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私の隣の幽霊サポーター  作者: 白い黒猫


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6/6

明治安田Jリーグ百年構想リーグが始まりました

年も改まり、Jリーグにとって特別なリーグが始まった。

今年は、Jリーグにとって特別な年である。


従来の2月開幕・秋閉幕の春秋制は廃止され、

8月開幕・翌年5月閉幕の「秋春制」へ正式に移行する。

その移行期間となる半年間を利用し、

明治安田Jリーグ百年構想リーグが開催されることになった。


各カテゴリーでチームを東西に分けて戦い、順位を決め、

最後は上位チーム同士で決着をつける方式。

しかも、優勝チームにはACLEへの出場権が与えられる。

昨年、ACLE決勝まで進みながら優勝を逃したチームを応援している身としては、

否が応でも気持ちが高まる大会である。


……が。

私にとって、もう一つ気になることがありました。


それは、隣の席がどうなるのか、ということです。

幽霊サポーターは、この特別な年にこそ現れるのでしょうか。

百年構想リーグと26-27シーズンを合わせた1.5シーズン分なのに、

なぜか価格はほぼ2倍。

それでも更新するのか、それとも手放すのか。


もし手放されたなら……

一つ挟んで隣だった友人が、奥様の観戦復帰に伴う再抽選で、

この席に戻ってくる可能性もあります。


そんなことを考えながら迎えた、ドキドキの開幕・第一節。

その日は雪が降りしきる極寒でした。


極暖インナーを上下に着込み、ダウンジャケットに帽子、あったかマフラーで完全防備。

覚悟を決めてスタジアムへ向かいました。


すると、私の隣に二人組の男性がやってきたではないですか。

思わず心臓が跳ねました。

もしシーズンチケットの方なら、これから一年半、ご近所同士になる関係です。

挨拶してみると、シーズンチケットではないとのこと。

「いつもは激アツゾーンで見ているけれど、今日は先輩と一緒なのでこの席を取った」と話してくれました。


……ということは。

今日は隣も、その隣も来ないのだろうか。

二つの席は、誰のものなのか分からないままです。


そう思っていたところ、壮年の男性がやってきて、戸惑うようにその席を見つめています。

どうやら、二人組が座っていた席の本来の持ち主のようでした。


結果として、二人組は一つブロックを間違えていただけ。

後から来た男性がシーズンチケットの利用者で、私の隣ではなく、一つ空けた隣の席に腰を下ろしました。


幽霊サポーターでは、なかったようです。

どうやら、その男性と、かつて友達だった「一つ空けた隣の人」が入れ替わった形らしい。


……では、幽霊さんはどうなったのでしょうか。


更新手続きをしたのか。

それとも席がバラバラに売れ、たまたま今日は誰も来なかっただけなのか。


実際、この雪で観戦を断念した友人もいました。

泣く泣く来られなかった、という可能性も十分にある天候でした。


結局、私の隣の席が誰のものなのかは、今回も分からずじまいです。


次節はアウェイ。

次のホームは2月21日。


私の隣の席には、誰が座るのでしょうか。

試合と同じくらい、楽しみにしています。

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