表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/3

1 漫画世界

俺は、漫画をつくることが仕事だ。


失敗すると…処分される。


…俺には幼い頃から、人の頭の上に文字が見える。


その文字は、漫画世界の〇〇って書いてありまして。


俺は漫画世界のギャグ漫画のツッコミ兼少女漫画のイケメン先輩兼探偵漫画の助手兼…ってあるんだか…


多すぎるんだよ…邪魔だ。


カメラマン「はーい!スタートまで三、ニ、一!」


[バゴーン!]


直斗「はぁ…またか」


[プルルル、プルルル、ピ]


直斗「怪人だろ?現場にいる。早く来い」


[ピ]


直斗「はぁ…やるしかねぇ、か」


[タッタッタッタ]


怪人「桜日稔よ!俺に殺されたくないのなら、常荷勝利を殺せ!」


直斗「大事な相棒を…裏切るものか!」


怪人「では…自分の手で殺すまで!」


[シュバッ!]


直斗「くっ…なかなか…やるな」


怪人「ふっふっふ…これで終わりだ!」


勝利「まてー!俺の大事な相棒に手を出すなー!」


直斗「勝利!」


怪人「ようやく来たな!さあ、俺に殺され…」


勝利「必殺…ビクトリー!フィースト!」


怪人「グハッ!」


直斗「勝利…助かった」


勝利「稔…無事で…よかった」


直斗「よし!OKでーす!」


勝利「ありがとうございましたー!」


怪人「お疲れ様でーす!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

直斗「次は…チッあの少女漫画か…けど、これ今回で終わりだな」


とっとと行くか

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

直斗「お前をあいつが愛さないなら、俺が代わりにお前を愛してやる。だから安心しろ」


[パシッ!]


祐二「夏原先輩、穂乃果に触らないでください!俺は…穂乃果を愛しています!」


穂乃果「ゆうくん…!」


直斗「はっ、そうかい。じゃあお二人とも、お幸せに」


穂乃果「はいしゅーりょー!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

やまなみ「どうもー!やまなみだよー!」


直斗「やまなみ先生…ってことはまさか…」


やまなみ「わかってるとは思うけど、BLだよ⭐︎」


直斗「…サブで?」


やまなみ「もちろんメインキャラ!」


直斗「どのポジですか…?」


やまなみ「主人公の幼馴染役!」


直斗「あー…当て馬か」


やまなみ「やっぱさ…私はクールイケメン系幼馴染が当て馬なのが好きなの!」


直斗「それでか…もうやまなみ先生の作品でそのキャラやるの5回目ですよ…」


やまなみ「3回は違ったじゃん!」


直斗「にしても半分以上それじゃないすか…」


やまなみ「じゃあ台本はそのスマホに入れとくから把握しといてね!じゃあよろしく!バイバーイ!」


直斗「…はい」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


直斗「チッ。ようやくあのクソ漫画の出演終わって祭斗と一緒にいられると思ったのに…ん?これ…あの人は光属性しか描かないはずなのに…これバリバリの闇属性じゃないか…」


この感じ…ホールド先生?けど何か違うような…


直斗「…」


何か引っ掛かるな…


 直斗「怪しさの極み…だな」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ