけどね。」
これは、戦闘中の思考力がとても考えさせられるな。
「これから、街に行くだろうからゆっておくと、君の力はスキルに分類される。そして君の力には、レベルが存在する。この世界では、レベルのあるスキルは限りなく少ない。なんなら、ないかもしれない。だから、だから注意するのだ。」
「レベル?レベルは上がるのか?」
「そりゃあ、上がるでしょう。逆に上がらないレベルを見たことがあるのか?」
「た、たぶんない、かな?」
「だろ?君のレベルは魔物を倒した量や魔物の強さ。とか、筋トレとかしたときに発生する肉体改造とかでレベルが上ったりもする。結構、いろいろなもので上がるから楽しいと思うよ。」
そんなに簡単にレベルが上がるとは思えないけど、特訓とか討伐でレベルが上がるのはRPGみたいで楽しそうだな。そういう系のゲームやったことないけど。見える形で強くなれるのは気持ちを保つ意味でもうまくやっていけそうだな。
「レベルが上がると、生き物の性格や特徴がカードで見れるようになったり、擬似的な会話できたりするようになるよ。」
「へぇ〜会話ができるのか。それはちょっと嬉しいかも。」
「あとは、ランクが橙以上になると、奥義が使えるようになるよ!これはね、一日一回。スキル全体で一日一回。神化しても増えない。増やす方法は、スキルレベルを100にすることのみ。奥義は、カード一つ一つに存在する最高火力。なんとなく全体攻撃や範囲攻撃、連続攻撃。の他に、全体バフ、全体回復、魔力の全回復とか色々のものが存在する。」
「奥義か。めちゃめちゃ強そうだけど、魔力消費とかとても多そうだな。疲労のたまり方もすごそう。」
「まあ、多少のデメリットはあるけど、それもレベルが上がるごとに減っていったりするし、疲労に関しても結構すぐに回復する一時的なものだからね。でも逆に奥義を使ってやりきれなかったときに大変なことになるからね。そこのとこは気をつけてね。」
「奥義っていうほどのものだからそりゃあ、デメリットがやばいのはわかるかな。動けなくなるかでもないのは助かるかな?これって、ランクが高いほうが魔力消費は増えるの?」
「逆かな。ランクが上がれば魔力消費も減ってゆく。」
「なるほど。基本的にランクはどんどん上げたほうがいい感じなのか。」
「そうだね。多分話す必要がありそうなのは、こんなものかな。まだ、言う内容があればそのたびに降臨するから。なので、わたしはさよならとさせてもらいます。」
一回転してから地面を蹴って真上に飛んでいってしまった。




